刺身は日本の伝統的な食べ物。しかし、生物なので保存方法に悩む方も多いですよね。

そこで今回は、刺身を長持ちさせるためにはどんな方法があるのか、冷凍の保存方法をご紹介します。

刺身を長持ちさせるなら冷凍保存が◎

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刺身を日持ちさせたいときは冷凍保存がおすすめ。

冷蔵保存した刺身の消費期限は当日中がほとんどですが、新鮮な状態かつ正しい方法で冷凍保存すると2〜3週間ほど日持ちします。ただし傷みやすい食材なので、保存期間が長い場合は生で使うのは控えましょう。

細かく切ってしまうと酸化が早いため、すぐに食べられないときは刺身になっていない状態の魚を買うと◎。ただし流通過程で時間が経ってしまっているものは傷みやすいので、避けたほうがいいですよ。

消費期限はあくまで目安なので、刺身が腐敗していないか確認してから調理してくださいね。

刺身を冷凍保存するときのコツは?

刺し身 冷凍 注意

刺身の賞味期限をより長くしたいときは、次の2点を試してみましょう。

ドリップ処理をする

刺身は、冷凍室に入れる前に「ドリップ処理」をします。ドリップとは、刺身から出る透明の水分のこと。キッチンペーパーでしっかり拭き取ってから保存しましょう。

乾燥対策をする

刺身は乾燥に弱いので、新しいキッチンペーパーで刺身を包んで、上からラップを被せて乾燥対策をしましょう。空気に触れないようにひと手間かけると、刺身の風味が落ちにくいですよ。

刺身は味付けして冷凍しても◎

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味付けして保存するには、「刺身漬けで保存する方法」と「昆布締めで保存する方法」の2通りがあります。用途にあわせて使い分けてくださいね。

刺身漬けで保存する方法

ドリップ処理をして刺身の水分をキッチンペーパーで拭き取ったら、保存用袋に刺身と酒、醤油を入れ保存します。解凍したときに海鮮丼にして食べるとおいしいですよ。保存する過程で調味料が刺身に染み込むので、時短料理にもなりますね。

昆布締めで保存する方法

刺身に塩をまぶして30分ほど待ち、水分を拭き取ってから昆布で挟みます。ラップで崩れないように包んだら、保存用袋に入れましょう。

とくにブリやタイ、ヒラメなどの白身魚におすすめの保存方法です。昆布の風味が刺身に移って、味わい深くなりますよ。

刺身は冷凍しておいしく長持ちさせよう

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刺身は新鮮なうちに生で食べるのがおいしいですが、すぐに食べきれないときは冷凍保存して長持ちさせられますよ。

魚の種類によっては刺身漬けや昆布締めなど保存方法を変えてみるのもおすすめ。正しく刺身を保存しておいしく食べてくださいね。