春先と秋に旬を迎えるあさり。旨味がたっぷりで洋食にも和食にも合う身近な食材です。あまり日持ちするイメージがないので、冷凍できないかと考えたことはありませんか?

そこで今回は、あさりは冷凍できるのかどうか、冷凍する際はどんな方法が良いのかをご紹介します。

あさりは冷凍できるの?

あさりは、殻付きの状態であれば冷凍することで2〜3週間日持ちさせることができます。

冷蔵のままだと2〜3日ほどしか日持ちしないので、冷凍することで保存期限をかなり延ばすことができますよ。

さらに、生のまま冷凍することで旨味成分がアップするというメリットも。あさりがたくさん手に入ったら、積極的に冷凍しておきたいですね。

あさりの冷凍方法は?

あさり

あさりを冷凍するときは、殻付きのまま、まず砂抜きをしましょう。

そのあとできるだけ空気に触れないように冷凍することで、旨味を逃さず美味しく保存できますよ。

砂抜きをする

冷凍する前にしっかり砂抜きをしておくことが大切です。

あさりの砂抜きに関しては、下記の記事を参考にしてみてくださいね。

密閉できる保存袋に入れる

砂抜きしたあさりは、ペーパータオルなどでしっかり水気を拭き取ります。そのあと、ジッパー付き袋などに重ならないように入れ、空気を抜いて密閉します。

あさりを冷凍するときのポイント

あさり かご

あさりに限らず、食材を冷凍するときはなるべく短時間で凍らせるのがポイント。急速冷凍することで品質を落とさず保存できます。

袋に入れる際はできるだけ厚みを出さないようにして、アルミやステンレスのバットの上に載せると早く凍らせることができますよ。

あさりは冷凍のまま調理がおすすめ

あさり クラムチャウダー

冷凍したあさりを調理する際は、自然解凍せずに必ず凍ったまま使いましょう。解凍してしまうと、加熱しても殻が開かなくなってしまうので注意してください。

汁物はもちろん、蒸し料理やパスタなどに使う際も冷凍したままでOK。冷凍庫から出してそのまま使えるので便利ですよ。

あさりのむき身や汁も冷凍できる?

あさり むき身

あさりは、加熱して殻をむいた状態でも冷凍することが可能です。むき身のあさりは、殻付きと同じく冷凍庫で2〜3週間ほど日持ちします。

炊き込みご飯やクラムチャウダーなど、殻なしで使う料理に重宝しますよ。

あさりのむき身の冷凍方法

砂抜きしたあさりをフライパンなどで酒蒸しにし、粗熱が取れたら殻をはずします。

小分けにしてラップに包み、保存袋に入れて冷凍しましょう。

あさりの汁も冷凍できる!

加熱したときにでたあさりの汁には、旨味成分がいっぱい。捨てずにだし汁として使うのがおすすめです。

製氷機やシリコンカップなどに入れて冷凍保存すれば、こちらも2〜3週間ほど日持ちしますよ。

あさりを冷凍してカンタン&美味しく食べよう!

あさり 酒蒸し

お味噌汁やチャウダー、酒蒸しやパスタなど、調理法の幅が広く食卓で大活躍してくれるあさり。

正しい方法で冷凍しておけば、いつでもさっと使えて便利ですよ。旨味もアップしていいことづくしなので、ぜひあさりの冷凍を試してみてくださいね。