スーツケースを取り出すと、そこにはカビのようなものが...。毎日使用するわけではないので、収納スペースの奥に仕舞い込むことの多いスーツケースは、カビが発生しやすいアイテムの一つなんです。
今回はスーツケースにカビが生える原因やその取り方について詳しく説明します。
スーツケースにカビが生える原因は?
スーツケースにカビが生えるのは意外かもしれませんが、条件が整えばカビはどこにでも生えます。
スーツケースは旅行から帰ってきたあと、中身を出したらそのまま収納スペースにしまい込んでいるという人が多いと思いますが、それだとカビが発生しやすい条件が揃いやすいんです。
カビはエサとなる汚れがあって、湿度が高い場所を好みます。特に湿度が70%を超えると増殖するスピードが早くなり、気づいたときには目に見えるカビへと成長します。
スーツケースの表面や内側はホコリやゴミなどで汚れています。手入れをしないとその汚れを残したまま、湿度が高くなる押入れやクローゼットにしまい込まれます。そこまで汚れがひどくなくても、時間をかけて少しずつカビは成長していくんですよ。
スーツケースのカビ取りに使う道具は?
スーツケースの外側や内側にできるカビは雑巾などで拭き取れば見た目上はキレイになります。しかし、カビ菌を退治できていないとまたすぐに生えてきてしまいます。
そこでカビを完全に除去するには、アルコールを使いましょう。アルコールで消毒すればカビ菌を完全に除去できます。アルコール度数が70%以上のアルコール除菌スプレーを用意してくださいね。
スーツケースのカビの取り方は?掃除のポイントは?
スーツケースにできたカビは外側も内側もアルコールで除菌するのが効果的です。
大きなゴミを払う
外側と内側にゴミやホコリがあれば払い落とす。カビが舞うこともあるので、外でおこなう。
雑巾にアルコールを含ませる
雑巾が湿るくらいにアルコールをつければ準備OK。
カビ部分をやさしく拭き取る
カビが生えた箇所にアルコールをつけるように優しく拭きとる。カビを広げないように都度拭き取る面をかえる。
水拭きする
カビの周りまでアルコールで拭き終えたら、新しい雑巾を使って水拭きする。
乾燥させる
水気がなくなるまで風通しのよい場所で乾燥させれば完了。
ただ、スーツケースの素材によってはアルコールをつけると変色したりする可能性があります。念のため、目立たない場所につけて変化がないかを確認したあと使用しましょう。
アルコールが使えない場合は、食器用洗剤かリビング用洗剤の中性洗剤を使ってカビの生えた部分を掃除してください。それほど頑固なカビではないので、洗剤できちんと拭き取れば十分キレイになりますよ。
スーツケースのカビを防ぐための手入れや保管のポイントは?
スーツケースのカビを防ぐには、使ったあとの手入れと保管方法に気をつけましょう。
大切なのは汚れを残さないことと、湿気をためないことの2つです。スーツケースを使ったあとは次の方法を実践してみてください。
使ったあとは汚れを落とす
スーツケースを使えば汚れがたまります。家に帰ったらホコリやゴミを払い落とし、外側と内側を水拭きしましょう。汚れがひどいときは中性洗剤をつけて掃除すればOKです。
乾いてから収納する
使い終わったあとは湿気を含んでいるので、風通しのよい場所に開いた状態で置き、しっかり乾かしましょう。湿気がなくなってからしまうことを心がけてください。
収納場所に除湿剤をおく
スーツケースを乾かしても、収納場所のクローゼットや押入れの湿度が高いとカビ生えやすくなります。収納スペースには除湿剤を置いて湿度が上がらないようにしましょう。
スーツケースのカビを落として旅行にでかけよう
せっかく旅行に行こうとスーツケースを出しても、それにカビが生えていたら楽しい気分も台無しですよね。
ひどいカビでなければアルコールを使ってしっかり取り除けます。カビを見つけたらできるだけ早く対処しましょう。
そしてカビが発生しないように使い終わったらキレイにする習慣を身に着けましょう。きちんと掃除をして収納スペースの湿度を管理していれば、旅行前にスーツケースのカビに悩まされることはなくなりますよ。