雨が続く季節になると気になる、湿気。ジメッとした空気を感じると、気分も沈んでしまいますね。
そんな湿気をどうにかしたくて「除湿剤」の活用を検討している人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は除湿剤の効果とあわせて、役立つ工夫の仕方もご紹介します。
もくじ
除湿剤を使うメリットって?
除湿剤は、収納空間などの狭い空間にたまる湿気を取り除く日用品です。
湿気を吸収することでカビやダニの発生を抑えてくれます。結果、扉を開いたときのイヤな空気がなくなったり、洋服など収納した物を守る効果があるのです。
特にクローゼットや下駄箱、シンク下のような収納空間は空気がこもりやすく、そこに収納物からでた湿気がたまってしまいます。
湿度が高い状態が続くと、カビやダニが発生しやすくなり、収納しているものや収納場所の素材を傷めかねません。
除湿剤はどれくらい除湿効果があるの?
除湿剤は空気中の水分を吸水することで除湿効果をもたらします。おうちにあったものを探すコツは「吸水できる容量」と「プラスαの効果」を確認することです。
クローゼットや押し入れなどの大きな空間なら大容量のパック、下駄箱などのニオイが気になる場所であれば消臭効果が付いたものなど、悩みにあわせて選ぶのがポイントです。
おすすめの除湿剤3選
1.『備長炭ドライペット』(エステー)
「備長炭ドライペット」は押し入れやシンク下、下駄箱など場所を選ばずマルチに使えるのが特徴です。3個パックになっているので、広い空間でも十分使えます。
炭の力で湿気と一緒にイヤなニオイも吸い取る効果がありますよ。
2.『水とりぞうさん どこでもテトラ』(オカモト)
下駄箱には汗や雨で湿った靴が収納されるのでかなり湿気がたまります。この『水とりぞうさん』は、小さなテトラ型で靴の中に入れておくのにぴったり。
除湿に加えて消臭効果もあるのがありがたいですね。使い終わったらそのままゴミ箱に捨てられるのもポイントです。
3.『備長炭シート』(笹岡屋)
こちらは「シートタイプ」の除湿剤です。シートとして床の傷防止の役に立ちつつ、除湿効果も期待できて一石二鳥です。製品効果は半永久的に持続するのでこまめに替える必要もありません。
除湿剤の効果を高めるコツや置き場所って?
除湿剤はただ置けばいいというわけではありません。除湿剤が力を十分に発揮できるよう、置き方を工夫して効果を高めましょう。
収納を詰め込み過ぎない
収納がぎゅうぎゅうに詰め込まれていると空気が流れにくくなって、除湿剤の効果が行き渡りません。収納スペースに対して、収納物は8割ほどになるように整理し、風通しをよくするためにすのこなどを敷けば除湿剤の効果が高まりますよ。
下の方に置く
湿気を含んだ空気は重く、下の方にたまります。降りてきた湿気を効率よく回収できるように除湿剤も床近くに置きましょう。大きな空間であれば両端に1つずつ置くと湿気がよく取り除けます。除湿剤が逆効果?使い終えた除湿剤はすぐに処分しよう
湿気を吸い取った除湿剤は水がたまってきます。一杯になるとそれ以上は除湿できない上、水を置いているのと同じなので湿気が戻ってしまうことも。なかが水でタプタプになっているようならすぐに取り出して処分しましょう。
水をこぼさないようにそっと運び、シンクに流しましょう。この水は塩化カルシウムといって、雪をとかすのにつかわれているものと同じものなので害はありません。ただし、シンクに残るとサビつきの原因になるので念入りにすすぐのを忘れずに。
残ったパックは地域の区分にあわせて不燃ごみなどに出せばOKです。
部屋の湿気をとりたいときは「エアコンの除湿モード」を
除湿剤は空気中の湿気を取り除いてくれる便利なアイテムですが、その用途は収納空間などの狭いスペース限定。残念ながらお部屋などの広い空間には使えません。
理由はお部屋は広すぎる上、空気の流れも早くて除湿が追いつかないからなんです。お部屋の空気をカラッとさせる効果はないとおぼえておきましょう。
お部屋の除湿をするなら、エアコンの除湿機能を使うのが一番かんたんです。エアコンがないお部屋なら除湿機を用意しておくと大活躍しますよ。湿気が多い時期の部屋干しで活躍するので一台あると重宝しますよ。
除湿剤を上手に使って効果的なカビ対策を
ジメッとした空気はカビの繁殖をうながすのでイヤなもの。特に収納スペースにもなると、洋服などの傷みにもつながるので気にする人が多いですね。
除湿剤を効果的に使うと、カビなどの繁殖を抑えて収納物を守ってくれます。長期間の収納でも除湿剤を設置しておけば安心ですね。