その栄養価の高さから、「海のミルク」とも呼ばれる牡蠣。身のほとんどが内蔵で、濃厚かつクリーミーな味わいが魅力です。
今回はそんな牡蠣の下処理の方法をご紹介します。
※包丁を持つ手が右手の場合で説明しています。牡蠣の下処理のやり方|手順や使う道具は?
生の殻付きの牡蠣は、殻から取り出してしっかりと洗います。殻から出す際に、「貝むき」という道具があると便利。殻を手で持つので、軍手も用意しておきましょう。
もし貝むきが家にない場合は、バターナイフなどの歯のないナイフや、薄めのスプーンなどで代用することも可能です。
ただ、どうしても傷ついてしまうので、傷がついてもいいナイフなどを使うようにしてくださいね。
牡蠣の下処理のやり方|殻から取り出す
まず、牡蠣の殻についた汚れをよく洗い落としておきましょう。両手に軍手をし、殻の平らなを上、蝶番(開かない側)を向こう側にしてまな板に置きます。キッチンペーパーなどを下においておくとやりやすいですよ。
殻の先の部分から合わせ目をたどって、少し開いている部分を見つけたら貝むきを差し込みましょう。差し込んだら貝むきをひとひねりして、殻をこじ開けます。
下の殻の内側に沿って貝むきを動かして貝柱を切ったら、殻を持ち上げて下の殻を外します。
上側の貝柱も切り離し、丁寧に身を取り出しましょう。
牡蠣の下処理のやり方|よく洗う
取り出した牡蠣の身を、丁寧に洗います。塩分濃度3%程度の水を用意し、よく振り洗いしましょう。ひだの間に入っている汚れなども見落とさないよう、丁寧に洗い落とすのがポイント。
洗ったらキッチンペーパーで水気を拭き取っておきましょう。
もし殻も一緒に食卓に出す場合は、殻もたわしでしっかり擦り洗いしてください。
牡蠣の下処理のやり方|食中毒を避けるには?
牡蠣は非加熱で食べることが多いこともあり、最近やウイルスによる食中毒の危険性が高い食材です。「牡蠣にあたった」という経験がある人は少なくないのではないでしょうか。
生牡蠣による食中毒を避けるには、信頼できる店で購入し、体調に不安があるときは食べないこと。また、一度に沢山の量を食べないようにすることがリスク回避のポイントです。
牡蠣を自分で下処理しておいしく食べよう!
牡蠣の旬は11〜2月の寒い時期。新鮮な牡蠣を手に入れたら、適切に下処理をして食べるようにしましょう。
殻付きのものでも比較的簡単に処理することができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。