刺激的な辛さで料理にアクセントを加えてくれる唐辛子。辛いものが好きな人には欠かせない食材ですよね。家庭菜園で育てている人もいるかもしれません。
生の唐辛子はあまり日持ちしませんが、乾燥させることで長持ちさせることが可能です。そこで今回は、唐辛子の乾燥方法や、長持ちさせる保存のポイントなどをご紹介します。
唐辛子を乾燥させるとどれくらいもつ?
生の唐辛子の日持ちは冷蔵保存で1週間程度、冷凍保存で3〜6ヶ月程度ですが、乾燥させることで常温でも1年ほど日持ちさせることが可能です。
ただ、これは正しく乾燥させた場合の目安。乾燥が甘く水分が残っていると、もっと早くに傷んでしまうこともあります。
下記で正しい乾燥方法を紹介するので、参考にしてみてください。
唐辛子の乾燥方法
株付きの場合
根元を数本ずつ縛り、ドライフラワーのように逆さに吊るして乾燥させましょう。
直射日光が当たると変色してしまうため、風通しの良い日陰が理想です。
実のみの場合
実のみ乾燥させる場合は、乾燥ネットやザルに並べて乾燥させてください。
なるべく唐辛子同士が重ならないように置くようにしましょう。
乾燥完了の目安
とうがらしの表面にシワが出てきて、中の種がコロコロと音を立てたら乾燥完了の合図です。
中の種まで乾燥していないとカビが生える原因になってしまうので、種の音はしっかり確認するようにしてくださいね。
乾燥した唐辛子の保存方法は?
乾燥が完了したら、高温多湿を避けて密閉容器に入れて保存しましょう。
湿気に弱いので、乾燥剤などを一緒に入れるとより安心です。
唐辛子には乾燥しづらい種類もある?
唐辛子には、ハバネロや万願寺とうがらしなど果肉の厚い品種もあり、これらは乾燥させるのには向きません。
「鷹の爪」などの品種は果肉が薄いので、乾燥させるのに適しています。
肉厚の唐辛子を長期保存させたい場合は、オイル漬けにするのがおすすめですよ。
唐辛子を乾燥させて長く楽しもう!
様々な料理に使いやすい唐辛子。自宅で簡単に乾燥させられるので、たくさん手に入ったらぜひ試してみてください。
刺激の強い食材なので、食べすぎには注意してくださいね。