お風呂の浴槽につくザラザラとした湯垢汚れ。毎日お湯をためる高さの部分にうっすら黒っぽい線が残ったり、イスにこびりついたりして、こすってもなかなか落とせないですよね。実はちょっとしたコツでキレイにできるんです。
今回は湯垢の落とし方をご紹介します。見栄えが悪いのもこれで解消されますよ。
湯垢ってどうしてできるの?
お風呂を使っているといつの間にかできてしまう湯垢。いざ取ろうと思って力いっぱいこすっても落とせず、「どうしたらいいの…」と困りものですね。
湯垢はバスタブの水位線やイスなど汚れのたまりやすい場所によくできます。
この汚れは体から出る皮脂、水垢、洗剤の残りなどが集まって固まったもの。また、それをエサに繁殖した雑菌によるヌルヌルした汚れです。いろいろなものが混ざり合ってできているので普段の洗剤だけでは分解しきれないことも。
一筋縄でいかない湯垢汚れですが、ちょっとした工夫で落としやすくなりますよ。
お風呂の湯垢を落とすのに使う洗剤や道具は?
- 必須
- 『バスマジックリン』などの中性洗剤
- 重曹
- スポンジ
- ブラシ
- あると便利
- 『ジフ』などのクレンザー
湯垢は固く落ちにくい汚れなので、洗顔のスクラブのように粒子を使ってかき出す方法が有効です。
そこで活躍するのが「重曹」。水に溶けにくい性質があるので、粒が残って汚れを押し出してくれます。
もちろん、はじめから研磨剤が入った洗剤「クレンザー」を使うのでもOKです。お風呂用のクレンザーがあるので探してみてくださいね。
湯垢の落とし方は?
お風呂の湯垢はおうちにある重曹で落としていきましょう。ここでは簡単で、効果の高い方法をご紹介します。
中性洗剤をかけて待つ
普段使っている洗剤をスプレーし、2〜3分待って汚れをふやかす。
重曹をふりかける
洗剤の上に重曹を粉のままたっぷりふりかけ、なじませる。
こする
汚れに重曹が絡みつくようにスポンジやブラシでこする。
流す
お湯ですすいで完了。重曹が細かい隙間に入りやすいので注意。
洗剤をかけた上に重曹をふりかけてこするだけと、作業自体はとてもシンプル。
クレンザーを使う場合も同じように上からかけてこすっていきましょう。
お風呂の湯垢のザラザラを完璧に落としたいときは?
洗剤と重曹を使った掃除ならほとんどの汚れは一掃できますが、それでもザラザラしたくすみが落ち切らない場合があります。
その汚れは水道水のミネラル分が固まった「水垢」が黒ずんだもの。重曹では落とせないので、もうひとつの掃除アイテムである「クエン酸」を活用しましょう。
クエン酸水を作る
クエン酸小さじ1杯と水200mlを目安に混ぜてクエン酸水をつくる。
キッチンペーパーでパックする
汚れにクエン酸水を浸したキッチンペーパーを貼り付ける。
放置する
2時間ほど放置して汚れがふやけるのを待つ。
キッチンペーパーでこする
貼り付けていたキッチンペーパーでそのままこすって汚れを落とす。
すすぐ
汚れを流して完了。
汚れがひどいときは一度の掃除で落とせないこともあります。クエン酸を濃い目に混ぜたり、放置する時間を一晩に伸ばしたりと工夫して、根気強く取り組んでみてくださいね。
湯垢は落としたあとが肝心!日々の予防法は?
見た目にもよくない湯垢は、普段からできないように予防しておきたいですよね。
湯垢はお風呂を使う以上どうしてもできてしまいますが、汚れが蓄積する前に落とすのが一番です。
浴槽は毎日、それ以外の今回掃除した場所は週1回のペースで掃除するようにしましょう。定期的に掃除することで湯垢知らずのお風呂になりますよ。
湯垢の落とし方を覚えてお風呂を綺麗に
お風呂の湯垢はこすってもなかなか落とせないですよね。でも普段の掃除に「重曹」を加えるだけでスッキリ落とせます。
汚れがついていると気が休まるはずのお風呂でもなかなか落ち着かないものです。キレイに掃除して毎日ゆったり湯ぶねにつかれると気分も晴れやかになりますよ。