ブリは、油がたっぷりとのっていて、照り焼きや煮物などにして食べるとおいしいですよね。しかし、食べ切る前に冷蔵室の中で傷んでしまったなんてことも。
余ってしまいそうなときは、冷凍保存がおすすめです。正しく冷凍すれば、おいしく長持ちさせられますよ。
今回は、ブリの冷凍方法や保存期間などをご紹介します。
ブリは冷凍できる?保存期間は?
ブリの保存方法は主に「冷蔵保存」「冷凍保存」の2通り。
数日中に食べるのであれば冷蔵室での保存がおすすめですが、すぐに食べないのであれば冷凍保存がおすすめです。保存状態にもよりますが2〜3週間ほど保存がききますよ。
「ブリ大根」や「ブリの照り焼き」なども冷凍保存ができます。保存期間はブリ大根は3週間、ブリの照り焼きは2週間ほどです。
ただし、凍らせてしまうとブリの風味は落ちてしまいます。生で食べる刺身は、冷蔵保存をしましょう。
また、市販の刺身用のサクなども、生の状態であれば冷凍保存はおすすめしません。さばかれてから時間が経ってしまっているので、冷凍状態で売られていないようであれば、当日中に食べたほうがいいですよ。
ブリの冷凍保存の手順は?
ブリを冷凍するときは、切り身の状態で保存すると使いやすいですよ。そのまま保存するか、下味をつけて保存するかでやり方が異なるので、それぞれの正しいやり方を覚えておきましょう。
そのまま保存する方法
ボウルに氷水が塩水を張り、ブリをサッとくぶらせて、水気を拭き取らずそのままラップで包みます。空気が入らないようにぴっちり包んでくださいね。
それから冷凍用保存袋で密閉すれば完了です。
下味をつけて保存する方法
切り身の両面に塩を少量ふって水分を出したら、キッチンペーパーで吸い取ります。それから調味料と切り身を保存袋に入れ、密封して冷凍すれば完了です。
調理したブリの冷凍保存の手順は?
「ブリ大根」や「ブリの照り焼き」などが余ったときも、冷凍保存がおすすめです。何回も温めてしまうとブリが劣化してしまうので、再冷凍は避けてくださいね。
ブリ大根を保存する方法
ブリ大根は、一度に食べられる量ごとに保存容器に小分けして保存します。煮汁をたっぷりと注いで、粗熱を取ってから凍らせましょう。解凍時にしっとりとした食感を味わえますよ。
ブリの照り焼きを保存する方法
ブリの照り焼きは、粗熱を取ってからラップで包んで冷凍します。熱いまま包むと、水滴が発生して菌が繁殖する原因になるので注意してくださいね。
ラップは、空気が入らないようにぴっちりとかけるのがコツ。金属トレーにのせて冷蔵室へ入れると短時間で凍らせられるので、より鮮度を保った状態で冷凍できますよ。
切り身が凍ったら、保存袋や保存容器に入れて密閉してくださいね。
ブリを冷凍保存するときの注意点は?
水分をしっかり取り除いてから保存する
ブリの切り身などには、表面に水分が付着していることがほとんど。これは「ドリップ」と呼ばれ、生臭いニオイの原因になります。
冷凍保存するときは、ドリップをキッチンペーパーでしっかり吸い取ってから行いましょう。
切り身などに塩をふりかけると、浸透圧の関係で水分が出てきて臭み予防になりますよ。
急速冷凍する
ブリを冷凍保存するときは、急速冷凍するのが鮮度を保つポイント。
切り身をなるべく重ならないように並べたり、金属トレーの上に置いたりして、効率よく冷凍してくださいね。
ブリの冷凍保存を利用して料理を楽しもう
ブリは正しい方法で冷凍保存すると長持ちします。そのままでも保存できますが、味付けをしてから凍らせると、味がしっかり染み込んでよりおいしく食べられますよ。余らせずに使い切るためにも、ぜひこの機会に賞味期限と保存方法を覚えてみてくださいね。