刺繍を始めたら、人気のモチーフであるお花に挑戦してみませんか?

しかし一口にお花といっても、その種類はとても豊富です。

そこで今回は数あるお花の中から、夏を彩る「ひまわりの刺繍」のやり方をご紹介します。

ひまわりの刺繍に向いている縫い方は3つ

ひまわり 刺繍 裁縫 ハンドメイド

ひまわりの刺繍といってもいろいろな図案があり、どのように仕上げるかによって使うステッチも異なります。

今回ご紹介するひまわりの刺繍で使うのは「コーチドトレリスステッチ」「アウトラインステッチ」「レゼーデイジーステッチ」の3種類です。

どれも難しいものではないので、刺繍を始めたばかりの方でも楽しめますよ。

ひまわりの刺繍|基本の手順は?

ひまわり 刺繍 裁縫 ハンドメイド

それでは、ひまわりの刺繍のやり方をご紹介します。

①図案を描く

紙にひまわりの図案を描きます。

刺繍したいひまわりの大きさの円を描き、その中に花心の円を描きましょう。

内側の円の中に、格子状になるよう縦横の線を数本ずつ描きます。

内側の円と外側の円の間に上下左右4枚の花びらを描き、さらにその間にも、斜めに1枚ずつ花びらを描きます。花心を挟んで上下左右、斜めがそれぞれ対称になるように描いてくださいね。

花びらが全部で8枚描けたらOKです。実際には描き入れた花びらの間にも2枚ずつ刺繍しますが、すべて描く必要はありません。刺しながらバランスを調整していきましょう。

②図案を布に写す

チャコペーパーなどを使って、ひまわりの図案を布に写します。

③花心の格子を刺繍する

コーチドトレリスステッチで、ひまわりの格子状の花心を刺していきましょう。

花心の縦線の端から針を出し、もう一方の端に入れます。残りの縦線を同様の手順ですべて刺したら、横線も1本ずつ端から端まで糸を渡していきましょう。

縦横の糸の交点を、右下から左斜め上のマス(またはその反対)に糸を渡して止めます。

④花心の周囲を刺繍する

アウトラインステッチで、格子状に刺した花心の周囲をぐるりと刺しましょう。

図案の円に沿って1目刺します。

前の目の半分のところから針を出し、1針分先に針を入れましょう。

この手順を繰り返して、半目ずつ重ねながら刺していきます。

⑤花びらを刺繍する

レゼーデイジーステッチで、花びらを刺繍します。

花びらの根本(花心の際)から針を出し、同じ穴に入れましょう。

花びらの先の位置から針先を少し出して糸をかけ、針を引き抜きます。

同様の手順で上下、左右、斜めの花びらを刺し、間に2枚ずつ花びらを刺しましょう。

⑥糸始末

布裏の糸に針をくぐらせてカットします。

玉止めでもOKです。

⑦図案の線を消す

綿棒を水で濡らして、下書きの図案の線を消しましょう。

これでひまわりの刺繍が完成です。

ひまわりの刺繍|上手に縫うコツは?

ひまわりは、花心を挟んで花びらがそれぞれ対称になっているとキレイに見えます。図案を描くとき、刺繍するときに意識してくださいね。

また、レゼーデイジーステッチで花びらを刺繍するとき、糸の引きしめがゆるいと隙間が大きくなってしまいます。針を引き抜いたら、しっかり糸を引きしめましょう。

ひまわりの刺繍に挑戦しよう

ひまわり 刺繍 裁縫 ハンドメイド

夏の風物詩であるひまわりは、ワンポイント刺繍するだけでパッと明るい仕上がりになりますね。難しそうに見えますが、実は意外と簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてください。