砂糖や料理酒と並んで調理に欠かせない「みりん」。意外と量があるので開封してからしばらく経っても使い切れず、賞味期限は大丈夫か心配になることはありませんか。
そこで今回はみりんの賞味期限についてご紹介します。
みりんの賞味期限は?種類によって違うってホント?
みりんには主に「本みりん」「みりんタイプ調味料」「みりん風調味料」の3種類あります。風味に大きな違いはありませんが、原料や製造工程が異なるため、賞味期限も異なります。
パッケージに賞味期限が記載されていますが、種類別にだいたいの目安をご紹介しますね。
本みりん
「本みりん」にはアルコール分が含まれていて、酒類に分類されます。魚や肉などの臭みを取る、煮崩れを防ぐ、うまみをしっかり浸透させるといった効果がありますよ。
賞味期限は未開封の状態で製造から1年半ほど。開封したら冷暗所で3ヶ月と日持ちが短くなります。
みりんタイプ調味料(本直し)
「みりんタイプ調味料」も本みりんと同じくアルコールを含んでいます。臭みを取ったりうまみを浸透させたりする効果がありますよ。
ただし塩を加えて飲めないようにしているので酒類には分類されません。酒税がかからない分、本みりんに比べて安く購入できます。
みりんタイプ調味料の賞味期限は本みりんと同じで、開封前で製造から1年半ほど、開封後は冷暗所で3ヶ月ほどです。
みりん風調味料
みりん風調味料にはアルコールが含まれていないので、ドレッシングや和え物に使うとき、加熱してアルコールを飛ばす必要がないのがメリット。安く購入できるのもうれしいですね。
ただし本みりんやみりんタイプ調味料に比べて賞味期限は短く、未開封であれば製造日から1年間の日持ちです。開封したらみりん風調味料は冷蔵室で保存する必要があり、3ヶ月保存がききますよ。
みりんの賞味期限を長くするコツは?
みりんを日持ちさせるには、それぞれに適した場所で保存するのが大切です。
本みりんとみりんタイプ調味料は冷暗所で保存するのが◎。冷蔵室は温度が低く、液体中の糖分が白い結晶となって分離する可能性があるので、常温で保存しましょう。
みりん風調味料は冷蔵室か野菜室で保存します。アルコールを含まない分腐りやすいので、しっかりフタをしめて温度が一定に保てる場所が適しているんですよ。
賞味期限が切れたみりんは使ってもいい?
「賞味期限」とは品質が十分に保たれていると期限のことで、この期間内ならおいしく食べられると保証されています。
賞味期限が切れてもすぐに傷んでしまうわけではありませんが、品質は徐々に劣化していくため、腹痛などのトラブルを引き起こしかねません。安心して使うためにも、賞味期限内に使い切ったほうがおすすめですよ。
また賞味期限が切れていなくても、次のような状態の場合は傷んでいます。使うのは避けてくださいね。
・カビが生えている
・すっぱいニオイがする など
みりんはタイプ別の保存方法で賞味期限を長持ちさせよう
みりんのパッケージに記載されている賞味期限は開封前のもの。開封後はみりんのタイプにあわせて適したやり方で保存すると長持ちします。ぜひこの機会にみりんの賞味期限と保存方法を覚えてくださいね。