雨の日が続くと、外に洗濯物が干せなくて憂鬱になりますよね。そんな日には「エアコン」を活用すると、カラッと乾かすことができるんですよ。
ここではエアコンを使った部屋干しのやり方とコツをご紹介します。
もくじ
部屋干しが外干しよりも乾きにくい理由
部屋干しが乾きにくいのは、空間が限られていて室内の湿度が高くなりやすく、空気中にそれ以上水分が逃げ出せなくなってしまうからなんです。風がないのもマイナスで、湿った空気が循環してくれません。
雨の日の部屋干しは、最初から湿度が高いので、洗濯物の湿気が逃げられず、乾くまでにかなり時間がかかってしまいます。
衣類は濡れた状態が長く続くと雑菌が繁殖し、生乾きのイヤなニオイを発してきます。さらに湿気がたまることで、部屋のなかにカビが生えるなどの被害も…。
部屋干しするときは、「湿気をいかに取り除くか」を常に考えなければいけません。
部屋干しの悩みはエアコンのドライモードで解消!
部屋干しで洗濯物が乾かない悩みは、エアコンを使うことで解消できます。
基本的には「ドライ(除湿)」か「冷房」コースを選べばOK。
ただし、風が当たる場所にムラができてしまうため、扇風機かサーキュレーターで下からも風を送りこむとさらに効果的です。こうすることで効率的に洗濯物から水分が出ていき、2〜3時間もすればカラッと乾かせます。
部屋干しするときは乾きやすいように洗濯物自体の干し方を工夫しておくと、エアコンの稼働時間を短くすませられます。
「風が通りやすくする」のがポイントなので、そのテクニックをいくつかご紹介します。
エアコンで部屋干し|①洗濯物の間隔をあける
干すときの間隔が狭いと、風が通らずなかなか乾きません。
服と服の間は最低でも15cmほどはあけるようにし、風の通り道をつくるよう意識してください。
エアコンで部屋干し|②薄い服と厚い服を交互に干す
風通しをよくするには、薄い服と厚い服を交互に並べるのも効果的。乾きやすい服を間に挟むことで風通しがよくなるんです。
薄い服の方が先に乾くので、乾いたらすぐに取り込んでいくと厚い服はさらに空気が通りやすくなります。乾くのがもっと早まりますよ。
エアコンで部屋干し|③重なりをなくす
バスタオルやシーツなどの大きな洗濯物を干すときは端っこだけをかけて吊るすのがおすすめ。真ん中から二つ折りにすると内側の風通しが悪くなってしまいます。
「風にあたる面積を大きくする」のを意識して工夫してみましょう。
エアコンで部屋干し|④風を直接当てる
ジーパンやパーカーなどの厚手で乾きにくい服は風通しを良くしても乾くまでに時間がかかります。そんなときは、エアコンの風が一番当たる特等席に配置しましょう。
除湿された空気が真っ先に当たるので厚手の服でもすぐに乾きます。
エアコンで部屋干し|⑤洗濯物を2回にわけて干す
洗濯物がたくさんあるときは、洗って干すのを2回にわけるといいですよ。
部屋干しなら日照時間に関係なく乾かせるので、たまった洗濯物をすべて一度に洗う必要がありません。
部屋干しでエアコンの代替になるものは?
梅雨の入り始めなど、まだ暑くない時期にエアコンを使うのはなんとなくもったいない気がすることもありますよね。
実は部屋干しを効率よく行うのに活用できるのは、エアコンだけではありません。他にも活用できる家電などがあるので、おぼえておきましょう。
扇風機で風を回す
お部屋がジメジメとしてないときにおすすめなのが、扇風機を活用する方法。室内の湿度が高すぎなければ、洗濯物は風が当たってさえいればカラッと乾きます。
首振り機能を使って干した洗濯物に直接風が当たるように配置しましょう。風量は弱で大丈夫です。
エアコンを使うよりは時間がかかりますが、生乾きの臭いなども起こらずカラッと乾かせますよ。
除湿機を使う
部屋干しをすることの多いおうちなら、除湿機を取り入れるのがおすすめ。温かく乾燥した風が、洗濯物を短時間でカラッと乾かしてくれます。
1台あると天気や季節に左右されず、いつでも部屋干しができるのがうれしいポイントです。
浴室乾燥を利用する
エアコンを使うのと同じくらい効果的なのが、お風呂の「浴室乾燥機」です。
部屋よりも空間がせまいので効率的に乾かせて、乾燥モードで3時間前後あればたいていのものは乾きます。
ただし、入浴後だと湿気が多いのでNG。あらかじめ換気扇をまわし、浴室内をある程度乾かしてから、洗濯物を吊り下げましょう。これなら雨の多い時期でも簡単に乾かせますよ。
部屋干しはエアコンを使ってカラッと乾燥させよう!
花粉の時期や雨続きのシーズンだと、洗濯物はどうしても部屋干しがメインに。急いでいるのになかなか乾かなくてイライラしますよね。
そんな悩みも「エアコン」の活用で解消できます。生乾きなどのトラブルも起こりやすいですが、エアコンを使えば短時間でカラッと仕上がります。
お部屋がジメッとして不快な思いをすることもなくなりますよ。