ぶどうは日持ちしない果物ですが、冷凍保存をすれば長持ちします。しかし適したやり方でなければ、おいしく保存できないことも。
そこで今回は、ぶどうの冷凍保存のやり方についてご紹介します。鮮度を落とさないよう正しく保存しましょう。
ぶどうは冷凍できる?保存期間は?
ぶどうは本来、あまり日持ちしない果物。収穫後はすぐに食べてしまうのがベストですが、どうしても食べられないこともありますよね。
そんなときは冷凍保存が◎。日持ちのしないぶどうを約1ヶ月保存しておけますよ。
常温であれば2〜3日ほどしか保存がきかないので、数日で食べるのがむずかしい場合は、冷凍保存を利用するとおいしく食べ切れますね。
ぶどうの冷凍保存の手順は?
ぶどうには、ピオーネのような大粒のものとデラウェアなどの小粒のものがあります。それぞれ手順が異なるので、別々にご紹介しますね。
① 大粒ぶどうの冷凍保存の手順
大粒のぶどうを冷凍保存するときは、房から1粒ずつはずして保存します。
このとき、枝を2〜3mmほど残してはずすのがポイント。ぶどうに穴があかないので、果汁が漏れず、傷みにくくなるからです。キッチンバサミなどを使って切るといいですよ。
房からはずしたぶどうは、ていねいに水洗いし、ペーパータオルなどでしっかりと水気を拭き取ったら、ジッパー付き保存袋や密閉容器に入れて冷凍しましょう。
解凍時は、食べる10分前に冷凍室から出しておきましょう。半解凍状態になり、シャーベットのように食べられますよ。
② 小粒ぶどうの冷凍保存の手順
小粒のぶどうは、房のまま冷凍保存します。
中心の軸に流水をあて、ぶどう全体を水洗いしましょう。実に直接流水をあてると房からはずれてしまうおそれがあるので注意しましょう。
ペーパータオルなどを使って、ていねいに水気を拭き取り、1房ごとラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍しましょう。
小粒のぶどうは、皮ごと凍ったまま食べられます。
皮をむきたいときは、指先で5秒くらいつまんでみてください。指の温度で表面が解け、簡単に皮がむけますよ。
ぶどうを冷凍保存するときの注意点は?
ぶどうは冷凍保存できますが、マスカットは冷凍NG。冷凍すると、マスカット特有のハリや香りがなくなってしまうからです。
マスカットの場合は、冷蔵室で保存して、1週間以内に食べきってしまいましょう。
ぶどうの冷凍保存を利用して料理を楽しもう
数日で食べきれないぶどうは、冷凍保存を利用しましょう。長持ちするのはもちろん、そのまま食べるのとはひと味違ったおいしさを味わえるメリットもありますよ。
冷凍保存を利用して、ぶどうをおいしく食べてくださいね。