お菓子のレシピでよく目にする「ベーキングパウダー」。少量ながら、ケーキやパン、ドーナツなどをふっくら仕上げるのには欠かせません。
しかし、「ベーキングパウダー小さじ1」と記載があると、どれくらいの量を入れたらいいのか困ってしまいますね。グラムがわかればキッチンスケールでもはかれるのに...。
そこで今回はベーキングパウダー小さじ1の量や重さ、カロリーなどについて詳しく説明しますよ。
ベーキングパウダーの小さじ・大さじをきちんとはかれる?
レシピに「ベーキングパウダー小さじ〇杯」と記載があれば、計量スプーンの小さじを使ってはかるという意味です。しかし小さじを正しく使えていないと、せっかく計量したつもりでも分量がズレてしまいます。
小さじでベーキングパウダーを正しくはかるには、ベーキングパウダーを山盛りになるようにすくい、次にヘラやスプーン柄などで計量スプーンのふちに沿って山を平らにならしてください。余分なベーキングパウダーを落として、フチの部分が平らになった「すりきり」の状態になれば、小さじ1とカウントします。このはかり方は大さじでも同じです。
小さじや大さじを使っていても山盛りにすくって入れると分量が大きく違ってしまうので、必ずすりきりにすることを忘れないでください。
ベーキングパウダー小さじ1・大さじ1の重さは何グラム?
小さじ1や大さじ1は、スプーンのフチまで平にしたときの容量をはかっています。小さじ1は5ミリリットル、大さじ1はその3倍の15ミリリットルになります。
小さじや大さじで正しく計量できるかどうかが不安であれば、それぞれ1杯あたりの重さを知っておけばキッチンスケールで正確に計量できますよね。
ベーキングパウダー小さじ1杯分の重さは約4グラムで、大さじは約12グラムです。
あとは、ベーキングパウダー小さじ2杯なら4 × 2=8グラム、3杯なら4 × 3=12グラムと簡単に計算できます。この重さをキッチンスケールではかればより正確な分量をとれますね。
ベーキングパウダー小さじ1・大さじ1のカロリーはどれくらい?
ベーキングパウダーはスポンジ生地などをふくらませるのに役立つ膨張剤ですが、どれくらいのカロリーがあるのでしょうか?
ベーキングパウダーのカロリーは100グラムあたり127kcalで、小さじ1杯で約4kcal、大さじ1杯は約15kcalになります。
見た目は小麦粉のようですが、小麦粉のカロリーは大さじ1杯あたり約33kcalなのでベーキングパウダーの倍以上あるんですね。ベーキングパウダーは使う量も少ないので、カロリーについてはそこまで気にする必要はなさそうですね。
料理にベーキングパウダーはどれくらい入っている?上手な使い方は?
ベーキングパウダーを使うときは、どれくらいの量を入れるのが一般的なのでしょうか。調理のときの目安になるので参考までに覚えておくと便利ですよ。
ホットケーキ
小麦粉200グラムに対して、ベーキングパウダー10グラム。
クッキー
小麦粉200グラムに対して、ベーキングパウダー5グラム
ベーキングパウダーは量が少なすぎると膨らみが弱くなりますし、反対に多すぎると膨らみすぎて失敗の原因になります。適切な量を入れられるようにきちんと計量しましょう。
ベーキングパウダー小さじ1・小さじ1を代用品で量るには?
小さじやキッチンスケールが手元にないときは、身の回りにあるもので小さじや大さじの目安にできます。
ティースプーン
ティースプーンは小さじに近い容量をはかれます。ティースプーンすりきり1杯で小さじとほぼ同じになります。
カレー用スプーン
カレーを食べるときのスプーンは大さじとほぼ同じ体積になります。そのため、大さじ1であればカレースプーンですりきり1杯分を入れましょう。
ベーキングパウダーの小さじ・大さじを正しくはかろう!
お菓子を上手に仕上げるにはベーキングパウダーを正しい分量で入れる必要があります。小さじや大さじの正しい使い方や、それぞれの重さを踏まえてキッチンスケールを利用すれば、もう正しく計量できますね。
レシピにベーキングパウダーが出てきても悩まずに対処できるはずです。ベーキングパウダーを小さじや大さじで正しくはかっておいしいお菓子を作ってくださいね。