アウトドア向け調理器具として重宝され、最近ではおしゃれなカフェなどでも使われるようになってきたスキレット。

最近は、普段使いの調理器具としても人気を集めています。

今回は、そんなスキレットを長く使うための正しい手入れ方法をご紹介します。手入れ次第で長く愛用できるようになるのでこれからスキレットを使ってみようと思っている方は参考にしてくださいね。

スキレットって?フライパンと何が違う?

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分厚くて重い

スキレットは、厚みがある鋳鉄(ちゅうてつ)製のフライパンのことを指します。一般的なフライパンは薄く伸ばした鉄などの素材をフライパンの形に曲げたりつなげたりして作りますが、スキレットは溶かした鉄を型に流し込んで固めて作ります。そのため厚みがあり、鉄自体の重みを感じるのが特徴です。

じっくり火を通せる

一般的なフライパンに比べてじっくりと熱を通すことができるので、素材のおいしさを引き出すことができるといわれます。

素材がくっつきやすい

一般的なフライパンに比べると重く、食材がくっつきやすいなど扱いづらさもあります。スキレットに対して面倒くさいイメージを持つ人もいるかも知れません。

しかし、しっかり手入れをすれば食材がくっついてしまうことはありません。しかも、一般的なフライパンのようにコーティングが剥げるなどの劣化もないので、一生付き合える調理器具なんですよ。

スキレットの手入れ|①シーズニング

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スキレットは表面がコーティングされているわけではないので、油によるコーティング(≒シーズニング)が必要です。シーズニングとは鉄表面にできた細かな穴に油を浸透させることで食材が焦げ付きにくくさせう作業のこと。

スキレットの購入後は次の手順でまずシーズニングをしてください。

食器用洗剤で洗う

購入したばかりのスキレットにはサビ止めのワックスが塗られている。これを食器用洗剤とスポンジで洗い落とす。

水分を拭き取る

洗剤で洗ったあとに流水ですすぎ、水分が残らないようにしっかり拭き取る。

すぐ火にかける

細かい穴に入り込んだ水分を飛ばす。水蒸気の煙がおさまるまで加熱する。

食用油を全体に塗る

内側と持ち手部分まで含めて、食用油をキッチンペーパーで薄く塗り伸ばす。塗り残しがないように。

油を塗り終わったら弱火で加熱する

弱火で5分ほど加熱すれば完了。

食用油は、オリーブオイルでもサラダ油でもOK。好きな油を使ってください。この工程が終われば調理に使っても大丈夫です。

スキレットの手入れ|②洗い方

鍋の焦げ

スキレットを使い終わったあとは、しっかり汚れを落として最後にシーズニングを行うまでが必要です。基本的には使い始めのシーズニングのときと同じような手入れを行います。

汚れを落とす

スポンジとお湯で汚れを落とす。落ちにくい汚れはタワシなどを使ってゴシゴシこすり落とす。

水分を拭き取る

流水ですすぎ、水分が残らないようにしっかり拭き取る。

すぐ火にかける

細かい穴に入り込んだ水分を飛ばす。水蒸気の煙がおさまるまで加熱する。

食用油を全体に塗る

内側と持ち手部分まで含めて、食用油をキッチンペーパーで薄く塗り伸ばす。塗り残しがないように。

油を塗り終わったら弱火で加熱する

弱火で5分ほど加熱すれば完了。冷めるのを待って保管する。

使い終わったあとにひどく汚れがこびりついているときは、水を入れて火にかけ沸騰させると汚れが浮いてきます。その後でタワシなどでこすればキレイに落とせますよ。

スキレットの手入れ|③酸化を防ぐ保管方法

新聞紙をグシャグシャに丸める

スキレットを使ったあと、しばらく使わないときは正しく保管しましょう。

スキレットはサビやすいので、新聞紙などでくるんで湿気の少ない場所で保管してください。シンクの下に置いておいたらサビてしまったという事例もあるので、保管場所には気をつけましょう。

新聞紙でくるむことでシーズニングした油の酸化を防げるので、忘れないでくださいね。もし油が参加して変な臭いが出てきたときは、お湯で古い油を落としたあとシーズニングを行えば元に戻せますよ。

スキレットの手入れ|④頑固な焦げの落とし方

タワシ

スキレットを手入れしていても、頑固な汚れやサビができてしまうことはあります。そんなときはそれぞれの汚れにあわせて次の方法で対処してください。

頑固な汚れ

タワシなどで落ちない、ソースや食材のこびりつきは、お湯を入れて火にかけて沸騰させてふやかします。汚れがやわらかくなったら、固いヘラなどをつかって削ぎ落としてください。

サビ

サビは、タワシや金タワシでこすり落とします。軽いサビならこれで落とせます。サビを落としてシーズニングすれば元通りです。

それでも落ちないサビのときは、焼き切る方法があります。ガス火やキャンプ用バーナーで、サビの部分を炭化させてるのです。

サビた箇所が黒くなるまで、じっくり火をあてましょう。その後自然に冷ましたあとで、タワシで炭の部分をこすり落とせばOKです。最後にシーズニングすれば元通りになりますよ。

スキレットでやってはいけないNGな手入れ!

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スキレットを手入れするときにやってしまいがちな間違いをまとめました。よくチェックしておいてください。

冷たい水で洗う

スキレットをすぐに洗いたいからと、冷たい水で冷やしながら洗うのはNGです。急な温度変化で鉄が変形し、ひび割れなどのトラブルを引き起こすことがあります。

洗剤を使って洗う

洗剤を使うと、せっかくなじんだ油まで落としてしまいます。購入後はサビ止め用のワックスを落とすのに洗剤を使いますが、それ以外は洗剤は使わず、お湯とタワシ(固めのスポンジ)を使いましょう。

濡れたまま放置する

スキレットを濡れたままにすると簡単にサビができます。表面が乾いていても中に水分が残っている場合があるので、加熱して飛ばす必要があります。

油をなじませずに使う

油をしっかりなじませる前に使うと、焦げ付きやすくなり、サビも発生しやすくなります。必ず油をなじませることを忘れないでください。

ただ、最近のスキレットは焦げ付きにくくコーティングされたものもあります。表面が加工されているものをタワシなどでこすると傷がついてしまうため逆効果です。手入れするときは事前に取扱説明書をチェックしてくださいね。

スキレットは使うたびにシーズニングを

フライパンをかけて収納


スキレットを長く愛用するには、油がなじむまで繰り返しシーズニングする必要があります。

手入れの手間はかかりますが、正しく扱えば劣化せずになじんできて、自分だけのスキレットに育てることができますよ。家の中でもアウトドアでも活躍するすてきな調理道具なので、ぜひ正しく手入れして大切に扱ってくださいね。