ブリをさばくと、骨や頭などの「あら」がでてきます。せっかくなら身だけでなく「あら」もおいしく食べたいですね。
あらは、しっかり下処理を行えばおいしく食べられますよ。そこで今回は、ブリのあらの下処理についてご紹介します。
※包丁を持つ手が右手の場合で説明しています。ブリのあらってなに?
「あら」とは、魚をおろしたときに残る頭や中骨、かま、尾のこと。旨味を多く含んでいるため、塩焼きやかぶと煮にしたり、出汁を取ってあら汁にしたりします。
そのままだと捨ててしまうことも多い部位ですが、下処理であらをうまく取り出すことで、魚を余すことなく食べられますよ。
ブリのあらの下処理|①ブリを三枚おろしにする
ブリは体が大きな魚なので、まずは三枚におろして使いやすいサイズにしてきます。おろすことで、あらの頭、中骨、尾を取り出せます。
やり方は次の記事を参考にしてみてくださいね。
ブリのあらの下処理|②かまを取り出す
かまは、三枚におろした身から取り出せます。頭側を右に置いて、肩口と尾ビレの後ろを通るよう斜めに包丁を入れ、かまを切り取りましょう。
ブリのあらの下処理は「霜降り」をするとさらに◎
魚には特有の臭みがあります。
焼いたり揚げたりする場合は、熱によって臭みの原因である脂や血合いが落ちたり風味が感じにくくなったりしますが、煮る場合は出汁に臭みが移ってしまいやすいので、「霜降り」をすると良いですよ。
「霜降り」とは、臭みの元になる脂や血、ぬめりなどを熱湯をかけて落とすこと。
バッドなどにあらを並べて塩を振り、10分ほど置いて臭みなどを浮かせたら、あらをザルに入れて熱湯をかけましょう。それから流水で冷やし、残った血合いやぬめりなどを取り除いて、キッチンペーパーなどで水気を取れば完了です。
臭みが気になるのであれば、あらだけでなく身に霜降りをしても効果がありますよ。
ブリのあらの下処理をしておいしく食べよう!
ブリは、身だけでなくあらにも旨味がたくさんつまっています。下処理をして調理するとおいしく食べられるので、ぜひこの機会にやり方を覚えておいてくださいね。