食洗機を導入すると、いったいどの食洗機用洗剤を選んだらいいのか迷いますよね。

せっかく使うのだから汚れ落ちがよく、使い勝手のよいものを選びたいところ。

そこで今回は食洗機用のおすすめ洗剤を紹介します。粉末タイプ・ジェルタイプ・タブレットタイプと形状ごとにおすすめをピックアップ。自分の使い勝手にあうものを見つけてくださいね。

食洗機用洗剤は手洗い用洗剤と何が違う?

洗剤 粉状

食洗機を使い始めたときに気になるのが、本当に水と洗剤だけで食器の汚れが落ちるのか?ということではないでしょうか。これは食洗機用洗剤と手洗い用洗剤の成分の違いに答えがあります。

手洗い用の洗剤は、界面活性剤を中心とした成分で、汚れを浮かせて落とします。ただ、手洗いが前提なのであまり強い成分は入れられず、どうしても洗浄力が弱くなります。こする力に頼らなければなりません。

一方、食洗機用洗剤は直接手で触ることなく洗えるので、手肌への刺激を考慮せずに強い成分を活かせます。漂白成分、油汚れに強いアルカリ性成分などを混ぜることで汚れを溶かし落とすことができます。この食洗機用洗剤の強い洗浄力に加え、食洗機内では熱いお湯を高圧力で噴射することで手洗いしたときのようなこすり洗い効果も実現しているんです。

食洗機でしっかりと汚れを落とすには、洗剤が重要であることがおわかりいただけたかと思います。そうなると、汚れ落ちの食洗機用洗剤を選びたいですよね。

そこで次からは、食洗機用洗剤を選ぶときのポイントとして「洗浄力の強さ」と「形状別の使い勝手」に着目して説明します。

食洗機用洗剤の選び方①|洗浄力の強さをチェック

食器 フォーク スプーン 皿 コップ

さまざまなメーカーからたくさんの食洗機用洗剤が発売されています。配合されている成分の違いや、水への溶けやすさなども違ってくるため、洗剤によって洗浄力も大きく変わります。

先ほど説明したように、食洗機はこすり洗いするわけではないので、洗剤のもつ洗浄力が洗い上げを左右します。ここでは洗浄力が高く評価されているものだけをピックアップしました。

食洗機用洗剤の選び方②|タイプ別で使い勝手をチェック

キッチン 食洗機 ゴム手袋 皿 食器

食洗機用洗剤を選ぶときに悩むのが、「粉末タイプ」「ジェルタイプ」「タブレットタイプ」と3つもあるその形状。一体どれがどう違うのか悩みますよね。

形状による違いは洗浄力に影響するというよりは、使い勝手の違いと考えてください。ぞれぞれに特徴があるので、普段の食洗機の使い方にあわせて選ぶといいですよ。

粉末タイプ

粉末タイプは、総じて価格が安く、使う量を調整しやすいことから、コスパを重視する人におすすめです。洗浄力は高いので安心して使えます。

ただ、粉末状なのでスプーンですくって入れる手間がかかります。また、一度に大量に入れすぎると溶け残りが出てしまうこともあるので食洗機を掃除するときの手間が増えます。

ジェルタイプ

ジェルタイプは粉末タイプに比べて価格は上がりますが、使い勝手がいいのがポイントです。

ボトルから直接入れられるのでいちいち計量する手間がありません。粉末は濡れた手で扱えませんが、ボトルなら手が濡れていてもそのまま入れられます。また、溶け残りも出ないので食洗機を掃除する手間が少なくなりますよ。

タブレットタイプ

タブレットタイプはジェルタイプよりもさらに使い勝手が楽ちん。1つ取ってポンッといれるだけなので、より時間を短縮できます。

ただ、洗い物が少ないときに少量だけ入れるということができないため、1回あたりの使用量が多くなってしまいます。使い勝手は一番手軽ですが、コストが上がってしまうデメリットがあります。

【粉末タイプ】食洗機用洗剤のおすすめ3選

1.『緑の魔女 全自動食器洗い機専用洗剤』

ドイツ生まれの環境に配慮した洗剤『緑の魔女』の食洗機用洗剤です。環境に配慮した成分ながら、油汚れやごはんつぶのこびりつきもスッキリ落としてくれます。粉末状なので使い勝手はやや手間ですが、量も調整できるのでさらにコスパよいです。

