油大さじ1杯分の重さって、どれくらいなのでしょうか?大さじ1杯あたりのカロリーも気になるところ。
サラダ油やオリーブオイル、ごま油、パーム油など、油にもいろいろな種類がありますが、種類によって大さじ1杯あたりの重さやカロリーが違うのかも疑問ですよね。
今回は油の大さじ1杯あたりの重さやカロリーについて詳しく説明します。
もくじ
油大さじ1・小さじ1の「重さ」と「容量」は違う!
大さじは15ml(ミリリットル)の容量が入る大きさで、小さじはその3分の1の5ml(ミリリットル)です。ミリリットルは体積(容量)の単位なので、油の大さじ1杯あたりの『重さ』(グラム)とは異なります。
水は15ml=15gですが、調味料によって1mlあたりのグラム数は違うんですよ。これをきちんと知るにはキッチンスケールなどではかる必要があります。
では、油大さじ1・小さじ1を重さに換算するとどれくらいになるのでしょうか?
油大さじ1・小さじ1の重さ(グラム数)
油の大さじ1は約12グラムで、小さじ1だと約4グラムです。
水であれば15ミリリットル=15グラムなので、「油は水に浮く」といわれるように、油は水より軽いのがわかりますね。
油にはサラダ油やオリーブオイル、ごま油などのたくさんの種類がありますが、どれもすべて大さじ1・小さじ1あたりの重さは同じです。油であれば大さじ1=12グラムと覚えておきましょう。
油の大さじ・小さじをきちんとはかれる?
大さじや小さじは、調味料などを計量するための道具ですが、正しく使えていないと意味がありません。まずは正しい大さじ・小さじの使い方を学びましょう。
油のような液体を計量スプーンではかるときは、スプーンのふちのギリギリまで入れます。油が表面張力でやや盛り上がって、こぼれるかこぼれないかくらいまで入れて「大さじ1」とカウントします。このはかり方は大さじと小さじどちらも同じです。
ちなみに、大さじ2分の1と記載がある場合は、底から1/2の高さではなく2/3の高さまで入れてください。そのくらいがちょうど大さじ2分の1の分量になりますよ。
油を重さから大さじに換算すると?
レシピを見ると、油の分量が大さじや小さじではなく、グラム表記されていることもあります。キッチンスケールがあれば重さをはかれば簡単ですが、手元にないときもありますね。
そんなときは大さじ1杯あたりの重さをベースに、何杯入れればどれくらいの重さになるのかを把握しておくとだいたいの目安がつきます。キッチンスケールに比べれば精度は落ちますが、目分量でやるよりも正確ですよ。
・油20グラム:大さじ1と小さじ2
・油30グラム:大さじ2と1/2
・油40グラム:大さじ3と小さじ1
・油50グラム:大さじ4と少し
サラダ油やオリーブオイル、ごま油のどれでも同じなので、レシピに出てきたときはこちらの目安を参考にしてくださいね。
油大さじ1・小さじ1のカロリーはどれくらい?
油の大さじ・小さじ1杯あたりのカロリーも気になりますよね。
油は100gあたりで921キロカロリー、大さじ1杯あたりにすると約110キロカロリーです。小さじ1杯では約37キロカロリーとなります。
油にもいろいろな種類がありますが、カロリーはどれも同じです。種類は何であれば油の栄養素はほぼ脂質で占められているので、同じカロリーになります。
ちなみに、お茶碗1杯分(140グラム)のご飯は約235キロカロリーなので、油大さじ2杯でほぼ同じカロリーになります。揚げ物のカロリーが高くなる理由がよくわかりますね。
油の大さじ1・小さじ1を代用品ではかるには?
計量スプーンが手元にないと目安とするものがなくて心配になるかもしれません。でも、身近にあるもので代用できるんですよ。
カレースプーン
カレースプーンは大さじと同じ大きさなので、こぼれないようにサラダ油を注げば、およそ15ミリリットル入ります。
ティースプーン
小さじ1にあたる5ミリリットルを量るのならティースプーンでOK。ティースプーンで3杯でも大さじ1の目安にできますよ。
油の大さじ・小さじの量を覚えると便利!
油にはさまざまな種類がありますが、どれも基本的な数値は同じ。重さもカロリーも、種類が違っても変わりません。
なので、油の大さじ・小さじあたりの量やカロリーを把握しておけば、レシピでどの油が使われていても慌てずに正しく分量をはかれますね。
油を使いこなすのはお料理上手への第一歩。ぜひ覚えたことを普段の料理に生かしてください。