冬になると窓が結露で濡れることは珍しくありませんが、朝外に出るときに「あれ?玄関のドアも濡れてる…」と気になったことはありませんか?

実は、結露は玄関でもよくみられる現象です。

ここでは玄関の結露の原因や対策についてご紹介します。

玄関のドアが結露する理由は?湿気が多いの?

疑問 ? はてな

玄関に結露が起こるのは、大きく分けると「気温」と「湿度」の2つが関係しています。それぞれが結露しやすい環境をつくっているので、対策するときはそれぞれを意識するといいですよ。

気温差が激しい

結露は気温差が大きな場所でよく出ます。ドアのまわりは室内と室外の境界になっているので、表と裏で気温差が大きくなって結露が発生します。

湿度が高い

空気中の水分が多いのも結露につながる原因です。靴や上着などに染み込んだ水や汗、雨の水滴などで玄関の湿度は高くなり、結露しやすい原因をつくっています。

玄関の湿気対策|湿気を減らすには換気がポイント

窓 換気

玄関の結露対策は原因がわかれば、対策するのは簡単です。ふだんからできることは次の3点があるので気になったときの習慣にできるといいですね。

こまめに換気する

数分でいいので、玄関の空気をこまめに入れ替えるようにしましょう。玄関に小窓があれば、少し開けておくだけでOKです。

これで玄関に充満した湿気が外に流れ、冷たく乾燥した空気に入れ替わります。晴れた休日などに行うと、玄関がカラッと気持ちのよい空間に戻ります。

水滴を持ち込まない

玄関タイルに水たまりができるほど水滴があると、結露しやすくなります。雨の日は、傘や上着についた水滴を外で払ってからおうちに入ると、持ち込む水滴をぐっと減らせます。

傘置き場は外につくったり、玄関マットで靴についた水滴を取ったり、ひと工夫加えて玄関の湿気対策ができるといいですね。

暖房の風をいれない

外との気温差をできるだけ小さくするために玄関に暖房の風を直接いれない、というのも結露対策になります。

玄関はもともと外気が入り込みやすいので、玄関の空気を暖めすぎないことで結露を防ぐ効果がありますよ。

玄関の湿気対策|身近な道具を使った方法は?

雨の日などはどうしても玄関がジメジメするもの。特に湿度が上がりそうな日にはおうちにある身近なアイテムを活用して湿気対策を行うのもいいですね。

新聞紙をおく

新聞紙 丸める

一番簡単で効果的なのが、丸めた新聞紙を玄関タイルにおく方法。新聞紙は湿気を吸収する力を持っているので、玄関の湿度上昇をおさえてくれます。

濡れた靴に詰めれば、乾燥を早める効果も期待できますよ。

重曹をおく

重曹

重曹は湿気を吸い取るうえに、消臭する力があります。玄関全体の除湿に使えるほどの効果はありませんが、下駄箱などの収納空間の湿気・臭い対策には活躍します。

使い方はフタの開いた小瓶にいれて置いておくだけ。湿気を吸い取って固まってきたら交換しましょう。

玄関の湿気対策におすすめの結露防止アイテムは?

玄関専用の結露防止アイテムはいくつかあります。湿気を取り除いて結露が出ないように工夫してみてください。

『水とりぞうさん』(オカモト)

下駄箱は密閉された空間なのでどうしても湿気がこもります。使い捨てできるコンパクトな除湿剤を置くと湿気を取り除いてくれるのでおすすめですよ。

玄関のドアの結露は拭き取ったほうがいい?

窓の結露の掃除

窓の結露を雑巾で取り除いているというママは、玄関も拭いたほうがいいのかと気になりますよね。

玄関は多少濡れることを考慮して設計されているため、基本的には昼間の間に乾くようならわざわざ拭き取らなくても大丈夫です。

湿度が高くて結露がひどく、壁まで濡れているときには拭き取っておくとトラブルを防げますよ。

玄関の湿気対策で快適な空間へ

玄関のドア

玄関のドアがひどく濡れていると、となんとなく不衛生な感じがしますよね。

まずは「玄関の湿度をあげない」「できるだけ気温差を大きくしない」などを意識して、玄関の結露をできるだけ抑えましょう。

日頃の心がけで、玄関はカラッと快適に戻りますよ。