窓を開けたときに目につく網戸の汚れ。頻繁に掃除をする場所ではないので、汚れが目立ちますよね。でも、なんだか掃除が大変そうなイメージがあり、つい後回しに…という人は多いのではないでしょうか?
そこで今回は網戸の掃除を簡単にする方法をご紹介します。
もくじ
掃除しないと網戸はどんな汚れがつく?
網戸は汚したつもりがなくても、四六時中風雨にさらされているので自然と汚れがたまっていきます。
最初はキレイだった網戸でも、室内のホコリが舞い上がって網の目にからまり、そこに砂ぼこりや雨の汚れがくっついて黒ずんでしまうのです。
網の目につまっているのが少しやっかいですが、汚れ自体はどこにでもあるもの。湿ったもので「拭き掃除」すれば簡単に落とせますよ。
網戸は外さなくても掃除できる?水洗いが必要?
網戸の拭き掃除というと、「網戸を外して、雑巾とバケツを用意して、水をくんで、何度もこすり洗いして…」と、手間がかかるイメージがあるかもしれませんが、網戸をわざわざ外す必要はありません。
実は、つけたままの状態で十分拭き掃除は可能なんです。
どう拭き掃除すればいいのか、4つの掃除方法をご紹介します。ぜひ試してみてくださいね。
網戸の掃除①|クイックルワイパーを使った簡単な掃除の仕方
- 必須
- 『クイックルワイパー』などのペーパーモップ
- ペーパーモップの立体吸着ウェットシート
- 掃除機
網戸をサッと簡単に掃除するには、フローリング掃除に使う『クイックルワイパー』などのペーパーモップがおすすめです。
ペーパーモップに立体吸着のウェットシートを取り付ければ網の目に入り込んだ汚れをかき出してくれる上、雑巾に比べて広い範囲を一度に掃除できるので時短にもなります。
次の手順で網戸をつけたまま、ペーパーモップでやさしく拭いていきまましょう。
ステップ①|上から下へ拭く
網戸の掃除は、汚れが比較的少ない室内側から拭き始めるのがコツ。ペーパーモップを使って端から上下に拭いていきます。
ひと拭きでびっくりするほど汚れが取れますよ。
ステップ②|シートが汚れきったら交換する
ペーパーモップは汚れを絡め取ってすぐに真っ黒に。ホコリが取り切れずにこぼれだしたらシート交換の目安です。
裏面を使うこともできますが、モップに汚れがうつったり、床にゴミが散らかってしまうので片面を使い切ったらどんどん交換するのがおすすめですよ。
ステップ③|掃除機でゴミを吸い取る
長年使っている網戸などでは、ウェットシートだけでホコリが取りきれず、塊となってポロポロ落ちてくることも。この塊で床やサッシがどんどん散らかるので、最後の仕上げに掃除機でキレイにしましょう。
これで網戸の汚れが隅々まで回収できます。
網戸の掃除②|掃除機を使った丁寧な掃除の仕方
- 必須
- 掃除機
- 新聞紙
- ガムテープ
- バケツ
- ナイロン製のボディタオル(マイクロファイバークロスでも可)
元のキレイな状態に戻すにはやっぱり雑巾で水拭きするのが一番。ただし、そのまま拭き始めると雑巾ばかりが汚れてしまうので、あらかじめ掃除機でホコリを吸っておくと汚れが少なくすみます。
雑巾はお風呂などに使う「ナイロン製のボディタオル」がおすすめ。コシがあるので、網戸の汚れをしっかりかき出してくれますよ。
ステップ①|網戸に新聞紙を貼る
網戸の外側に新聞紙を当て、ガムテープで四隅をとめます。風が強い日だと新聞紙が剥がれたり破れたりするので、天候が穏やかな日を選ぶのがポイントです。
ステップ②|部屋側からゆっくり吸う
部屋側から掃除機のブラシノズルをあててゴミを吸っていきます。新聞紙がつくる壁のおかげで、掃除機を直接網戸に押し付けただけでは取れないホコリが吸い取れます。
掃除機でホコリを落としているので黒ずみが減り、雑巾につく汚れをだいぶ減らせます。
ステップ③|タオルやクロスで拭く
