濃厚な旨味と口溶けが魅力の海の幸、うに。むらさきうに、ばふんうになどの種類があり、栗のようなトゲに覆われているのが特徴です。
今回はそんなうにのさばき方をご紹介します。初心者でも簡単にできるので試してみてくださいね。
※包丁を持つ手が右手の場合で説明しています。うにのさばき方|手順や使う道具は?
うにの可食部分は生殖巣(卵巣、精巣)で、1つのうにに必ず5つの生殖巣が入っています。これを取り出して塩水で下処理すれば完了です。
特に専門的な道具は必要なく、キッチンバサミとスプーンさえあればさばくことができますよ。
うにのさばき方|殻から取り出す
うにの表面の汚れを流水で洗い流したら、水気を切って口側を上にして持ちます。
キッチンバサミで、口のまわりのトゲのない柔らかい部分をまるくぐるっと切り取りましょう。できるだけ上の位置で切り取るのがポイント。
トゲでけがをしないように、軍手やキッチンペーパーなどで手を保護しながら行ってくださいね。
切り取った口の部分を取り除いたら、口部にある5本の歯も取り除きます。この部分は、その形がランタンに似ていることから「アリストテレスの提灯(ランタン)」と呼ばれています。
殻と身の間にスプーンの柄などを差し入れて、実を殻からはずしていきましょう。取り出した可食部はやわらかくくずれやすいので、丁寧に扱ってください。
うにのさばき方|塩水処理する
取り出した可食部をバットなどに取り出し、黒い部分(内臓やうにが食べた昆布など)を丁寧に取り除きます。
ボウルに海水程度(塩分濃度3%)の塩水を用意し、その中で振り洗いして汚れを落とします。
可食部を1粒ずつ手ですくいあげて、黒い部分が残っていたら箸などで取り除きます。細かい内臓の破片なども丁寧に取り除くようにしましょう。
きれいになったらキッチンペーパーの上に取って水気を切れば完了です!
うにを自分でさばいておいしく食べよう!
うには比較的簡単に自分でさばくことができます。鮮魚店などでうにを選ぶ際は、トゲが硬くしっかり立っていて、できれば動いているものを選ぶといいですよ。
新鮮なものを選んで、うにのおいしさを存分に味わってくださいね。