刺繍の刺し方のひとつである「ランニングステッチ」。
基本的なステッチですが、シンプルな線はもちろん、組み合わせによって模様も表現できますよ。
今回は、ランニングステッチのやり方やキレイに刺すコツをご紹介します。
ランニングステッチとは?
ランニングステッチは、主に輪郭線を刺すときに使います。並縫いのように、等間隔で布の表裏から交互に針を出し入れする刺繍のことです。
単純な線を刺すだけでなく、組み合わせによってはさまざまな模様を表現できるので、楽しめる図案の幅も広がりますよ。
やり方はとてもシンプルなので、この機会にぜひ覚えてしまいましょう。
早速、ランニングステッチのやり方をご紹介していきます。
ランニングステッチのやり方
ランニングステッチは、布裏に10cmほど糸を残して刺しはじめましょう。糸始末は、刺しおわってから行います。
図案の端に、布裏から表へ針を出し、1針分先に針を入れましょう。これでランニングステッチが1目完成です。
図案の線上の1針分先に針を出し、1針分先に針を入れます。
ランニングステッチは、この繰り返しです。図案の線上を「布の表裏交互に針を出し入れ」しながら刺し進めていきましょう。
刺しおわりは、裏に渡っている針目に手前から順番に、上下交互で糸をくぐらせ、少し長さを残してカットします。
刺しはじめの糸も同様です。裏に渡っている針目に、手前から順番に糸をくぐらせていき、少し長さを残してカットしましょう。
ランニングステッチをキレイに刺すコツ
ランニングステッチは、針目の長さと間隔がそろっているとキレイに見えます。針目が3mm、間が2mmくらいがキレイに見える長さです。もちろん、針目と間が同じ長さでもOKですよ。
真っ直ぐ直線上に刺すときは、3〜4針一気にまとめて刺すとキレイにそろえやすくなります。カーブを刺すときは、図案に沿って1針ずつ刺していきましょう。
少し刺し進めたら、端を押さえた状態で進行方向に糸をしごくと刺し縮みを防ぐことができます。糸をしごいて、針目を整えましょう。
ランニングステッチを覚えて刺繍を楽しもう
ランニングステッチは、刺繍の基本的なステッチのひとつです。
シンプルな線や模様などに使えるので、やり方を覚えて刺繍をさらに楽しんでくださいね。