レバーは独特な風味がおいしいですよね。鉄分とビタミンAが豊富に含まれているので、貧血で悩んでいる方にはとくにうれしい食材です。
レバーは傷みやすいイメージがありますが、正しく冷凍保存をすると、おいしく長持ちさせられますよ。
そこで今回は、レバーの冷凍保存のやり方についてご紹介します。
レバーは冷凍できる?保存期間は?
レバーは冷凍保存ができる食材の1つ。正しく保存すれば3週間ほど日持ちしますよ。
ただし、保存期間は保存方法によっても異なり、やり方によっては臭みが残ってしまうことも。
おいしく食べきるためにも、正しいやり方を覚えておきたいですね。
レバーの冷凍保存の手順は?
レバーを冷凍保存するときには、きちんと下処理をしてから行うのが大切。
まずはレバーを食べやすい大きさにカットして血を取り除きます。中の血の塊も取り除いておけば、臭み防止になりますよ。
ハツがついていたら、ハツとレバーを切り離してから2~3等分にカットしましょう。周りに脂肪がついていたら、臭みの原因になるので取り除いてくださいね。
カットができたら、ボウルに水をためてレバーを洗い、濁らなくなるまで流水にさらします。手でもみながら洗うと、中に残った血もきれいに取り除けますよ。
さらに、牛乳に20~30分浸すことで、臭みがしっかりとれます。牛乳がないときは塩水でも代用可能です。
水気を拭きとり、重ならないように薄く広げ、ラップで包んでから保存袋に入れて完成です。
一度解凍すると再冷凍できないので、100~200g程度など使い切れる分量ずつに分けておくと便利ですよ。
また、炒めものや焼き物にするときなどは、しょうゆだれで下味をつけて冷凍するのもおすすめです。下味をつけておくことで、より臭みが抜けて食べやすくなりますよ。
レバーを冷凍保存するときの注意点は?
レバーを買ってから日数が経つと、臭みが出るだけでなく、食中毒が発生しやすくなります。レバーを冷凍保存するときは、買ったその日に冷凍しましょう。
また、臭みの発生やうまみの流出を抑えるためには、短時間ですばやく冷凍することも大切。熱が早く逃げるよう、なるべくレバー同士が重ならないように平らにし、金属トレイやバッドの上に置いておくと早く凍りますよ。アルミホイルで包んでも同じような効果が得られます。
冷凍保存したものを解凍するときは、冷蔵室で自然解凍をするのがおすすめです。カットした大きさにもよりますが、鶏レバーは約4時間、豚・牛レバーは約2~3時間ほどで半解凍状態になりますよ。
時間がなくて電子レンジを使用する場合は、火が通りすぎないように様子をみながら半解凍程度にしましょう。100gあたり約1分が目安です。
レバーの冷凍保存を利用して料理を楽しもう
レバーは傷みやすいですが、冷凍保存をすることで長持ちします。きちんと下処理をすれば、臭みも出にくくおいしく食べきれますよ。レバーを正しく冷凍保存して、いろいろな料理に活用してくださいね。