「食器用洗剤で野菜を洗える」と聞くと驚く人は多いかもしれません。実際は、野菜を洗える食器用洗剤はたくさんあります。

最近では、野菜についた汚れや農薬などをキレイにするために野菜などの食材専用洗剤を使っている人もいます。自然由来の安全安心の成分なので、洗剤残りを気にせずしっかりと洗えるんですよ。

今回は野菜を洗う洗剤についてどんな種類があるのか、おすすめ商品と合わせて紹介します。

野菜を食器用洗剤で洗えるって本当?

中性洗剤 食器用 台所用

野菜を食器用洗剤で洗えるのは本当です。食器用洗剤の裏の記載を見てみると用途の説明に「野菜・果物・食器・調理用具用」などと記載があります。

これは洗剤が作られるようになった頃、野菜を洗剤で洗っていたことに由来します。昔の野菜は今よりも泥汚れや虫、農薬などがついていたため、食べる前にしっかりと洗う必要がありました。そのために食器や調理器具だけではなく、野菜を洗って食べても安全な洗剤が作られるようになったのです。

古くからある食器用洗剤は今でも野菜を洗うことができる成分が使われています。

野菜を洗える洗剤にはどんなものがある?

料理 野菜 まな板 包丁

野菜を洗える洗剤として一番身近なのは、食器用中性洗剤です。裏面の用途欄に「野菜・果物」の記載があれば問題なく使えます。

ただ、食器用洗剤で洗った場合には洗剤が口に入らないようにしっかりとすすぐ必要があります。使い方も、野菜や果物を洗うときは5分以上はつけておかないようにする、あるいは洗剤で洗ったあとは30秒以上流水でしっかりすすぐことと注意書きがあります。

野菜や果物の農薬が気になるけど食器用洗剤では洗い残しがあったらと不安を感じる人は、食材を洗うための専用洗剤を使ってみてはいかがでしょうか?自然由来の洗浄成分を配合しているので、食器用洗剤を使うよりも安心して洗えますよ。

野菜を洗う洗剤のおすすめ5選|安心安全に野菜を洗おう

野菜が洗える食器用洗剤とは違い、自然由来の成分で作られた野菜専用の洗剤を紹介します。万が一口に入ってしまっても害はないものをピックアップしたので安心して選んでくださいね。

1.『ホタテの力 野菜・くだもの洗い』

ホタテの貝殻を原料にした、野菜・果物専用の洗剤です。粉末状で水に溶かして使います。野菜についた農薬やワックスを除去するだけではなく、鮮度を保って長持ちさせる効果もあります。水に溶かして野菜などを浸せば汚れがみるみる浮いてきますよ。

2.『ほたて貝殻焼成パウダー』

ホタテの貝殻を粉砕後に焼いて作った天然の酸化カルシウムの洗剤です。水に溶けると強いアルカリ性を示し、除菌・消臭効果を発揮します。野菜についた農薬や汚れもしっかり落とします。ただ、アルカリ性がとても強いので直接触ると肌が荒れてしまうため使用するときは手袋をするなど注意してください。

3.『食品洗浄剤 クリーンコーラル』

シャコガイやサンゴを原材料にしてつくったアルカリ性をもつ粉末状の洗剤です。さまざまな有害物質を除去する性質をもっていることからリピーターも多い商品です。食材の鮮度も保ってくれるのもうれしいポイントです。

4.『安心やさい』

ホッキ貝を原料に作られた除菌洗浄剤です。水に溶かして野菜などの食材をつければ、農薬やワックス、雑菌などを落としてくれます。水に浸して10分経てば汚れが浮いてきますよ。1グラムでスーパーの買い物袋2つ分の食材を洗えるので経済的にもうれしいですよ。

5.『シェルデイ 野菜洗剤』

天然の貝殻を焼き、そのあとで電気分解を行うことでより純度の高いイオン化カルシウムを生成。これによって洗浄力が一段と高まります。水に浸す時間も3〜5分と短くてもしっかりと汚れを落としてくれますよ。

野菜についた農薬は安全な洗剤でキレイに落とす!

レジ袋 野菜

一昔前に比べれば野菜が汚れていることはなくなりました。しかし、野菜の鮮度を保ったり見た目を整えたりするために農薬やワックスなどは今も使われています。

口にしても問題ないとはいえよりきれいな状態で食べたいという人は、洗剤で野菜を洗ってみてもいいですね。手元の洗剤の用途に「野菜・果物」の記載があれば野菜洗いをチャレンジしてみては?食器用洗剤を使うのが不安であれば、野菜専用の洗剤を試してみてくださいね。