入浴中にお風呂の天井から落ちてくる水滴が気になった経験、ありませんか?
今回は、天井に水滴がなぜできるのか、その対処法について説明します。
もくじ
お風呂の天井に水滴がつくのはなぜ?
お風呂の天井を見上げると、まるでシャワーをかけたかのようについているたくさんの水滴。これは、湯船やシャワーなどから上がった湯気が天井に触れて温度が下がり、結露したことでできます。
暖かい時期は天井付近でも大きな温度変化がないので結露ができにくいのですが、寒い時期になると浴室内と天井外側の温度差が大きくなって結露しやすくなります。リビングや寝室の窓にできる結露と同じ仕組みですね。
最近の浴室は天井裏に断熱材が入っていて水滴ができにくくなっていますが、断熱材などで対策されていないと水滴がひどくなってしまうのです。
お風呂の天井の水滴を放置するとどうなる?
お風呂の水滴を放置していると気になるのがカビです。
お風呂の天井には入浴中に飛び散った細かな汚れなどがくっついていて、それらはカビ菌のエサになります。そこに水滴ができて湿度が高くなるとカビにとって格好のすみかとなります。
お風呂の天井にすみついたカビ菌は浴室全体にカビの胞子をばらまくようになり、たとえ壁や床をきれいにお手入れしていてもすぐにカビが発生しやすくなります。
天井の水滴を放置すると浴室全体にカビを発生させることにつながるので、こまめに掃除する必要があります。
お風呂の天井の水滴はサッと拭き取りを
お風呂の天井に水滴ができていたら、まず拭き取ることが大切です。
入浴前・入浴後にササッと雑巾などで拭き取る習慣をつけると、入浴中に冷たい水滴がたれてくるということもなくなりますし、天井を清潔に保てます。
拭き取り用の布巾などをお風呂場の近くに用意しておくと、習慣化できそうですね。
お風呂の天井対策は便利グッズでも!
ですが天井は手が届きにくかったりと、直接拭き取るのが大変なことも。そんな時におすすめなのが下記の二つです。
100均グッズを活用する
100均には「結露取りワイパー」といった名前で、ペットボトルに装着して使う結露対策アイテムがあります。手で直接拭き取るよりもラクになりますし、雑巾に比べて後処理も簡単なのでおすすめです。
フローリングワイパーを活用する
それでも手が届きにくいときは、リビング掃除に使っているフローリングワイパーを活用しましょう。雑巾などを取り付ければ高い場所の水滴もスイスイ拭き取れます。
ちなみに、月に1回くらいは除菌用アルコールを含ませたキッチンペーパーなどで天井を拭いておくとカビの発生を抑えられますよ。ぜひ試してみてください。
お風呂の天井に水滴ができるのを防ぐ方法がある!
お風呂の天井の水滴をできにくくする方法があります。それは「入浴中は換気扇を止める」ことです。
お風呂では蒸気が溜まらないように換気扇をつけながら入浴している人もいると思います。しかし、換気扇をつけながら入浴すると換気扇の中が湯気でびっしょり濡れた状態になります。
その水分が夜中に天井を冷やし、温かさの残る浴室との温度差を激しくする原因になることがあるんです。入浴中だけは換気扇を止めるようにすると少しは水滴がつきにくくなりますよ。
そのほかにも、お風呂の天井に水滴ができにくくする工夫があります。以下の方法も参考にしてみてください。
浴室暖房機を活用する
入浴前に浴室内をヒーターや浴室暖房機を使って温めます。湯気が上る前に室内と天井付近の温度差をなくすことで結露を防げますよ。
シャワーを活用する
入浴後に冷たいシャワーを浴室全体にかけて室内の温度を下げる方法です。浴槽に残り湯がある場合は、湯気が上がらないようにフタを閉めておきます。
細かな水滴を拭き取る
天井についた細かな水滴は拭き取りましょう。結露の原因になるものを元から取り除きます。
お風呂の天井の水滴を防いで快適なバスタイムを
突然のポタリと落ちてくる水滴は不快ですね。なれてしまえば当たり前のように放置しているかもしれませんが、ちょっとした心がけで改善できることもありますよ。
しかもお風呂の天井の水滴を放置するのは、お風呂全体にカビを発生させやすくするので、こまめに対処することが大切です。毎日のちょっとの心がけで、快適なバスタイムにしてくださいね。