冬の家族団らんの時間に欠かせない「こたつ」。使っているうちに食べ物や飲み物をこぼしたり、汗を吸い込んだりして汚れや臭いが気になることも…。
でも、「こたつ布団って洗濯していいんだっけ?」と、対処法に困っているママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、こたつ布団を洗濯する方法をご紹介します。
こたつ布団は洗濯できる?

洗い方はこたつによって違うので、まずは洗濯表示を確認してみましょう。
確認するのは洗濯表示のなかでも一番左のマーク。次の3つのパターンがあるのでどれかチェックしてくださいね。
四角い洗濯機の形のマーク
「四角い洗濯機のような形のマーク」は洗濯機洗いに対応したこたつ布団です。「水の入ったたらいのマーク」も同様です。
洗濯機が大物洗いに対応していたり、布団の入る洗濯ネットを用意したりと条件を整える必要はありますが、洗濯機任せにできて扱いやすいですよ。
「手洗い」と書かれたマーク
「手洗イ」と文字が書かれたものや「たらいに手を入れているマーク」は、洗濯機は使えませんが手洗いであれば洗濯できるこたつ布団です。
大きな布団を手洗いするのは大変そうに思えますが、お風呂を使えば簡単に洗えます。
たらいに大きくバツ印がついたマーク
水の入ったたらいに大きくバツ印がついているものは、おうちでは洗えないこたつ布団です。
デリケートな素材が使われていて、洗濯するとトラブルの原因になります。クリーニングに出しましょう。
こたつ布団を洗濯するのに必要なものは?

- 必須
- 『エマール』などの中性洗剤
- こたつ布団の入る洗濯ネット
- あると便利
- 『レノア』などの洗濯用柔軟剤
こたつ布団の洗濯に使うのは『エマール』や『アクロン』などの「おしゃれ着洗い洗剤」。デリケートな服を洗うのと同様に布団にも負担が少なくすみます。
さらに布団用の洗濯ネットも用意してくださいね。
こたつ布団を洗濯機でキレイにする方法は?

布団を広げる
たたみやすいように広い場所で。汚れた面を下にする。
端から折り進める
2つ折り、4つ折りとこたつ布団を細長い長方形に整える。
丸めてネットに入れる
長方形の端からクルクルとゆるく丸め、洗濯ネットにいれる。
大物洗いコースで洗う
洗剤や柔軟剤をセットし、大物洗いコースで洗濯。なければ手洗いコースを選ぶ。
こたつ布団を手洗いで洗濯する方法は?

浴槽に洗浄液をつくる
浴槽の4分の1ほどの高さまで水をため、洗濯1回分ほどの洗剤を溶かす。
こたつ布団を浸して踏む
洗浄液にこたつ布団を浸し、汚れを液に溶かし出すように踏む。5分ほど繰り返す。
すすぐ
泡が出なくなるまで2〜3回ほど水を入れ替えてすすぐ。柔軟剤を使うときは最後の水に溶かして再度すすぐ。
フチにかけて水を切る
浴槽のフチに布団をかけて、1時間ほど自然に水が切れるのを待つ。
踏み洗いは滑らないように注意しましょう。洗濯の作業はこれで完了。あとは干すだけです。
こたつ布団を洗濯したあとはどう干す?

ポイントは「両面に風が通るようにする」こと。物干し竿に2つ折りにしただけでは内側が乾かないので2本の平行な物干し竿にたるませてかける「M字干し」がおすすめ。
これなら全体に風が通るのでより早く乾きます。2日ほど干してなかまでしっかり乾かしましょう。
こたつ布団を洗濯する頻度はどれくらい?

おうちでの使い方や暮らしによって汚れ具合は変わってきますが、シーズン中に2回洗濯できれば十分。大掃除のついでに1回、温かくなってしまう前に1回、それ以外は必要があれば洗ってあげましょう。
忙しくて大変という場合はシーズンの最後1回だけでも大丈夫。押入れにしまう前に汚れをスッキリ流したら来年も同じ使い心地を楽しめますよ。
覚えておきたい

洗濯できないこたつ布団はどうする?

濡らした雑巾に『エマール』などのおしゃれ着洗剤を数滴垂らし、汚れが目立ってきた場所を中心に叩くように拭きましょう。最後に洗剤を残さないように水拭きで仕上げれば完了。
全体の丸洗いはできませんが、これなら部分的にキレイにすることができます。
こたつ布団の洗濯はこまめな掃除で防ぐ!

洗濯をしなくても、消臭スプレーを吹きつけたり、こまめに雑巾などで水拭きにしたりといった手入れをするだけで汚れが定着するのは防げます。リビングの掃除ついでに軽く拭き掃除までできればシーズン中の洗濯は不要にできるかも。
こまめな手入れで汚れをとれれば毎日のくつろぎの時間がもっと快適になりますね。