1日の体の汚れを洗い流すお風呂。できるだけキレイに保ちたいとは思いながらも、浴槽以外はなかなか掃除の手が回りませんよね。気づいたときには壁に水垢や黒ずみなどのガンコな汚れがついていることも多いと思います。
そこで、今回は後回しになりがちなお風呂の壁の掃除方法や理想の掃除頻度などをくわしくご紹介します。
もくじ
お風呂の壁って掃除した方がいい?
![お風呂の壁の汚れ](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/007/215/%E5%86%99%E7%9C%9F_H30-05-15_21_50_46-thumb_480.jpg?1526448679)
お風呂は身体を洗っているうちに飛び散った洗剤や皮脂などが原因で少しずつ汚れていきます。
これは浴槽や鏡、床にかぎらず、壁もそうです。とくに汚れやすいのは、椅子に座ったときに目線より下の高さにある壁。
放っておくと知らないあいだにガンコな水垢ができたり、カビが生えたりすることも。
これから紹介する方法で週に1回、土日などの時間があるときに掃除するのがおすすめです。
お風呂の壁を掃除するのに使う道具は?
![バスマジックリン お風呂の洗剤](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/007/173/%E5%86%99%E7%9C%9F_H30-05-14_20_48_38-thumb_480.jpg?1526365757)
- 必須
- 『バスマジックリン』などの中性洗剤
- スポンジ
- あると便利
- 歯ブラシ
お風呂の壁を掃除するときは、ふだん浴槽を掃除するように洗剤とスポンジなどがあればできます。
お風呂の壁掃除|基本的な掃除方法は?
![お風呂の壁にバスマジックリンをかける](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/007/219/%E5%86%99%E7%9C%9F_H30-05-15_21_55_57-thumb_480.jpg?1526448682)
まずはいつもの洗剤を使って大まかな汚れをキレイにしましょう。次の手順で進めていきます。週に1回掃除をしておくと、水垢ができにくくなりますよ。
壁を洗剤でこする
汚れの程度が軽い上側から下に向かって順にこすっていくのが基本。
シャワーで流す
こすり終えたら、上からシャワーで流し落とす。
水分を取って完了
壁に残った水分を拭き取り、換気して乾かせば完了。
掃除のポイントは、蝶番などの細かい場所もこすること。汚れが溜まりやすいので歯ブラシなどを使ってキレイにしましょう。
入浴直後ならお風呂場に湿気がいきわたって汚れがふやけているので、効率的に汚れを落とせますよ。
お風呂の壁掃除|水垢はクエン酸で簡単に落とせる
![お風呂の壁にクエン酸スプレーをかける](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/007/217/%E5%86%99%E7%9C%9F_H30-05-15_21_53_37-thumb_480.jpg?1526448680)
壁をよく見ると白いカサカサした汚れがついていることもあると思います。これは水垢で、水道水に含まれるミネラル分が蒸発して固まったもの。
そのまま放っておいても害はありませんが、見た目が悪いし、汚れがたまりやすいので次の方法でキレイにしてあげましょう。
用意するもの- 必須
- クエン酸
- スプレーボトル
- キッチンペーパー
クエン酸水をつくる
スプレーボトルにクエン酸と水を入れて振って混ぜる。比率はクエン酸小さじ1杯にたいして水200mlが目安。
水垢にクエン酸水を浸す
用意したクエン酸スプレーを水垢がついた部分にたっぷり吹きつけ、キッチンペーパーをかぶせる。
放置する
30分〜2時間ほど放置する。こうすることで水垢が少しずつふやけ、落としやすくなる。
こすって洗い流す
時間がたったらスポンジなどを使ってこする。ふやけているので落としやすい。キレイにすすげば完了。
クエン酸は自然由来の安全な物質なので、間違って子供が触っても安心。お風呂場近くに常備していつでも掃除できるようにするといいですよ。
広い範囲を掃除する場合は、ホームセンターなどに売っている「マスカー」というビニールつきの養生テープがあると便利。広範囲をまとめてパックできますよ。
お風呂の壁掃除|塩素系漂白剤でのカビの落とし方
![お風呂のゴムパッキンにカビキラー](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/007/218/%E5%86%99%E7%9C%9F_H30-05-15_21_54_34-thumb_480.jpg?1526448681)
壁の境目のゴムパッキンなどには黒カビが生えることもあります。
黒カビは根を張って奥深くまで浸透するやっかいな汚れなので、もとの状態に戻そうと思うと『カビキラー』などの塩素系漂白剤が必須です(※1)。
スプレーを吹きかけ数分間放置。あとは流すだけでこすらなくてもキレイな姿に戻せますよ。
漂白剤を使う時はここに注意!
目線よりも高い位置にスプレーする場合は目にかかったり、服にかかったり危ないので、ガード眼鏡やマスクをして作業すると安心です。
お風呂の壁掃除|塩素系漂白剤とクエン酸は一緒に使わない!
![クエン酸 塩素系 注意](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/024/459/_DSC6238%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC-original-thumb_480.png?1636095430)
上記で紹介した「酸性」のクエン酸と、「塩素系漂白剤」が混じり合うと有害なガスが発生して危険です。
クエン酸とカビキラーなどの塩素系漂白剤は、同じタイミングで使わないように注意して下さい。
お風呂の壁の掃除の手間を省くには?
お風呂の壁を一度キレイに掃除したら、しばらくは掃除が不要な状態にしておきたいですね。次の2つの方法で汚れがつきにくくなりますよ。
![お風呂の壁の掃除の手間を省くには](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/026/457/%E3%81%8A%E9%A2%A8%E5%91%82%E3%81%AE%E5%A3%81%E3%81%AE%E6%8E%83%E9%99%A4%E3%81%AE%E6%89%8B%E9%96%93%E3%82%92%E7%9C%81%E3%81%8F%E3%81%AB%E3%81%AF-thumb_480.png?1672133080)
ワイパーで壁の水気を切る
一番最後に入浴した人が水分を切っておくのが汚れの予防につながります。ワイパーで簡単にササッと水気を切っておけば、乾きが早まって水垢ができにくくなりますよ。ワイパーがなければ、体を拭いたあとのタオルでもOKです。
シャワーで菌を退治する
実は、お風呂上がりに熱いシャワーをゆっくりかけると、雑菌の繁殖を抑えて汚れを予防できます。カビなどの雑菌は熱に弱く、50℃以上のシャワーを5秒以上かけるとほとんどが死滅します。週に1度のペースで熱いシャワーをかけると、カビの発生をぐっと抑えられますよ。
お風呂の壁掃除は「週1回」がおすすめ!
![お風呂の浴槽](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/004/348/shutterstock_280427351-thumb_480.jpg?1505020481)
お風呂の壁掃除は毎日できなくても大丈夫ですが、土日などを使って1週間に1度くらいの頻度で掃除すると、ガンコ汚れを予防できてあとあとの大掛かりな掃除の手間が省けます。
入浴後にワイパーで水気を切ったり、熱いシャワーをかけたりするだけでも効果はあるので、ぜひこの予防法を実践してみてくださいね。
※1「酸性」のクエン酸と「塩素系漂白剤」が混じり合うと有害なガスが発生して危険です。同じタイミングでは使わないでください。