クリーミーでジューシーな食感がおいしい牡蠣。栄養価も高くとミルキーな肉質から「海のミルク」と称されています。とくに剥きたては、身がプリっとしていておいしいですよね。

しかし殻を剥くのは難しいイメージがあり、なかなか殻付きのものには手を出せない…なんてことも。

そこで今回は、初心者でもできる牡蠣の剥き方をご紹介します。おうちでも剥けるように、ぜひチェックしてみてくださいね。

※包丁を持つ手が右手の場合で説明しています。

牡蠣は初心者でも剥ける?

牡蠣 下処理

牡蠣の殻を取るのは難しいイメージがありますが、初心者でも剥けます。牡蠣には貝柱が1つあり、その位置を覚えるのが簡単に剥くコツです。

慣れれば身を傷つけず、うまみを逃がさずに剥け、牡蠣のおいしさを余すことなく楽しめますよ。ぜひこの機会に牡蠣の殻の剥き方を覚えてくださいね。

牡蠣の正しい剥き方は?

牡蠣 下処理

牡蠣は、貝柱を上と下の貝殻から外せば簡単に剥けますよ。

牡蠣を剥くときの貝の開け方にはいくつか種類があります。おすすめはサイド開けとちょうつがい開け。順にご紹介します。

① サイド開け

サイド開けは、初心者でもやりやすいメジャーな開け方です。

殻についた汚れをよく洗い落とし、牡蠣のちょうつがい(貝殻同士がくっついている方)を手前側に、平たい方を上にして置きます。

ちょうつがいの位置を6時としたとき、2~3時の方向にある貝柱に向かってナイフを差し込みましょう。このとき、身を傷つけないように上の貝殻に沿って差し込むのがポイントです。

貝殻が閉じていて開けづらいときなどは、まずマイナスドライバーを差し込んで、ナイフを差し入れるスペースを作ってから差し込むと、開けやすくなりますよ。

貝のすき間から中を確認しながら、上の貝殻とくっついている貝柱を切っていきます。一度度に切ろうとせず、3回くらいに分けて少しずつカットすると、上手に切れますよ。

上の貝殻を外し、下の貝殻の内側に沿ってナイフを動かして、貝柱から殻を切り取れば完成です。

殻に盛り付けるときは、牡蠣をひっくりかえして裏側が見えるようにした方が見栄えがよくなりますね。

② ちょうつがい開け

ちょうつがい開けは、牡蠣の外套膜(びらびらした部分)を傷つけず、きれいに開けられる開け方です。

殻についた汚れをよく洗い落し、牡蠣のちょうつがいを利き手側に、平たい方を上にして置きます。

ちょうつがいにナイフを差し込み、時計回りにナイフをくるりと回して、ちょうつがいを切り離しましょう。

それから貝殻を少しだけ開け、上の貝殻と貝柱を切り離します。

上の貝殻を外したら、下の貝殻の内側に沿ってナイフを動かし、貝殻から殻を切り離したら完成です。

牡蠣を剥くときの注意点は?

牡蠣 下処理

牡蠣は、殻がゴツゴツとしていているので、貝殻で手を切る可能性があります。また、力が入ってナイフが滑ってしまうことも。

ゴム製の軍手を使うなどして、手を守りながら作業しましょう。

牡蠣の下にペータータオルなどを敷いて作業すると、まな板を傷つけず、滑り止めにもなるので安心です。

作業環境を整えて、安全に牡蠣を剥くようにしてくださいね。

牡蠣の剥き方を覚えて海の幸を楽しもう

牡蠣 下処理

殻を剥くのが難しいイメージのある牡蠣ですが、一度やり方を覚えてしまえば簡単に剥けるようになります。牡蠣の剥き方を覚えて、おうちでも新鮮な牡蠣を味わってくださいね。