食事の後片付けを楽にしてくれる食洗機。毎日使っていると、汚れがたまってドロドロしてきたり、臭いが出たりすることもあるので、定期的なお手入れが欠かせません。
万能洗剤『オキシクリーン』は、そんな食洗機の洗浄にも活躍します。
ここではオキシクリーンを使った簡単な洗浄の仕方をご紹介します。食洗機の庫内がピカピカになりますよ。
もくじ
オキシクリーンで食洗機がキレイになる?
オキシクリーンの主成分は「酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)」といい、名前の通り「酸素」の力を使って汚れを剥がし取り、除菌してくれるのが特徴です。また、油汚れを落とすのにもすぐれています。
一方、食洗機の汚れは、流しきれなかった油や洗剤カス、それをエサに繁殖した雑菌などなので、オキシクリーンは食洗機の洗浄にピッタリの掃除グッズといえます。
さらに、食洗機からは熱いお湯が出てくるのも掃除に好都合。オキシクリーンは熱いお湯に溶かして使うと洗浄効果が高まります。
食洗機用の洗剤に配合されていることもあるくらいなので、その効果はお墨付きですよ。
オキシクリーンで食洗機を掃除するには?
オキシクリーンで食洗機を掃除する方法はとっても簡単。オキシクリーンを投入して、1サイクル運転するだけです。
ゴミを取り除く
まずは大まかなゴミを取り除き、底のフィルターを軽く水洗いしておく。
オキシクリーンを入れる
オキシクリーンを大さじ1杯(15g)ほどを目安に入れる。
1サイクル運転
空のまま標準コースで1サイクル運転すれば完了。
念入りに洗いたい場合は、運転が終わったあとにスポンジと食器用洗剤で庫内をこすり洗いしましょう。これで水流だけでは取れなかった汚れもキレイに落とせますよ。
オキシクリーンはアメリカ版と日本版のどちらを使ってもかまいません。
ただし、アメリカ版は「界面活性剤」を配合しているため泡立ちがよく、入れすぎると庫内が泡でいっぱいになり、故障の原因となる場合があります。アメリカ版を使う場合は、分量は少なめにすることを忘れないようにしてください。
オキシクリーンで落ちない食洗機の汚れもある?
オキシクリーンは万能の掃除用洗剤として人気ですが、食洗機内などにつく「水垢」だけは落とせません。オキシクリーンで洗浄しても汚れが残っているなら、それは水垢かも。
水垢自体は水に含まれるミネラル分なので、放っておいても大きな問題にはなりません。ただ、見栄えが悪いので、キレイに取り除きたい場合は「クエン酸」で溶かし落とす必要があります。
オキシクリーンで洗浄したときの要領で、「クエン酸を小さじ2杯入れて1サイクル運転する」だけでOK。クエン酸には水垢を分解する力があるので、1サイクル運転すればピカピカに。取れていなくてもスポンジでこするとスルッと落とせます。
オキシクリーンとクエン酸を混ぜて使えば、どんな汚れも落とせる洗剤ができると思ってしまいますが、これは逆効果。
オキシクリーンはアルカリ性、クエン酸には酸性の性質があるので、混ぜてしまうとお互いの性質を打ち消し合ってしまいます。食洗機の念入り掃除に使うときは「オキシクリーンで掃除してから、クエン酸で洗う」と2段階で進めましょう。
オキシクリーンを使わずに食洗機をキレイに保つには?
オキシクリーンでの掃除はそれほど手間ではありませんが、そもそも汚れが少なければ、掃除の手間がなくなりますよね。
できる範囲で次のポイントをおさえて、ふだんから汚れをためこまない使い方を心がけましょう。
ゴミは毎回取る
庫内の臭いの原因は、底にたまった生ゴミの汚れです。ゴミはすぐに腐敗してイヤな臭いを発しはじめるので、使うたびに取り除きましょう。
軽く予洗いする
カレーなど油の多い食器は、軽くスポンジでこする「予洗い」をしてから食洗機へ。そのまま入れると洗いが不十分だったり、流れ落ちた油分が底にたまったりします。
終わったらすぐに取り出す
食器洗いが終わったら、すぐに取り出すのもキレイを保つコツ。食器の乾きが早まる上、庫内に充満する蒸気が外に出て、庫内も早く乾きます。湿気が少なくなるので衛生的に保てますよ。
覚えておきたい
食器用洗剤の代わりとしてオキシクリーンを食洗機に入れてもいい?
「オキシクリーンが食洗機内の掃除に使えるなら、食器用の洗剤としても使っても問題ないのかな?」と思うかもしれませんね。
オキシクリーンに含まれる成分は、食洗機専用洗剤にも配合されていることがあるので、食器洗いにも問題なく活用できます。予洗いで汚れを軽く落としてから使うとキレイに仕上がりますよ。
ただ、専用洗剤に入っている「汚れの再付着防止成分」が入っていないため、仕上がりに差が出てしまいます。
「専用洗剤を切らしたときの非常用の洗剤」くらいに考えておくといいかもしれませんね。
食洗機につく汚れの種類にあわせてオキシクリーンを活用しよう
面倒な食器洗いを代わりにやってくれる食洗機。毎日ヘビーに使っているなら、お手入れもきちんとしてあげましょう。
食洗機にたまるドロドロ汚れにはオキシクリーンが効きます。ただ、ウロコ状の白い汚れ「水垢」は取れないので、クエン酸で掃除しましょう。汚れにあわせて洗剤を使い分けると食洗機をいつもピカピカに保てますよ。