発酵食品であるチーズは、傷みにくいと考えられがち。もともと臭いが強いので、腐敗具合の判断も難しい食材です。
そこで今回は、チーズの賞味期限の目安を種類別にご紹介します。賞味期限が切れるとどうなるのか?なども合わせて解説するので、参考にしてみてくださいね。
もくじ
チーズの賞味期限は種類によって異なる
チーズは大まかに分けて、プロセスチーズとナチュラルチーズの2種類があり、それぞれで賞味期限が異なります。
ナチュラルチーズ
乳に乳酸菌や酵素を加えて、発酵熟成させたもの。カマンベールチーズやブルーチーズ、カッテージチーズ、ピザ用シュレッドチーズなど沢山の種類があります。
ナチュラルチーズの賞味期限は、種類によって様々です。冷蔵での賞味期限は、下記の目安を参考にしてみてください。
・カッテージチーズ…3ヶ月ほど
・ピザ用シュレッドチーズ…3〜4ヶ月ほど
・ブルーチーズ…1〜7ヶ月ほど
プロセスチーズ
複数のナチュラルチーズを混ぜて加熱処理したものです。スモークチーズや6Pチーズ、スライスチーズ、粉チーズなどがこれにあたります。
冷蔵での賞味期限は、下記の目安を参考にしてみてください。
・スモークチーズや6Pチーズ…9ヶ月ほど
粉チーズは温度差や湿気に弱いので、冷蔵庫に入れず冷暗所で保存するのがおすすめ。水分が少ないので、冷暗所で6ヶ月〜1年ほど日持ちしますよ。
また、上記の目安は、開封前のものです。一度開封したら、ナチュラルチーズは冷蔵で1週間程度、プロセスチーズは2週間程度で食べ切るようにしましょう。
チーズは賞味期限が切れても食べられる?
チーズは発酵食品なので、賞味期限が切れても腐らないのでは?と思う人もいるかもしれませんね。
しかし、チーズも他の加工食品と同様、賞味期限が過ぎたものを食べることはおすすめできません。
食中毒を起こす可能性のある菌が繁殖する場合もあるので、できるだけ賞味期限以内に食べ切るようにしましょう。
チーズの賞味期限が切れて腐ったらどうなる?
下記のような状態になっていたら、チーズの賞味期限が切れて悪くなっている合図です。食べるのは控えるようにしましょう。
・アンモニアっぽい臭いがする
・カビが生えている
・茶色や黒色に変色している
・乾燥している
・水分が出てベタベタしている …など
チーズの賞味期限を長くするコツは?
チーズをできるだけ長くおいしく食べるには、「乾燥」「水気」「臭い移り」に気をつけるのがポイントです。
開封したら、空気に触れないようにラップにきっちりと包み、さらに保存用袋に入れて冷蔵しましょう。
水分の多いカッテージチーズなどは、密封できるタッパーなどに入れて保存してください。
チーズの賞味期限を長くするには冷凍保存も!
チーズを長持ちさせたい場合、冷凍保存をするのもおすすめです。
冷凍することで、開封後であってもほとんどのチーズが1ヶ月ほど日持ちするようになりますよ。
チーズの冷凍に関しては、下記の記事も参考にしてみてくださいね。
チーズを正しく保存して賞味期限を長くしよう
チーズは発酵食品ですが、他の食品と同じく賞味期限が切れると風味が落ち、傷んでしまいます。
賞味期限を長くするために、それぞれの種類に合った適切な保存方法を実践してみてくださいね。