2.『食洗機用ジョイ 食洗機用洗剤 除菌』

食器用洗剤ジョイの食洗機専用バージョンです。油汚れや卵汚れなど、落ちにくい汚れを落とすのはもちろん、漂白剤と漂白活性剤のダブルの効果で食器だけじゃなく、食洗機の庫内もきれいに洗い上げます。

3.『キュキュット 食洗機用 クリア除菌』

食器用洗剤でおなじみのキュキュットシリーズから出た食洗機用洗剤。食器の油汚れも庫内も洗浄するパワフルさです。庫内や別の食器に油汚れが移ってしまう汚れ移りを防ぐ効果も。また除渋効果にすぐれ、茶渋やコーヒー渋も落ちると評判です。

【ジェルタイプ】食洗機用洗剤のおすすめ3選

4.『キュキュット ウルトラクリーン 食器用洗剤 食洗機用』

キュキュット史上最高の洗浄力と銘打たれた通り、洗浄力に優れた食洗機用洗剤です。油汚れやご飯のこびりつきもしっかり落とします。片手でワンプッシュするだけで適量出せる使い勝手のよさも◎です。

5.『チャーミークリスタ クリアジェル 食洗機用洗剤』

油汚れもこびりつき汚れに効果を発揮しますが、特にタッパーについた落としにくい油汚れもしっかり落とす洗浄力があります。洗い上げたあとの臭い残りもなく、さわやかな仕上がりです。ただ、ジェルタイプですがキャップで適量をはかってから入れる手間がかかります。

6.『フィニッシュ 食洗機用洗剤 ジェル』

国内の食洗機メーカーが推奨するブランドとして知られるフィニッシュの食洗機用洗剤です。すばやく溶けるジェルタイプで、洗浄効果も抜群です。ボトルから直接注げるので手間もかかりません。

【タブレットタイプ】食洗機用洗剤のおすすめ2選

7.『食洗機 洗剤 フィニッシュ タブレット パワーキューブ』

フィニッシュシリーズのタブレットタイプ。水に溶けるフィルムにコーティングされていて、手を汚さずに入れられてとっても便利。食洗機内に入れるだけで使えます。汚れの分解酵素と除菌成分で高い洗浄力を実現。ご飯の汚れや卵などのタンパク汚れ、油汚れ、茶渋汚れもキレイに落とします。

8.『ジョイ ジェルタブ 食洗機用洗剤』

独自の2層カプセルでジェルと粉末の洗浄力を両立。ご飯などのこびりつき、油汚れ、茶渋などをスッキリ落とします。食洗機にポンッと入れるだけなので、忙しいときでもラクに使えます。

食洗機の洗剤選びと並んで重要な上手な使い方は?

食器洗い

食洗機で汚れをしっかりと落とすには、洗剤選びとともに、その使い方も重要です。どんなに洗浄力の強い洗剤を使っても、その洗剤が食器に当たらなければ効果を発揮できませんよね。また、あまりに汚れがひどすぎるとキレイに落とせず、洗い直しが必要になるケースも。

次のポイントをおさえておくと、洗い上がりもキレイですよ。

あらかじめ汚れを落とす

食洗機は機械が汚れを落としてくれるとはいえ限界はあります。

汚れがべっとりついたままでは、汚れを落としきれません。また、汚れのカスが食洗機内にたまって食洗機自体の掃除が大変です。

汚れた食器は軽く水で洗い流す、あるいはキッチンペーパーなどで拭き取ると洗い上がりがさらにキレイになりますよ。

食器を正しく並べて入れる

食洗機は下から上に向かってお湯を飛ばします。庫内に洗剤とお湯が行き渡るような工夫をしていますが、食器の並べ方が悪いと届かない場所も出てきます。

食器と食器の間にはある程度隙間ができるようにして、大きな皿が小さな皿を覆う、食器同士が折り重なるなどがないように気をつけてください。食洗機内のカゴにあわせて食器を並べるように心がけましょう。

自分にあった洗剤を選んで食洗機を使いこなそう

食器

食洗機があれば普段の食器洗いの手間がグンッと楽になります。時短家電として、忙しいおうちではぜひ取り入れたいですよね。

ただ、洗浄力の弱い洗剤を選んでしまったり、食洗機の使い方を間違ったりすると、せっかくの食洗機の力も半減してしまいます。

ぜひ洗浄力が強く、使い勝手のいい洗剤を見つけて、日々の食器洗いをラクにしていきましょう。