毎日の疲れた身体を癒してくれる布団。できるだけ気持ちよく寝たいので、キレイな環境に整えておきたいですよね。

その布団の大敵は「ほこり」。吸い込むのがイヤでどうにかしたい…と困っているママも多いですよね。

ここでは布団のほこりを出にくくする対策の仕方をご紹介します。

布団のほこりってなくせる?

? クエスチョン

布団のほこりを取り除いて舞わないようにしたい…と思うかもしれませんが、完全にほこりをなくすことはできません

実はおうちのなかにたまる「ほこり」の発生元がこの布団だったりするんです。ほこりの正体は、カバーから出た糸くずや内側から出た綿や羽毛の破片など。

あまりにほこりっぽいと、起きたときに喉がガラガラになっていたり、鼻水が止まらなくなったりと症状がでることもあります。

ある程度はほこりが出てしまうのは仕方ないと考え、できるだけ取り除いて増やさないように工夫することが快適な睡眠のポイントといえます。

布団のほこりを取り除くには?

ステップ プロセス

布団のほこりは「乾燥させて軽くし、掃除機をかける」のが一番簡単で効果的な方法です。合わせて部屋にたまったほこりも取り除けば、ほこりっぽかった寝室の空気がスッキリしますよ。

① 干す

布団を干して日光に当てましょう。干す時間は「片面1〜2時間」が目安。丸一日干す必要はないので午前中のちょっとした晴れ間だけで湿気はとれますよ。

注意点
ポイントは「叩かない」こと。なかの羽根や布団の繊維がちぎれて舞い上がり、よりほこりっぽくなります。叩くとキリがないので手のひらで表面をなでるように払うだけで十分ですよ。

② 部屋のほこりを取る

布団を干している間に、部屋にたまったほこりを取り除きましょう。床にたまったほこりを掃除機で取り、換気して空気中のほこりを外に追い出せばOK。

ワンポイント!
念入りに掃除したいときは、棚などの床より高い場所に積もったほこりをハンディモップで払いましょう。部屋全体のほこりが取れてスッキリしますよ。

③ 布団に掃除機を掛ける

干した布団は、湿気が取れて軽くなったほこりがいっぱい残っています。あとは掃除機をかければ簡単に取り除けます。

布団を広げて置き、端から順に掃除機をかけていきましょう。目安は1列あたり10〜15秒とできるだけゆっくり掛けるのがコツ。表面がおわったら裏面もおなじようにかければ完了です。

布団のほこりをためない工夫は?

換気

ほこりを取り除いたら、ほこりが出にくくなる対策もしたいところ。基本的には布団からほこりの発生を止めることはできないので、こまめにほこりを取り除くことを心がけましょう。

こまめにカバーを替える

布団カバーやシーツはほこりをたくわえやすいのでこまめな交換が大切。肌にふれるものでもあるので週に1回は交換、洗濯してくださいね。

シーツは洗濯のりを使うと毛羽立ちを抑えてパリッと仕上がります。ホテルのような気持ちいいさわり心地になるので一度試してみてくださいね。

晴れた日は干す

布団のほこりは就寝中の寝汗を含んで重くなり、取れにくくなっています。晴れた日には短時間でも干して外の風に当てておくと乾いて軽くなったほこりが取れやすくなります。取り込むときは軽く手で払って表面のほこりを落としてくださいね。

換気する

布団が置かれる寝室はどうしてもほこりっぽくなりがちな部屋です。10分ほどでもいいので窓を開けて空気中のほこりを外に逃がしましょう。窓をあけるだけでできるのでバタバタする朝の時間でも手軽に実践できますよ。窓がない場合は空気清浄機など、家電の力を借りるのもいいですね。

布団のほこり対策は専用アイテムが便利!

布団のほこり対策は専用のアイテムも販売されています。ほこり対策をもっと効果的にラクにやりたい!というときにおすすめです。

『掛け布団カバー』(テイジン)

TEIJIN 掛け布団カバー ミクロガード

出典:image.rakuten.co.jp

極細の繊維を高密度に編み込んでつくられた、ダニを全く通過させない布団カバーです。糸ほつれが起こりにくい繊維を使っているのでカバーからのほこりも出にくいのが特徴です。

ほこりに敏感な子供用の布団カバーに使ってもいいですね。

『布団干し袋』(東和産業)

東和産業 花粉ガード 布団干し袋

出典:thumbnail.image.rakuten.co.jp

土ボコリや花粉が気になる日でも安心して干せるのが「布団干し袋」。黒い袋なので日光を集めやすく、短時間で乾くのが特徴です。

3辺にファスナーがついているので布団を入れるときも簡単。掛け布団にも敷布団にもつかえるのでひとつあると重宝しますよ。

『布団クリーナー』(アイリスオーヤマ)

IC-FAC2 布団クリーナー

出典:www.irisohyama.co.jp

こまめに掃除機をかけるなら、専用の掃除機を寝室に置くと楽になります。布団用の掃除機なのでつっかかりが起きず、スムーズにほこり取りができます。

軽量タイプなので丁寧にかけても疲れにくいのがうれしいですね。

覚えておきたい

エコなわざあり

布団のほこりは洗濯で流す方法も

物干し竿で外干し シーツや布団

布団のほこりがどうしても気になる…というときは思い切って布団を洗ってみるのもいいかもしれません。洗濯すると干すだけでは取り切れなかったほこりがキレイに流せます。

コインランドリーを活用すればとっても簡単。洗濯乾燥機があるので洗いも乾燥もまとめてできますよ。

乾燥機の熱風をあてると、布団に潜んでいたダニの退治にもなります。年に1回ほどでいいのでまとめて洗っておくとアレルギー対策もバッチリですね。

布団のほこり対策で眠りをもっと快適に

布団がほこりっぽいとせっかくの休息の時間もなんとなく落ち着きませんね。布団のほこりとりは「干して掃除機をかける」でキレイになります。

ふだんからこまめに干してお部屋の空気を入れ替えるようにしておけば、ほこりっぽく感じることは少なくなりますよ。