毎日の掃除でも見落としがちな「天井」。普段は意識しないかもしれませんが、見上げてみると意外と汚れがあるものです。天井が汚れていると、それが下に落ちてきて、床やカーペットを汚す原因になることも。
そこで今回は、手の行き届かない部屋の天井の掃除法をご紹介します。
天井は掃除する必要がある?
天井は掃除をしなくてもキレイなイメージがありますよね。手が届かないし、汚れがたまることもなさそうです。
しかし、ずっと掃除しないでいるとホコリがつもっていきます。「どうして?」と思うかもしれませんが、ふだんの生活で舞い上がったホコリが静電気や湿気の影響で張り付くからなんです。
さらに、天井のすみっこにクモが巣をはっていれば、そこにホコリがからまってたまることもあります。
意外と汚くなりやすいので数ヶ月に1回は掃除するのがおすすめですよ。
天井の掃除に使う道具は?
- 必須
- 『クイックルワイパー』などのペーパーモップ
- あると便利
- 新聞紙(ゴミ袋でも可)
- マスク
掃除したくても手が届かないし、イスに上ってちょっとずつ掃除するのは大変。そこでおすすめなのが『クイックルワイパー』などのペーパーモップを活用する方法です。
持ち手部分が長いので、天井のホコリも簡単に取れますよ。
天井を掃除する方法は?
ペーパーモップで天井を掃除する方法は、フローリングを掃除するときとほとんど一緒です。気軽にササッとキレイにしてあげましょう。
家具に新聞紙をかぶせる
下にある家具にホコリがかぶらないように新聞紙やゴミ袋をかける。吸いこむのが不安な人はメガネやマスクも着用。
ペーパーモップで天井をこする
ペーパーモップにドライシートをつけ、フローリングのように拭く。
気になる汚れにはウェットシートを使う
落ちにくい汚れは、ウェットシートにつけかえて拭く。
落ちたホコリを片付ける
家具にかぶせていた新聞紙を丸めて捨てる。換気をしながら下に落ちたホコリをペーパーモップで片付ければ完了。
照明器具はペーパーモップだと掃除するのがむずかしいので、そこだけは椅子などにのってハンディモップや雑巾などでやさしく掃除してください。
天井を掃除しても落ちない汚れには「重曹」がおすすめ
ペーパーモップだけでは汚れが落ちないときは、椅子や脚立に乗って雑巾で拭き取る必要があります。
このとき、キッチンの周りなどで油汚れがついていると、ただの水拭きだけでは落ちません。そこでおすすめしたいのが「重曹」を使った掃除です。
スプレーボトルに水500mlと重曹大さじ1杯を入れた重曹水をつくり、それを洗剤のように汚れに吹きかけてから雑巾で拭き取ります。
油汚れが広がっていると、掃除した一部分だけがきれいになってムラになってしまう可能性があるので、全体を見ながら掃除してくださいね。
天井の掃除におすすめの道具は?
天井を掃除するために便利なグッズがいろいろ販売されています。おうちによって吹き抜けの天井などもあるので、自分にあった長さの道具を選んでくださいね。
『スコッチブライト モップ マイクロファイバー FM-B』(3M)
この商品は、先端に繊維の細かいマイクロファイバークロスを取り付けるタイプのモップです。ホコリなどをからめとってくれ、洗って何度も使いまわせます。3mくらいの高さの天井なら掃除できますよ。
『エレキャッチ自在4.9m』(アズマ工業)
静電気で汚れを吸着するヘッドがついたモップです。最長で4.9m伸びるので、吹き抜けの天井でも1階からホコリを取ることができます。
『天井ハイクリーナー SV-1303』(富士パックス販売)
最長で4.2m伸びるクリーナー。「拭く」や「払う」といった基本の掃除ができるほか、掃除機のホースとつないで吸引することもできるのでどんな汚れにも使えます。
『折り畳み式脚立XB-5段式』(ダイシン商事)
折りたたみ式5段タイプの脚立で、5段目まで上がると120cmほどの高さに。これなら、今まで届かなかったところまで掃除できそうですね。
天井の掃除は普段のプラスαで取り組もう
リビングの天井はそれほど汚れるわけではないので、ひんぱんに掃除しなくても問題はありません。
ただ、まったく掃除していないと下に落ちてきたときに吸い込んでしまうなど体にはよくないので、ペーパーモップでフローリングを掃除するついでに、目についた天井のホコリだけはササッと取るようにしてください。
掃除の基本は「上から下へ」なので、天井を掃除してからフローリングや家具などを掃除すると二度手間になりませんよ。