毎日の食器洗いに活躍する食洗機。よく見てみると隙間の部分に黒い汚れがついていませんか?
その汚れは、もしかしたら「カビ」かもしれません。
ここでは食洗機にできるカビを退治する方法と、予防する方法をあわせてご紹介します。
もくじ
カビは食洗機のどこにできやすい?
毎日使っている食洗機でも、油断しているとカビが生えてしまいます。もっともカビが生えやすい場所はドアの「パッキンまわり」。
この場所はハネた汚れがついたままになりやすい上、濡れたまま乾きにくい場所でもあり、雑菌やカビが繁殖しやすい環境になっています。
食器を洗うのでキレイに保ちたいところですね。次から、食洗機のパッキンまわりにできるカビの退治方法をご紹介します。おうちにあるアイテムでスッキリ退治できますよ。
食洗機のカビ取りは、ハイターなどの塩素系漂白剤で!
- 必須
- 『キッチンハイター』などの塩素系漂白剤
- 綿棒
- キッチンペーパー
- あると便利
- 手袋
食洗機は『キッチンハイター』などの塩素系漂白剤を使えば、簡単に消毒掃除ができます。
塩素系漂白剤は除菌効果の高い塩素を含んでおり、カビや雑菌の退治にピッタリ。強い洗剤ですが薄めて使えば大丈夫です。
食洗機にできたカビの取り方は?
食洗機のカビ掃除は「ゴミを取り除いて拭き掃除する」だけ。簡単にできるのでやってみてくださいね。
ゴミを取る
隙間に入りこんだ食材のゴミなどを綿棒やキッチンペーパーで軽く取り除く。
漂白剤を薄める
水100mlに漂白剤10mlくらいを目安に混ぜ、消毒液をつくる。
キッチンペーパーで拭く
消毒液を含ませたキッチンペーパーで拭き取る。手荒れが気になるときは手袋を。
奥まったところは綿棒で拭く
細かなところは綿棒に含ませて消毒する。
乾拭きする
漂白剤を乾いたキッチンペーパーで拭き取って完了。
漂白剤は薄くしているので手で触っても問題ありませんが、手袋を用意しておくと手荒れなどの心配がなくなります。
食洗機の庫内にカビができることもある?
食洗機のパッキンにできるカビは退治できたけど、内部の目につきにくい部分にカビができることはないの?と思うかもしれません。
食洗機の多くはカビが苦手とする熱いお湯を使って洗浄するので、使う度に熱湯消毒が行われています。普段通り使っていればカビはできないと考えて大丈夫です。
ただ、カビが生えにくいからといって掃除が不要なわけではありません。食洗機の中のゴミ取りはこまめにしておかないと雑菌が繁殖して臭いの原因になるので注意してくださいね。
食洗機のカビを予防する方法は?
食洗機にカビができるのを予防するには「きちんと乾燥させる」ことが大切です。
洗い終えた食器を片付けたら、しばらく扉を開けてしっかり乾燥させましょう。水分が残りやすいパッキンまで毎回しっかり乾かしておけば、カビが繁殖しにくくなります。
汚れができていたらこまめに拭き取って、カビが繁殖しにくい環境を整えてくださいね。
食洗機のなかにできたカビが取れないときは…
食洗機のなかにできたカビらしき黒い汚れが取れなくて困ることも。
ただ、その汚れは、もしかしたらカビではなく「水垢」かもしれません。水垢は水に含まれるミネラル分が固まったもので、白くザラザラとした感触の汚れです。
水垢は漂白剤ではキレイにできないので頑固な汚れに思えますが、100均などで売られているクエン酸を洗剤代わりに入れて1度運転することでスッキリキレイに落とせますよ。
ただし、クエン酸などの酸性のアイテムは、カビ掃除に使う塩素系漂白剤と混ざると有害なガスが発生するので、カビと水垢は同じタイミングで掃除をしないように注意してください。
食洗機のカビを退治して毎日安心して使おう
毎日の食事でついた汚れを洗い流してくれる食洗機は、どうしてもゴミやカビが溜まりやすくなっています。特にカビができてしまうと、食器もキレイにできていないような気がして不安になりますよね。
食洗機にできるカビは漂白剤で除菌してあげればすぐに元の清潔な状態に戻せます。ぜひ試してみてくださいね。