和食には欠かせない調味料の1つである「料理酒」。毎日のように使うからこそ大容量のものを購入する人も多いですが、開封してからの賞味期限がどれくらいか気になったことはありませんか。
そこで今回は、料理酒の賞味期限についてご紹介します。
料理酒は種類ごとに賞味期限がちがう
料理酒には大きく分けると「清酒」「合成清酒」「加塩料理酒」の3種類あります。
清酒と合成清酒
「清酒」とは日本酒のことで、うまみ成分が少ないことからあまり料理に適していません。しかし、飲みきれなくて味が変わってしまったものを料理酒として活用することがあります。
「合成清酒」は、清酒にアミノ酸などの成分を加え料理に適した状態にしたもの。清酒に比べて酒税が安いのが特徴です。
これらは未開封であればアルコールによる殺菌作用で腐るということがあまりありません。しかし開封すれば品質は劣化していき、ニオイや味、見た目が変わることがあるので、異常がある場合は使わないほうがいいですよ。
お酒の種類によって変わりますが、賞味期限の目安は未開封であれば9ヶ月〜1年といわれているので、参考にしてみてください。
加塩料理酒
一般的に料理酒と呼ばれているのが「加塩料理酒」。清酒に食塩や添加物などを加えているため、料理にしっかりと味が変化します。しかも飲用には向かないので、酒税がかからず、安く購入できるのもうれしいですね。
賞味期限は未開封であれば9ヶ月〜1年と言われていますが、基本的にはパッケージに記載されいてるので、それを目安にしましょう。開封した場合は、冷蔵室で2ヶ月ほど保存がききますよ。
料理酒の賞味期限を長持ちさせるには?
料理酒の賞味期限を長くするには、しっかりフタを閉めて保存することが大切です。空気に触れると劣化するので、しめ忘れないように注意してくださいね。
また、温度が一定に保てる涼しい場所で保存するのもポイント。高温や日光が当たると変色することもあるので、冷暗所に置いておきましょう。開封後は冷蔵室や野菜室で保存してくださいね。
賞味期限切れの料理酒は使用してもいい?
賞味期限はあくまで品質が十分に保たれている期限のことで、おいしく使えると保証された期間のことを指します。
多少過ぎてもすぐに腐るということはありません。とくに清酒は品質が劣化するだけで腐ることはないといわれています。
とはいえ、開封してからかなり時間が経っていると腹痛などを引き起こす可能性も。賞味期限が定められている場合はそれを目安に、定められていない場合はニオイや見た目などに異常がないか確認して使用するのが良さそうですね。
料理酒は開封したら賞味期限に関わらず早めに使おう!
料理酒は開封すると徐々に劣化していくので、なるべく早めに使い切ったほうがいいですよ。料理酒として使うこともある清酒には、賞味期限が記載されていないものも。そんなときは、見た目やニオイなど異常がないかチェックしてから使ってくださいね。