こすってもびくともしないトイレのふち裏の汚れに困っていませんか?
今回は、そんなトイレのふち裏についた汚れを手間をかけずに掃除する方法をご紹介します。
もくじ
トイレのふち裏の汚れはどうしてつくの?
トイレのふち裏は気づいたときにはガンコな汚れがたまっていますよね。
それもそのはずで、ふちの裏は奥まった構造をして普段は見えず、丁寧に掃除したつもりでもブラシが当たりにくいので、汚れが残りがちなんです。
そこに飛び散った尿が蒸発を繰り返し、地層のように積み重なってガンコな汚れがついてしまうわけです。この塊は「尿石」とよばれ、石のように固まるのでブラシで少しこすったくらいでは落とせません。
トイレのふち裏の掃除|必要な道具は?
- 必須
- 『サンポール』などの酸性洗剤
- トイレブラシ
- トイレットペーパー
ふち裏にたまる尿石の汚れは、「アルカリ性」の性質をもっています。これをキレイに落とすには「酸性洗剤」で中和してふやけさせて落とす方法が有効です。
酸性かどうかは、パッケージを見ればすぐにわかります。
酸性洗剤で有名なのは『サンポール』。めずらしい洗剤ではなく、近くのホームセンターやドラッグストアなどで売られているので簡単に手に入りますよ。
トイレのふち裏の掃除|黒ずみや尿石の落とし方は?
ふち裏にたまった汚れを一掃するには、「洗剤をつけて待つ」が基本。
ただつけただけでは流れ落ちてしまうので、以下の手順で「洗剤をとどめる」工夫をすると効果的ですよ。
① トイレットペーパーを詰める
トイレットペーパーを2枚ほど重ねたものをふち裏にまんべんなく詰める。
② 洗剤をかける
サンポールをふち裏にむらなくたっぷりと回しかけてパックする。2〜3分放置して、洗剤が全体に浸透するのを待つ。
③ こすり落とす
ブラシでトイレットペーパーごとこすり、汚れを落とす。
④ 水を流してすすぐ
水を流して洗剤をすすげば完了。ガンコな汚れは放置する時間を長くするのも効果的ですが、やりすぎると便器を傷めることがあるので注意しましょう。
トイレのふち裏の掃除に強い洗剤を使いたくないときは?
小さな子供がいる場合など、強い洗剤を使った掃除はできるだけしたくないおうちも多いですね。
そんなときは自然由来の成分である「クエン酸」を使う方法もあります。クエン酸も名前の通り「酸性」の性質を持っているので、酸性洗剤の代わりにできます。
水200mlにクエン酸小さじ1杯を混ぜたクエン酸水をつくり、それを先ほどのサンポールの代わりに使うだけ。
市販の酸性洗剤と違うところは次の通り。
● つけてから待つ時間が長い
クエン酸は作用がおだやかなので、ガンコな汚れは一度では落とせません。根気よく繰り返すうちに汚れがふやけてきますよ。
トイレのふち裏が汚れるのを予防する方法はある?
そもそも、ふち裏に尿石がつかなければ掃除の手間がはぶけけてラクですよね。
尿が飛び散ってもすぐに尿石に変わるわけではありません。時間がたって固まる前ならサッと拭くだけでキレイに落とせます。
なので、ふだんの掃除からトイレクリーナーなどで裏を拭き取るだけで予防につながりますよ。
手をいれるのが嫌なら、奥まで届く薄型のブラシに取り替える方法もあります。道具から工夫するとラクして汚れの予防ができますね。
トイレのふち裏に使えるおすすめ掃除グッズ3選
トイレのふち裏掃除にはさまざまな便利グッズが販売されています。
『フチ裏みえーる トイレブラシ』(レック)
先端のブラシの近くに鏡がついているので、汚れの位置を確認しながら掃除できます。吸着シートがついていて、これをタンクなどにつければケースを固定できます。
『スコッチブライト トイレクリーナー』(3M)
スポンジなど様々な雑貨を販売している3Mがつくったトイレクリーナー。ふち裏にフィットするよう特殊な形状に加工されていています。スポンジは取替式なので、衛生面もバッチリ。
『便座ノズルと便器の洗浄スプレー』(アース製薬)
この商品は、ふち裏に1〜2秒スプレーして泡をつけ、流して落とす洗浄剤です。こすったりして手を汚すことがないので便利ですよ。
ふち裏をキレイに掃除してトイレタイムを気持ちよく!
トイレのふち裏は見えない部分なだけに、意外と掃除が行き届きません。いつの間にか石のように固まった汚れができてしまいます。
尿石はアルカリ性の汚れ。酸性の洗剤を使ってキレイにできます。汚れに合わせて洗剤を選び分ければ、ガンコな汚れもスッキリ落とせます。
見えない場所ですが、キレイにしておくと気持ちも晴れやかになりますよ。