ふとした拍子についてしまう、フローリングの傷。長い時間を過ごすリビングなどのお部屋は特に、「跡が残る前に防止できないかな…？」と思ってしまいますよね。
そこで今回は、フローリングに傷がつくのを防止するさまざまなアイデアをご紹介します。
もくじ
フローリングに傷ができる原因は？
フローリングに傷がつく理由はさまざま。真っ先に思いつくのは、重い物を落としたり、尖ったものを当てたりすることではないでしょうか？
実はそれ以外にも、椅子を引っ張ったときのこすれのように、ささいな傷が積み重なって目に見えるまでに変化する場合もあるんです。いつの間にか傷だらけの年季が入ったフローリングになってしまうことも。
傷でいっぱいのフローリングにしないためには、傷がつかないように早い段階から防止しておくことが大切です。
フローリングの傷を防止するには？
フローリングに傷ができるのを防止するには、次の3通りの方法があります。
もちろん組み合わせてもいいので、できそうなところから取り入れてみましょう。
① 敷物を敷く
一番手っ取り早くて効果が高いのが、カーペットやラグマットなどの敷物を敷いてフローリング自体を隠して守る方法。広い範囲を守りたいときや、置いてしばらく移動させない家具がある場合は敷物がおすすめ。
クッション性の高いマットやカーペットを敷いておけば、うっかり重いものを落としたり、子供がおもちゃを投げたりしても安心です。
② カバーなどをつける
少し手間はかかりますが、効果があるのが家具一つひとつにクッション材などのカバーをする方法。
椅子やテーブルの脚などは床に接する面積がかなり小さく、力が集中するので傷ができやすくなっています。「頻繁に動かす家具」の下にはカバーをつけましょう。
③ ワックスを塗る
フローリングを傷から強くするには、ワックスを塗るのも効果的。「フローリングを見せたいけど傷はつけたくない」という人におすすめの方法です。
ワックスで表面をコーティングしていれば、傷や汚れ防止効果があるうえ、ツヤが出てキレイな見た目になりますよ。
フローリングの傷防止アイテム│保護できる敷物がおすすめ
1.『床を保護する多用途マット』（ottostyle.jp）
ロール状で自由な大きさに切って使える傷防止マットです。汚れ防止効果もあるので、キッチンやトイレのマットに使うのもおすすめ。フローリング柄なので、インテリアのじゃまもしません。
2.『クッションフロア』（サンゲツ）
名前の通りクッション性が高く、コップなどを落としてしまっても割れないのが特徴です。好きな形に切って設置できるので、複雑な間取りのおうちでも使えますよ。お部屋のフローリングをすみずみまで保護したい場合や、模様替え気分で楽しみたい場合はおすすめです。
3.『チェアマット』（山善）
ふだんから机をよく使うおうちにおすすめなのが、椅子の下に敷くチェアマット。透明で目立たないデザインなので、書斎やリビングでも使いやすいですよ。
4.『ジョイントマット』（CBジャパン）
こまめに出し入れするなど、柔軟に傷対策したい場合は、組み立てて使えるマットがおすすめ。リビングの隅にしまっておけば、子供がおもちゃで遊ぶときだけマットを敷くなど傷対策がしやすいです。
フローリングの傷防止アイテム│カバーにはどんな種類がある？
5.『脚ピタキャップ』（レック）
椅子やテーブルなどの家具の脚に取り付けられるカバーです。マットを敷かなくてもさり気なく傷対策ができます。キャップ部分はゴム製で四角い脚でも問題なくつけられます。木の色になじむカラーなのもうれしいポイント。
6.『メタルラック キャスター受け』（アイリスオーヤマ）
キャスター式の棚は1ヶ所に重さが集中するので、フローリングの負担も大きくなります。重さを分散させるために、キャスターを固定できる台を使うのがおすすめです。キャスターを台に乗せておけば床の傷対策と、ブレ防止にもなって安全ですよ。
7.『床のキズ防止テープ』（セイエイ）
フローリングの上に直接置いているもの、それぞれにカバーをつけるなら切り取って使えるテープタイプのクッション材がおすすめ。フェルト状のテープなのでフローリングに傷がつきにくく、引きずったときの音も出ません。
フローリングの傷防止アイテム│簡単にかけられるワックスも！
8.『オールワックスシート』（リンレイ）
『クイックルワイパー』などのペーパーモップに取り付けて使えるワックスが、この『オールワックスシート』。シートを取り付け、掃除感覚でまんべんなく塗っていくだけ。あとは乾くまで10分ほど待つとワックスがけは完了です。
9.『AURO フローリングワックスシート』（AURO）
AUROは石油系の化学物質を一切使用していない植物由来のワックスシート。小さな赤ちゃんやペットのいるおうちにおすすめです。これもふだんの掃除のようにワックスがけができるのが特徴。5〜10分ほどと乾燥時間も短いのでスキマ時間でワックスがけができます。
フローリングの傷を防止できなかったときは…
いくらフローリングの傷対策をしていても、手が滑ってものを落とすことはあります。ただ、傷がついたからといって慌てる必要はありません。
ホームセンターなどで販売されている専用の補修材を用意すれば、おうちでも簡単に直せます。
しっかりフローリングの色にあった補修材を選んで、傷を見えなくすれば問題ありませんよ。
フローリングの傷を防止するためのひと手間を！
日々の生活のなかで、フローリングに傷をつけてしまうシーンは出てくるものです。どれだけ気をつけていても完全に避けることはできません。
だからこそ、できるだけ傷をつけないように傷を防止することが大切です。大きな傷になってしまってからでは遅いので、できるだけ早い段階からフローリングの保護を始めてみてください。
ひと手間かけて、美しいフローリングをキープしましょう！
