レシピで目にする「砂糖小さじ1」の記載。計量を間違えて味が上手く仕上がらなかったことはありませんか?
甘みをプラスする調味料なだけに、分量のズレが料理やお菓子の仕上がりを左右しますね。
そこで今回は、砂糖小さじ1の正しいはかり方や重さ、カロリーなどを詳しく説明します。
砂糖小さじ1をきちんとはかれてる?
砂糖小さじ1杯は、小さじで「すりきり」にして入れる必要があります。小さじを正しく使えていないと、せっかく計量したつもりでも分量がズレるので注意しましょう。
すりきりのやり方は簡単です。
まず砂糖を山盛りになるようにすくい、次にヘラやスプーン柄などをつかって小さじのふちに沿って山を平らにならします。余分な砂糖を落として平らになれば、すりきり1杯です。このはかり方は大さじでも同じです。
砂糖小さじ1の重さは何グラム?
小さじ1杯の容量は5ミリリットル(ml)で、砂糖を小さじですりきり1杯計ったときの重さは約3グラム(g)。
そもそも小さじは体積をはかるための道具で、重さをはかれるわけではありません。小さじ1の体積が同じでも、モノの密度が違えば重さも変わります。砂糖にはいくつか種類があり、それぞれ小さじ1杯あたりの重さに若干の違いが出ます。
・グラニュー糖:4グラム
・三温糖:3グラム
・黒砂糖:3グラム
サラサラとしたグラニュー糖は粒が小さいので、小さじ内に隙間なくはいることから、小さじ1杯あたりの量が多くなるようです。量が増えるほど、それぞれの誤差も大きくなるので、数値にズレがでてきます。
砂糖小さじ1のカロリーはどれくらい?
砂糖を入れると気になるのがカロリーですよね。甘みを出すには砂糖が必要ですが、入れすぎるとカロリーが多くなりすぎるのではと不安ですよね。
砂糖の種類によって小さじ1杯あたりのカロリーも違うので、以下に砂糖の種類ごとにまとめました。
・グラニュー糖:約15 kcal
・三温糖:約12 kcal
・黒砂糖:約11 kcal
砂糖はほとんどが炭水化物なのでカロリーも高めです。なかでも純度の高いグラニュー糖は炭水化物100パーセントなので一番カロリーが高くなっていますよ。
砂糖小さじ1を代用品で量る方法は?
計量スプーンやキッチンスケールが手元にない場合でも、別のものを使って砂糖を量ることができます。まだ料理を始めてまもないなら、一か八かの目分量で入れるより、以下の方法を試してみてください。
ティースプーンで代替
コーヒーや紅茶を飲むときに使うティースプーンは、小さじとだいたい同じ大きさになるので、ティースプーン3杯で小さじ1杯と同じ量になります。
手ばかりではかる
手ばかりではかる方法もあります。親指と人差指、中指の3本でひとつまみ分砂糖を取れば、だいたい1グラムほどになります。これを3〜4回ほど繰り返せばだいたい小さじと同じくらいになります。
小さじやキッチンスケールほど正確にはかれるわけではないので、あくまでも目安にしてくださいね。
砂糖小さじ1を使いこなして料理上手になろう
砂糖小さじ1杯はわずかな量に感じるかもしれませんが、分量をはかり間違えるとせっかくの味が上手に仕上がりません。まずは分量を正しくはかれるようになりましょう。
砂糖小さじ1を使いこなせるようになって、料理やお菓子づくりを失敗なく楽しんでくださいね。