久々に鉄鍋を取り出したときにサビができてしまっていたらショックですよね。サビびついた鉄鍋はもう使えないのかと不安に感じると思います。

そこで今回は鉄鍋にできたサビの落とし方について詳しく説明します。

鉄鍋がサビる原因は?

キッチン フライパン 収納

鉄鍋は、鉄の素材そのもので特殊なコーティングがされていないため、サビやすい特徴があります。

手入れされた鉄鍋は油でコーティングされているので錆びにくくはなっていますが、使っている内に油のコーティングが剥がれたり、濡れたまま放置されたりすると鉄が酸化してサビてしまいます。

サビを放置した鉄鍋では上手に調理ができませんし、焦げ付きやすくなってしまいます。また、鉄鍋そのものの劣化を進めてしまうので、サビを発見したら早めに対処しましょう。

鉄鍋のサビを落とすには何が必要?

パーム素材の亀の子束子

鉄鍋のサビは物理的に削り落とすので、硬い金属製のヘラや金タワシ、紙やすりなどを用意しましょう。

サビがひどい場合はかなり根気のいる作業なので、しっかり道具を揃えておくことをおすすめします。道具の準備ができたら、次に紹介する方法でサビを落としていきます。

鉄鍋のサビを落とす方法

キッチン フライパン 収納

鉄鍋にサビができたら、その部分を削ったあとに、再び油でコーティングする作業までがセットになります。サビを落としたあと、再発しないように手入れするのを忘れずに。

サビを削り落とす

ヘラや金タワシなどでサビた箇所を削る。銀色の地金が見えるくらい削る。

水洗いして汚れを落とす

サビや鉄くずなどを洗い流す。サビが残っていれば水をかけながら金タワシなどでこすり洗いする。

水を切ったあと加熱する

水を拭き取ったら火にかける。表面のデコボコに入り込んだ水分を蒸発させる

食用油を塗って空焼きする

食用油をキッチンペーパーなどを使ってまんべんなく塗る。引き続き空焼きする。

塗った油のテカリがなくなれば完了

空焼きしすぎると油のコーティングが焼ききれてしまうので、テカリがなくなったくらいで終わらせる。

サビが落ちにくい時は、②の工程でクレンザーや重曹を使って研磨力を高めてもOK。鉄鍋は丈夫なのでしっかりサビを落とした上で油を塗る工程に進みましょう。

鉄鍋のサビを予防するには?

キッチン フライパン 収納

鉄鍋のサビを落としたら、再発しないように普段の管理にも気をつけましょう。

油返しを忘れずにする

油のコーティングが剥がれたところにサビができます。使う前には必ず油返しをしてしっかりとコーティングし、油が取れている場所がないかチェックするのも忘れずに。

塗れたまま放置しない

塗れたまま放置すると酸化しやすくなり、サビがすぐにできてしまいます。水気は拭き取り、細かな水分も加熱して蒸発させるようにしてください。

湿気の少ない場所で保管する

きちんと手入れしても湿気の多い場所に保管しているとサビができやすくなります。湿気の少ない場所に保管しておきましょう。

長期保管するときは新聞紙にくるむ

長期間使わないときは、新聞紙にくるんでからしまいましょう。新聞紙が余計な湿気を吸って鉄鍋にサビができるのを防いでくれます。

普段の手入れで鉄鍋のサビを防ごう

鉄鍋は普段の手入れや管理に気をつけていれば、簡単にサビることはありません。ただ、使っていればどうしてもサビてしまうことはあります。

そのときには、タワシやヘラなどを使ってしっかりと落とし、油返してコーティングしてあげれば問題ありません。

鉄鍋の手入れと管理を心がけて、自分だけの調理器具に育ててあげてくださいね。