ナイロン製のボディタオルやマイクロファイバークロスを濡らして網戸を拭きましょう。2枚用意し、両面から挟み込むように拭くか、反対側にキッチンペーパーなどを当てながら拭くと効率的。
これでほとんどの汚れが落ちた状態になります。
タオルにつく汚れはこまめにバケツの水ですすぎながら進めましょう。
網戸の掃除③|使わなくなったストッキングを利用した掃除の仕方
網戸の汚れがそこまでひどくなければ、不要になったストッキングで掃除することもできます。
網目につまったホコリなどを静電気の力でどんどん落としてくれます。
電線などで履けなくなったストッキングが出るたびに網戸を軽く掃除すれば、ひどい黒ずみにならずにすみますよ。
網戸の掃除④|メラミンスポンジを使った掃除の仕方
ペーパーモップなら大まかなホコリ汚れはすべて落とせますが、こびりついた黒ずみまではキレイにできないこともあります。
そんなときは、『激落ちくん』などのメラミンスポンジを使うとキレイになりますよ。メラミンフォームと呼ばれる特別な材質でできたスポンジで、細かな汚れをかき出してくれます。
水で濡らして固く絞り、直接網戸をこするだけ。簡単にキレイになりますよ。
ただし、やり始めたらキリがないので、時間を決めて取り組むなど工夫してみてくださいね。
網戸の掃除に「曇りの日」がいい理由
網戸をキレイにするなら、天気がいい晴れた日にと思いがちですが、実はくもりや雨上がりのタイミングに掃除したほうが汚れを落としやすくなります。
湿気が高いほうが汚れも湿気をふくんで落ちやすくなるんですよ。
くもりや雨上がりに網戸と窓を掃除しておくと、陽の光が差し込んできたときに、部屋の明るさの違いを実感できます。
網戸の掃除におすすめなグッズ5選
網戸の掃除が簡単にできるように、さまざまなメーカーから便利なグッズも販売されています。グッズを使うと網戸掃除も楽しくなりますよ。
『エチケットブラシde網戸掃除』(日本シール)
洋服のホコリを取るためのエチケットブラシの素材を、網戸掃除に応用したアイテム。エチケットブラシ特有の倒状ブラシが、網の目に入りこんだホコリをかき出してくれます。
ブラシが汚れたら水で洗い流して何度も使えるので、余計な手間やコストがかかりませんよ。
『網戸ワイパー』(ジョンソン)
網戸掃除用のワイパーで、クイックルワイパーと同じように使えるアイテム。網戸に当たる面には特殊なブラシがつけられていて、網目に詰まった汚れでもスッキリとってくれます。
『激落ちクロス』(レック)
マイクロファイバークロスは極細の繊維で細かい汚れも絡め取ってくれるので、網戸の黒ずみをどんどん落としてくれます。繊維残りもないので、拭いたあとはキレイに仕上がります。
『掃除の達人』(マーナ)
デコボコと複雑な形をした網戸クリーナーです。グレーの表面には、実は長さの違うマイクロブラシが細かく植え付けられており、網目に入った汚れでもキャッチします。
また、横の面は波の形にカットされていて、サッシに差し込んで汚れをかき出すのにとても便利。これひとつで窓まわりの掃除がスムーズになりますよ。
『アミライト』(KINCHO)
網戸用のスプレー洗剤も販売されています。アミライトの使い方は網戸にスプレーして水で流すだけととっても簡単。泡の力で汚れを浮かして、こする労力をかけずにキレイにできます。周囲を気にせず水が使える戸建てのおうちにおすすめです。
網戸は6ヶ月に1回の頻度で掃除してキレイをキープしよう
網戸を外して水洗いなんて大変……と思っていた人でも、意外と簡単に掃除ができるとわかって、網戸掃除の敷居も下がったと思います。
細かな網戸の目に汚れがこびりついてしまうと落とすのが大変になるので、最低でも6ヶ月に1回は掃除するのがおすすめです。
網戸を掃除して、キレイな空気でおうちのなかをリフレッシュしてくださいね。