塩で味付けされた魚は、しょっぱくて食べられない…なんてこともありますよね。塩加減をどうにかしたいときは、「塩抜き」をすると◎。塩水に漬けておくと、塩分を調節でき、おいしく食べられるようになりますよ。
そこで今回は、「塩抜き」について詳しくご紹介します。
塩抜きってなに?やった方がいい?

「塩抜き」とは、保存のために塩をたっぷり使った「塩蔵品」の塩気を抜くことです。
「塩蔵」とは、サケやマスなどの魚介類のほかに、数の子などの魚卵によく使われる保存方法のこと。塩の浸透脱水作用を利用し、食品内の余分な水分を吸い出して、食品が腐るのを防ぎます。また、必要な微生物だけ残すこともでき、食材を発酵させることもできるんです。
塩蔵品はそのまま食べることもできますが、塩分を抜くことでよりおいしく食べられる食材もあります。また、塩分の過剰摂取は血圧を上昇させるといわれているため、塩抜きを行うことが多いんですよ。
塩抜きのやり方

塩抜きは、水や薄い塩水に漬けて塩分を抜きます。これは、水と食材の塩分濃度の差を統一しようとする「浸透」と呼ばれる効果を利用しているんです。
食材を水または塩水に漬けて2〜3時間ほど置きます。もう少し塩気を抜きたい場合は、水を入れ替え、食べられる辛さになるまで調整しましょう。
水よりも塩水で行うことがおすすめ。食材と水の濃度差が大きすぎると、塩分だけでなく食材の旨味も一緒に抜け出てしまいます。また、苦味を発生させる成分だけが食材に残りやすいため、食材の味が落ちてしまう可能性があるんです。
塩水で行えば、食材と水の塩分濃度の差が少なくなり、食材の塩分がゆっくりと抜けていきます。すると、旨味だけが先に抜けてしまうのを防ぎながら余分な塩分を抜くことができますよ。
塩抜きで使う塩水は薄めにするのがポイント!

塩水で塩抜きをするときは、濃度を低めに塩水を作る必要があります。
1〜1.5%くらいが◎。600mlの水に小さじ1くらいの塩を入れるといいですよ。
魚の塩抜きを上手に行おう

塩抜きをすれば、塩辛そうに見える塩蔵品もおいしく食べられますよ。また、塩水で処理することで、食材のおいしさをなるべく残しながら塩分が取り除けます。正しいやり方を覚えてぜひ試してみてくださいね。