豆腐料理を作るときに必ずといっていいほど出てくる「水切り」。いろいろな方法がありますが、一体どの方法が最適か迷ってしまいますよね。
そこで、豆腐の水切りのやり方を説明します。目的にあわせた水切りの方法を選べば簡単に時短になるのでぜひ試してみてくださいね。
豆腐の水切りはどうして必要なの?木綿と絹の違いはある?
豆腐には多くの水分が含まれており、この水分は加熱されたり調味料が合わさったりしたときに外に出てしまいます。すると、料理が水っぽくなってしまったり、味が薄くなってしまうことがあるのです。
そのため、豆腐を水切りしておくと料理をおいしく仕上げることができるんですよ。また、水分が多い豆腐は崩れやすいので、水を切ることによって崩れにくくするといった効果もあります。
ちなみに、豆腐の種類には木綿と絹がありますが、水切りのやり方はどちらも同じです。次から紹介するやり方は豆腐の種類に関係なく試してみてくださいね。
豆腐の水切のやり方|重しを使ったベーシックな方法
豆腐の水切りの方法はいくつかありますが、最初に重しを使ったベーシックな方法を紹介します。
まずキッチンペーパーを2重にして豆腐をくるみます。その上に平らなお皿やまな板などをのせて安定させ、さらにその上に重しをのせて30分ほどおきます。
今回は計量カップに水を入れましたが、お皿やボウルでもOKです。なるべく重さがあるガラス製のものがおすすめですよ。
重しで水切りすると均一にしっかりと水が切れます。時間はかかりますが、豆腐をそのままの状態で水切りできるので炒め物やステーキ、麻婆豆腐、冷ややっこなどどんな料理にもむいています。
豆腐の水切りを時短にできる3つのやり方
電子レンジを使ったり、豆腐をカットしたりと工夫することで時短で水切りをする方法があります。
作りたい料理によってあう方法が違うので、そのときどきで選んでください。
時短でできる豆腐の水切りのやり方①:電子レンジで水切り
まず豆腐をキッチンペーパーで2重にくるみます。ここまでは重しでの水切りと同じです。そのまま耐熱皿に置いたら500W~600Wの電子レンジで2分ほど加熱します。
レンジで熱されることで水が蒸発して時短で水切りできます。とにかく急いているときにおすすめです。
基本的にどんな料理にも使えますが、豆腐が温かくなってしまうので冷ややっこなど冷たい料理には向きません。
時短でできる豆腐の水切りのやり方②:カットしてから水切り
豆腐を4等分にカットし、キッチンペーパーをしいたお皿に上に並べます。その上に断面に密着させるようにキッチンペーパーをかぶせ、15分程おきます。
豆腐の断面からも水が吸われるため効率的に水切りできます。
豆腐をそのままではなく、カットして調理する豆腐ステーキや肉巻きなどにおすすめの方法です。
時短でできる豆腐の水切りのやり方③:手で絞って水切り
崩した豆腐をキッチンペーパーで2重にくるみ、豆腐を崩しながら茶巾絞りの要領で絞ります。キッチンペーパーを変えてもう1度絞るとさらにしっかりと水切りができます。
豆腐全部を1度に絞ろうとするとムラがでてしまうので、少しずつカットして絞りましょう。崩すと水切りが1度にできるので時短になります。
豆腐が小さくなるので、ハンバーグやつくね、白和えなど形が崩れても大丈夫な料理におすすめです。
豆腐の水切りのやり方は用途で使い分けて
豆腐の水切り方法を選ぶポイントは、料理の出来上がりをどうしたいかによります。
例えば、豆腐ハンバーグであれば使うときに崩すので、最初から崩して絞っても問題ありません。反対に、形が大切な豆腐ステーキならカットした形がきれいにでるように丁寧に水切りする必要があります。出来上がりの形や味を想像して方法を選びましょう。
豆腐は水切りしておいしく調理しよう
豆腐の水切り方法はいろいろありますが、水切りすることで出来上がりがきれいになります。
また、水っぽくなることを防いで料理がおいしく仕上がりますよ。どんな料理に使いたいかによって上手に使い分けてみてくださいね。