スーツは毎日着て出かけるものなのに、クリーニングに出すことは少ないですね。
大切な出張や会議の前にクリーニングに出しておこう、と思っても「何日くらい時間がかかるのか見当がつかない」という人が多いはず。
そこで、今回はスーツのクリーニングにかかる日数の目安、早く仕上げるコツなどをご紹介します。
もくじ
スーツのクリーニングにかかる日数は?

通常のコースであれば、スーツのクリーニングにかかる日数は、3〜5日ほどが目安。
ただ、この日数はあくまで目安。お店や混雑状況によって大きく前後するので注意しましょう。急ぎのときはクリーニング店に電話し、あらかじめ仕上がりの目安を確認すると安心です。
「白洋舎」など仕上がりが早いと評判の大手店舗を利用するのもおすすめですよ。
スーツのクリーニングでは何をしている?

スーツは水洗いすると縮みやシワが残りやすいデリケートな素材が使われているので、クリーニングに出している人は多いと思います。
クリーニングでは、「ドライクリーニング」という特別な方法で汚れを落としています。水を一切使わず、石油系の溶剤にひたして汚れを溶かし出すのが特徴で、素材への負担が少ない洗い方です。
洗ったあとはプロの手でていねいにプレスしてシワを伸ばしているので、くたびれた生地も新品のようにシャキッとした見た目になるというわけです。
スーツのクリーニングで日数・時間がかかるものは?
スーツのクリーニングはオプションをつけると時間がかかる点に注意しましょう。
せっかくだからと「撥水加工」や「ウェットクリーニング」などをつけると特別な処理が必要になるので、その分日数が長くかかります。
急ぎのときは思い切って汚れ落としだけに絞ることも大切です。オプションはさらに仕上がりをよくするためのもの。余裕があるときに依頼するといいですよ。
スーツのクリーニングに日数をかけられない場合

「明日までにスーツをクリーニングしないと…」など、3日も待っていられない場面もあると思います。
そんなときはオプションで「即日仕上げ」を依頼するか、気にならない程度に「セルフクリーニングする」の2つの方法があります。
即日仕上げを利用する
お店によっては、その日のうちにクリーニングを仕上げてくれるコースが用意されています。
開店してすぐ早い時間に出しておけば、夕方にはキレイになって返ってきます。
オプションサービスなので別途料金がかかりますが、どうしても落としたい汚れや臭いがあるなら依頼しましょう。
セルフクリーニングする
「汗の臭いが気になる」「シワやヨレを直したい」という程度なら、おうちでのお手入れでも十分。洋服ブラシとアイロンを用意して、次の手順で進めていきます。
ブラッシングする
汚れを落として毛並みを整えるため、ハンガーにかけたまま軽くブラッシングする。
スチームを含ませる
ハンガーにかけたまま、スチームアイロンの蒸気をたっぷりと含ませる。
そのまま乾かす
1時間ほど干して、蒸気が乾くのを待つ。
アイロンがけ
アイロンを低温に設定し、あて布をしてアイロンがけして仕上げたら完了。
スチームにはスーツの生地を膨らませてシワをとったり、汗の臭いを消したりする効果があるんです。1時間ほどあれば気にならないくらいにできますよ。
ただし、汚れまでは落とせないのでクリーニングの代わりにはなりません。時間があるときにクリーニングに出してくださいね。
スーツをクリーニングに出す頻度は?

スーツは洋服のようにこまめに洗わないので、ついクリーニングの時期を忘れてしまいがち。大切な日の直前で焦らないためにも、しっかりと時期を決めてキレイに保っておくのがおすすめです。
適切なクリーニングの頻度は「3ヶ月に1度」ほどといわれているので「季節に1回」を目安にカレンダーで管理しておくのがおすすめ。
汚れたままのスーツを着続けないためにも、しっかり把握しておきましょう。
スーツのクリーニングにかかる日数・時間を把握しておこう!

クリーニングには意外と時間がかかるので、大切な会議や出張に向けた段取りが大切です。
通常のコースであれば3〜5日、余裕をもって1週間前にはクリーニングに出しておきましょう。
かかる時間から逆算してクリーニングを依頼しておけば、万全の体制で大切な日にのぞめますよ。