キャベツを使う料理のレシピには、「キャベツの芯を取り除く」と表記されていることがあり、そのあとで芯をどう使うかの明記がないこともありますよね。
キャベツの芯はそもそも捨てるのか、使っていいのか、わかりにくいですよね。
そこで今回は、キャベツの芯の取り方や切り方と合わせて、芯に含まれる栄養についても説明します。
キャベツの芯はキャベツの「茎」
「キャベツの芯」と呼ばれている部分は、実は「キャベツの茎」です。キャベツの葉の水分や栄養成分は、成長するため、どんどんこの「茎(芯)」に送られます。
そのため、キャベツの中で「茎(芯)」は栄養価が高い部分。キャベツの「茎(芯)」には、ビタミンCやカリウムやカルシウムが多く含まれます。
キャベツの芯は食べられる?食べ方は?
キャベツを料理に使う場合、レシピには「芯をくりぬいて」や「芯を切り落として」と書いてあることが多いですよね。この「キャベツの芯」は食べられないわけではなく、固いため、いったん取り除いておくことがほとんどです。
葉から送られた栄養がたっぷりのキャベツの芯を捨てるのは、もったいないこと。葉より食べ応えがあって甘みがあるので、捨てずに食べやすく切って使いましょう。
甘味成分があるので、煮込んでカレーにしたり、野菜炒めの具材として使ったり、様々なレシピに活用できます。
キャベツの芯の取り方は?
まるごとの状態で芯を取る方法を紹介します。
キャベツを縦半分に切るとわかりますが、鋭い山のような形の芯を取るため、細めの包丁を斜めに入れるのがポイントです。
① 芯が上になるよう置き、 斜めに包丁を入れる
② 円を描くよう1周切り進める
③ 抜き取る
完成
キャベツの芯の使い方
くり抜いたキャベツの芯は、薄く切って塩もみしたり、炒め物やお味噌汁に入れたりして十分においしい具になりますよ。
火を通す際の注意が1点。芯は煮すぎると臭みが出るので、甘みと食感を楽しめる程度に火を通しましょう。
芯を取り除いたキャベツの保存方法は?
キャベツは中心から水分が抜けて傷むため、乾燥を防いて保存することが大切です。
くり抜いた芯部分に水で濡らしたキッチンペーパーを入れておくことで、みずみずしさをキープできます。
その後、軽く濡らした新聞紙で包みポリ袋に入れます。
ポリ袋の口を軽く結び、冷蔵庫に入れて保存しましょう。このとき、芯があったほうを下にしてキャベツが生えていた状態で置くことで、長持ちします。
キャベツの芯もおいしく食べられる!
味がよく、栄養価も高いことがわかれば、捨てずに使いたいですよね。薄く切ることを覚えて、ぜひ料理に取り入れてくださいね。