玉ねぎのシャキシャキとした食感が好きで、サラダに入れて食べる人は多いですよね。でも、辛味が残って食べられなかった…という経験はありませんか?
今回は、そんな玉ねぎの辛味の正体と、辛味を抜く方法を4つ実践してみましたよ!
玉ねぎの辛味成分とは?
玉ねぎの辛味の正体は、「硫化アリル」という成分です。
硫化アリルは、玉ねぎやニンニクといったユリ科の植物に多く含まれ、含有量は品種によってもことなります。玉ねぎ特有の香りもここからきていて、調理中に涙が出る原因にもなるやっかいな成分なんです。
玉ねぎを切ったときに細胞が破壊されると、硫化アリルが空気中に広がり、催涙効果を発揮して涙が出たり、口に入れれば強い刺激(辛味)になったりします。
ちなみに、春先に出る新玉ねぎは水分量が多く、辛味が少ないといわれています。
玉ねぎの辛味成分の抜き方は?
どうにかしたい玉ねぎの辛味をどうにかするため、今回は辛味を抜く4つの方法にチャレンジ!
一般的な玉ねぎのスライスを用意して実際に辛味の変化を検証しました。
① バットに広げて置くだけ
② 酢水にさらす
③ 熱湯にくぐらせる
④ 電子レンジでチンする
玉ねぎの辛味抜き① 広げて置いておく
- 必須
- 調理用のバット
まずはバットに広げ、そのまま放置する方法で、どれくらい辛味が残るのか試してみました。手順は次の通り。
空気に触れる面が多ければ多いほど効果的。なるべく重ならないように広げるのがポイントです。
玉ねぎをバットに並べる
スライスした玉ねぎをバットにまんべんなく並べる。
15〜20分放置
15〜20分ほど空気にさらしておく。
その効果は…残念、辛い!
一口目から辛さを感じ、たくさん食べられるものではありませんでした。
結果はいまいちでしたが、次のような工夫をすることで効果を得られるかも。
● もっと薄くスライスする
● 放置する時間を伸ばす
玉ねぎの辛味抜き② 酢水にさらす
- 必須
- ボウル
- 水
- お酢
続いては定番の水にさらす方法。水に食酢を加えることで辛味がやわらぎ、マイルドになるといわれています。
ボウルに水を張る
玉ねぎをボウルに入れ、全体が浸るくらいまで水を入れる。
お酢を入れ放置する
お酢を小さじ1〜大さじ1ほど入れ、10分前後放置する。
水を流す
酢水を流し、しっかり玉ねぎを絞って水分を取り除けば完了。
結果は…少し効果あり?でした。
口に入れた瞬間は感じなかったのですが、時間が経つとジワジワ辛味がきました。
硫化アリルは水溶性なので、浸す時間が長いほど辛味は少なくなります。
ただし、硫化アリルは消化を促進したり、血液をサラサラにしたり、健康を手助けしてくれる貴重な栄養素でもあるんです。浸しすぎると栄養も流れてしまうことは覚えておきましょう。
玉ねぎの辛味抜き③ 熱湯にくぐらせる
- 必須
- ザル
- お湯
次はお湯をサーッとまわしかける方法にチャレンジ。熱を通すことで硫化アリルが変化し、甘みが増すという方法です。
玉ねぎをザルに入れる
スライスした玉ねぎをザルに入れる。
沸騰したお湯をかける
サーッと全体にまんべんなくお湯をかける。
氷水ですすぐ
お湯をかけたらザルごと氷水にサッと浸し、仕上げに水分を取り除けば完了。
結果は…効果あり◯でした。
少しだけしんなりするので、食感は落ちますが、辛味はかなり少なくなりました。
玉ねぎの辛味抜き④ レンジでチンする
- 必須
- 電子レンジ
- 耐熱容器
- ラップ
最後に、電子レンジでチンする方法も試してみました。
玉ねぎを耐熱容器に入れる
耐熱容器に切った玉ねぎをまんべんなく入れ、ラップをする。
レンジでチンする
電子レンジを600Wほどに設定し、30秒〜1分ほどチンする。
流水ですすぐ
玉ねぎを流水ですすいだら完了。
結果は…これも効果あり◯でした。
ただ、熱湯をかけたとき以上にしんなりしてしまいました。シャキシャキした食感を残したい人は、様子を見ながら数回にわけて温めるとよいかもしれません。
薄切りにすると玉ねぎの辛味成分が抜けやすい!
玉ねぎのスライスは薄ければ薄いほど、空気に触れる面積が広がって辛味成分も抜けやすくなります。
なので、包丁で切るよりもスライサーなどを使うことをおすすめします。
さらに玉ねぎをどの向きで切るかも大切。繊維を断つようにスライスすると硫化アリルが抜けやすくなりますよ。
ぜひ意識してみてくださいね。
玉ねぎの辛味成分の抜き方は、熱がポイント
今回試した結果から、「熱湯にくぐらせる」「電子レンジでチンする」といった「熱」の力で玉ねぎの辛味がうまく抜けることがわかりました。
ただし、辛味は抜ける半面、玉ねぎ本来のシャキシャキとした食感がなくなってしまうデメリットも。シャキシャキ感を残したい場合は、バットに広げて放置する方法を試行錯誤してみてもよいですね。