鮭は、スーパーなどでもよく見かける魚の1つ。旬な時期は手頃な価格で購入できるので、頻繁に食卓に並ぶおうちも多いですよね。できれば長持ちさせたいですが、あまり日持ちするイメージがなく、保存方法には悩むところ。

そんなときにおすすめなのが冷凍保存です。正しいやり方で保存すれば、2週間以上長持ちしますよ。

そこで今回は、鮭の冷凍保存についてご紹介します。

鮭は冷凍できる?保存期間は?

鮭 切り身

鮭は冷凍保存ができる食材。冷蔵保存の場合は2~3日ほどしか日持ちしませんが、冷凍保存であれば2~3週間保存がききますよ。

ただし、適した方法でなければ保存期間が短くなってしまいます。生鮭、焼き鮭と保存方法が異なるので、用途別に正しいやり方で保存してくださいね。

鮭の冷凍保存|①生の切り身を日持ちさせる

鮭 生 切り身

生鮭を冷凍保存する方法には、「ラップに包んで冷凍する方法」「漬けこみして保存する方法」の2通りあります。

① ラップに包んで冷凍する方法

切り身をそのまま冷凍保存するときは、1切れずつラップに包む方法がおすすめです。日持ちはだいたい2週間です。

まずは切り身についている水分をキッチンペーパーなどで拭き取ります。水分が残っていると傷む原因になるので、しっかり水気を取りましょう。

1切れずつラップに包み、まとめて保存袋に入れたら完了です。

ラップに包むことで、空気に触れにくくなり、乾燥・酸化を防いで長持ちします。すき間があるとそこから空気に触れて傷んでいくので、ぴっちり包んでくださいね。

② 漬けこみして保存する場合

味噌漬けや塩こうじ漬けなど、下味をつけて冷凍保存することもできます。解凍して焼くだけなので、忙しい日のおかずとしても便利ですよ。

材料と水気を拭きとった鮭を保存袋に一緒に入れてもみこみます。それから密閉して冷凍すれば、漬け込み保存の完成です。2週間ほど保存がききますよ。

塩こうじや味噌は焦げやすいので、火を通す前に軽く拭きとってから温めるようにしてくださいね。

鮭の冷凍保存|②焼き鮭を日持ちさせる

鮭 焼き 切り身

鮭は、塩焼きにしてから冷凍保存することもできます。前もって焼いておけば、電子レンジで解凍するだけでいいので、洗いものが少なくなりますよ。

焼いた鮭は「ラップに包んで冷凍する方法」「フレークにして保存する方法」の2通りのやり方で冷凍します。惣菜の焼き鮭も、この方法で冷凍できますよ。

① ラップに包んで冷凍する方法

焼き鮭を冷凍保存するときは、ラップで包んで冷凍します。乾燥を防いで、鮭の水分をキープできますよ。

ラップで1切れずつぴっちりと包むのがポイント。冷めていく過程で水分が飛んでしまうので、自分で焼いた場合は、焼きたてを包んでくださいね。

それから、保存袋にまとめて入れて冷凍すれば完了です。1ヶ月と、生鮭よりも長く保存できますよ。

乾燥や酸化を防ぐため、保存袋の空気を抜いて、密閉保存するようにしてくださいね。

② フレークにして保存する方法

弁当などに使うなら、鮭フレークにしてから冷凍してもいいですね。

鮭を焼いて粗熱が取れたら身をほぐし、骨と皮を取り除きます。それから使いやすい分量に分けて、ラップで包みましょう。

いくつかまとめて保存袋に入れ、冷凍室へ入れたら完成です。こちらも1ヶ月ほど保存できます。

解凍するときは電子レンジを使います。半切れ分であれば600Wで1分を目安に加熱すればOKです。おにぎりやお茶漬けなどのちょっとしたお夜食用にもぴったりですね。

鮭の冷凍保存|注意することは?

注意 ポイント 指

鮭をはじめ魚は鮮度が落ちやすい食材です。買って日数が経つと、臭みが出やすくなったり、食中毒が発生しやすくなったりします。買ったその日のうちに冷凍保存しましょう。

また、魚は菌が発生しやすいので、衛生管理も大切。触るときは手をよく洗い、清潔な菜箸やまな板を使うようにしてくださいね。

鮭の冷凍保存を利用して料理を楽しもう

キャベツ スープ キャベツと鮭フレークのスープの作り方 パスタ入り

鮭は冷凍するとかなり長持ちします。焼いた状態で冷凍すれば、弁当のおかずとしてもサッと使えて便利ですよ。使用用途に合わせた方法で冷凍して、いろいろな料理に取り入れてくださいね。