玉ねぎは、煮たり炒めたりと多様に使えるからこそ常にストックしておきたいもの。冷蔵庫の限られたスペースを使うよりも、常温で保存できたらうれしいですよね。
そこで今回は、玉ねぎは常温保存ができるのか、またその方法などを紹介します。
もくじ
玉ねぎの保存は「常温」が基本!
常温保存とは、直射日光の当たらない多湿ではない場所に置くこと。
玉ねぎは、湿気に弱く、明るい場所におくと発芽する性質があるので、常温保存が適しているんですよ。一般的な野菜のように、湿度が高くなる冷蔵庫での保存には向いていません。
玉ねぎの常温保存|基本の手順は?
玉ねぎは適した環境で保存すれば、2ヶ月ほど持つといわれています。玉ねぎを長持ちさせる常温保存の方法は2通りあるので、順番に紹介します。
① 日陰で吊るして保存
1つ目の方法は吊るして保存する方法です。風通しがよく日が当たらない場所に吊るしましょう。
ネットやストッキングなどに入れると、通気性をキープしながら置いておけますよ。
② かごやダンボールに入れて保存
吊るす場所がなかなかない、なんて人も多いですよね。そんなときは、風通しのいい場所にかごを置いて保存しましょう。
かごがない場合は、ダンボールでも大丈夫。湿度や温度を一定に保てるよう玉ねぎを新聞紙で1つずつ包んでから置いてくださいね。
なるべくすき間を作ってより風通しよく置いておくと長持ちしますよ。
玉ねぎを常温保存|長持ちさせるコツは?
玉ねぎを常温保存でなるべく長持ちさせたい場合は、以下のポイントに気をつけてくださいね。
① 湿度の低い日陰に置く
玉ねぎは湿気に弱い野菜なので、風通しのいい場所に置くなどの対策が必須。
また明るい場所に置くと成長が促進され味や風味が落ちてしまうので、日陰などの暗い場所に置くようにしましょう。
② りんごと一緒に保存しない
りんごはエチレンガスを出していて、玉ねぎの成長を促進させます。
おいしくなくなってしまうので、一緒に保存しないように気をつけてくださいね。
③ 腐ったものは早めに取り出す
玉ねぎを正しく保存していても、なかには腐り始めるものもあります。
玉ねぎの腐ってきた部分はほかに伝染してしまうので、発見したら放置せずすぐに取り出しましょう。
玉ねぎの常温保存|カット後の常温保存はNG
使いかけの玉ねぎを常温保存するのはNG。使いかけのものは、ラップで切り口を覆って乾燥しないようにしてから冷蔵庫で保存します。
あまり日持ちしないので、早めに食べるようにしてくださいね。
また薄切りやみじん切りなどは冷凍もできます。正しく保存すれば1ヶ月ほど日持ちしますよ。
玉ねぎの常温保存|夏の常温には要注意!
玉ねぎは通年出回っている野菜ですが、本来は冬場の野菜なので、保存に適した温度も0〜5℃と低いのが特徴。
夏場は外気温が高く、湿度も高いので、保存に適した場所がなかなかありません。
冷暗所がないときは無理に常温保存しようとせず、新聞紙で包むなど湿気対策を行ったうえで冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
玉ねぎの常温保存|新玉ねぎや紫玉ねぎは例外!
玉ねぎの中でも、水分量のの多い新玉ねぎや紫玉ねぎは常温保存に向きません。日持ちも冷蔵庫で10日〜2週間程度と短めです。
常温だと皮にぬめりが出てきて傷んでしまうので、新玉ねぎや紫玉ねぎは冷蔵庫で保管しましょう。
玉ねぎは常温保存でおいしく長持ち
お料理でよく登場する玉ねぎは、常温保存が適していて、湿度や温度に気をつけて保存しておけば長持ちしますよ。
カットせず丸ごと置いておきたいときは、ぜひ常温保存してみてくださいね。