お気に入りのスニーカーは長持ちさせたいと思いつつも、ヘビーユースするので、少しずつ傷みが目立ってきますね。でも、傷みによっては自分で手直しして、キレイにすることができるかもしれません。
ここでは補修できるスニーカーの傷みと、直し方をあわせてご紹介します。簡単な作業で、手持ちのスニーカーをぐっと長持ちできますよ。
もくじ
スニーカーはおうちで補修できる?
スニーカーを履いていると、靴底が減ってきたり、表面に傷がついたり、やぶれたりさまざまなトラブルが起こります。
このなかでも、「かかとのすり減り」「つま先の剥がれ」といった靴底周りのトラブルなら、おうちで補修できますよ。
つま先の剥がれ
靴底から伸びて、つま先に覆いかぶさる部分は、履いているうちにだんだんと剥がれてきます。見た目によくないばかりか、汚れがはいってどんどん剥がれていきます。気になったらすぐに直しましょう。
かかとのすり減り
スニーカーを履いていると、アスファルトにこすれてかかとがどんどんすり減っていきます。この摩耗は専用のグッズを使って足してあげれば、元通りの厚みに戻せます。歩きにくいだけでなく、型くずれも起きやすいので、こちらも早めに直しましょう。
スニーカーの補修|必要なものは?
- 必須
- ブラシ
- ソールの補修材
スニーカーを補修するには、市販の補修材を用意しましょう。つま先の剥がれを貼り付けるのも、ソールのすり減りを直すのも同じ道具を使ってできるので、1つ用意しておくと便利ですよ。
『シューズドクターN』(セメダイン)
スニーカーの補修におすすめなのが接着剤メーカーのセメダインが販売する「シューズドクター」。補修用として使えるのはもちろん、剥がれの再接着、新品のスニーカーに使えばすり減り予防にもなります。
カラーバリエーションが三色あるのでスニーカーの色にもあわせやすいですよ。どうしても色があわない場合は、水に強いアクリル絵の具などを使うと接着剤のうえから塗れます。
スニーカーの補修|つま先の剥がれ
スニーカーを補修するのはとっても簡単で「汚れを落として、補修材を塗り、乾かす」だけ。
ここでは、紹介した『シューズドクターN』を使った補修方法をご紹介します。
つま先の剥がれを直すのはとっても簡単。次の手順で進めます。
汚れを落とす
ブラシを使って内側に入りこんだ細かい汚れをかき出す。楊枝などを使ってもOK。
補修材を塗る
剥がれた部分を開きながら、補修材を塗り込む。手で軽くなじませる。
乾かす
風通しのいい場所に置いて半日以上しっかり乾かしたら完了。
接着剤なので「よく乾かす」のがコツ。乾かないうちに履くと崩れてしまうので、休日など時間のあるときにチャレンジしましょう。
シューズドクターシリーズには1分で貼り合わせができるものがあるので、急いでいるときはそれを使うといいですよ。
スニーカーの補修|かかとのすり減り
かかとのすり減りは補修材をたっぷり使って埋めていきましょう。
汚れを取り除く
ブラシを使って土などの汚れをていねいに取り除く。
ポリ板をつける
シューズドクターにはプラスチック板がついている。かかとのカーブにあわせて、この板を貼り付ける。
補修材をいれる
すり減った部分を埋め合わせるように補修材をいれる。付属のヘラでなじませ、高さを調節する。
乾かす
24時間以上乾かし、固まったことが確認できたら完了。
内側の生地が見えているくらいに減っているなら、塗り込む量も多くなって乾きにくくなります。その場合は、2〜3回に分けて補修するとキレイに仕上がりますよ。
スニーカーを補修をより早く終わらせるコツは?
スニーカーはふだんから履き方に注意することで、補修の頻度を下げられます。
ソールはかかとをすらない歩き方を意識するだけでも、すり減りにくくなります。また「1日履いたら1日休ませる」を徹底できると、靴に疲労がたまりにくくなり、型崩れや臭いなどを出にくくなります。
ふだんから負担を掛けないように意識してみましょう。
スニーカーの重い補修は専門店へ修理に出そう
スニーカーは破れやほつれなど、生地のトラブルを起こすこともあります。残念ながら、これらのトラブルは補修がむずかしいと考えましょう。
スニーカー生地はかなり厚くて強いため、専用の針や糸などが必要なほどで、手で縫おうとしてもまったく歯が立ちません。
「ミスターミニット」など靴の補修を取り扱う修理屋さんがあるので、そこに相談してみましょう。ネットから依頼できる店舗もあるので、自宅にいながら修理してもらうこともできますよ。
傷み具合にもよりますが修理の料金は3000円ほどが相場。まずはどれくらいの料金になりそうか気軽に相談してみてください。
スニーカーは補修すれば長く楽しめる!
お気に入りのスニーカーは、傷んでも直して履き続けたいものですね。
専用のキットをおうちに用意しておけば、気になったときにいつでもスニーカーの補修できます。
傷みがひどくなる前からこまめに補修してあげれば、スニーカーも長持ち。履いて出かけるのが楽しくなりますよ。