マグロやサーモン、イカなどの刺身は、生食ならではのおいしさが味わえますね。しかし、魚介類の刺身は消費期限が短いものが多いため、保存方法に気を付けなければいけません。

そこで今回は、刺身の消費期限や長持ちさせるコツをご紹介します。

刺身の消費期限はどれくらい?

刺身 さく

刺身は常温保存には向いていないため、冷蔵または冷凍で保存します。

冷蔵保存した刺身は当日中に食べるのが基本です。スーパーで販売されている刺身は消費期限が記入されているケースが多いので、期限表示を確認しましょう。

冷凍保存の消費期限は2〜3週間が目安ですが、冷凍前の鮮度によって左右されます。冷凍するまでに時間が掛かってしまうと菌が繁殖しやすいので注意しましょう。

刺身の消費期限は種類ごとに違う!

鯛 タイ 魚 刺身 さばき方

一口に刺身と言っても、魚の種類によって消費期限が違います。

【魚の種類ごとの消費期限】
●マグロやブリ、シマアジなど…およそ2〜3日
●ハマチやカツオ、サーモン、フグなど…およそ1〜2日
●頭足類のイカやタコ…およそ1〜2日

マグロのように脂が多くのっている魚は、ほかと比べると消費期限が長い傾向にあります。サンマやサバ、イワシなどの青魚は食中毒を起こしやすいので、早めに食べ切りましょう。

1日ほど冷蔵室で寝かせると栄養素が増える魚もあります。ヒラメのような白身魚は、締めてから6時間置いておけば「グルタミン酸」と呼ばれる栄養素が増加する性質があります。

刺身を保存するときは、魚の種類も考慮して保存期間を決めてくださいね。

刺身の消費期限内でも傷んでいるものは食べないで

刺身 サーモン

生魚は腐りやすい食べ物なので、消費期限以内だとしても腐敗していたら食べないようにしましょう。ちなみに、以下のような状態は腐敗している可能性があります。

・刺身が変色している
・カビが生えている
・水分が抜けてパサついている
・生臭い匂いが強すぎる
・酸っぱい匂いがする
・腐敗臭がする など

見た目やニオイに問題がなくても、苦味や酸味を感じたら飲み込まないようにしましょう。

調理していないのにねっとりしている場合もすでに傷んでしまっている証拠。とくに気温が高い夏は傷みやすいので注意してくださいね。

刺身の消費期限を長くするコツは?

ポイント 電球 チェック

新鮮な刺身を選ぶ

水揚げしてから日が経っている魚は、傷んでしまうのが早いので、なるべく新鮮な魚を選ぶのも長持ちさせるポイント。購入する前に刺身にツヤがあるかチェックしましょう。

イカや白身魚などは透明感が高いがどうかを確認してくださいね。

刺身漬けにする

保存するときに刺身が傷まないか心配な人は、「刺身漬け」を作ってみても◎。

みりんや酒、醤油を入れて漬けておく方法で、調味料に漬けることで腐りにくくなります。生臭さが気になるときにもおすすめですよ。

消費期限は刺身の鮮度によりますが、翌日までに食べ切ってしまうのが安心です。

刺身は正しく保存して消費期限を長くしよう

刺身 醤油 漬け

刺身は魚の種類によって消費期限が変わります。常温だと腐敗しやすいため、なるべく早く冷蔵室または冷凍室へ入れるようにしてくださいね。

傷みやすい食べ物なので鮮度が高いうちに食べ切りましょう。加熱調理して殺菌してからおいしく食べてもいいですね。