トイレを掃除するのは面倒くさい...。

お風呂掃除に使うカビキラーならかけるだけで汚れが落ちるのだから、トイレの黄ばみもカビキラーで落とせないかな?と、考えたことがある人もいると思います。

では、トイレの黄ばみ落としにカビキラーを使ってもいいのでしょうか?

今回は、カビキラーでトイレの黄ばみを落とせるのか、どう使えばいいのかを説明します。

トイレの黄ばみはカビキラーで掃除できる?

トイレの黄ばみ汚れ

トイレにできる黄ばみは、尿の飛沫が乾燥して水分以外の成分が凝り固まってできた汚れです。「尿石」と呼ばれ、石のように固くなるのが特徴です。

尿石はアルカリ性の性質をもつ汚れで、本来は『サンポール』などの酸性洗剤で溶かして落とします。

ただ、それほど頑固な黄ばみでなければ、『カビキラー』などの塩素系漂白剤で落とすこともできます。塩素系漂白剤には漂白と除菌効果があり、黄ばみも漂白・洗浄してくれます。軽い黄ばみ汚れであればカビキラーをかけておくだけで真っ白になり、除菌もできるんですよ。

カビキラーはトイレの黒ずみにも力を発揮するので、1本あればトイレの黄ばみと黒ずみを一緒にキレイになりますよ。

トイレの黄ばみをカビキラーで落とす方法は?

トイレの黒ずみ掃除に使う道具

トイレの黄ばみには、カビキラーを吹き付けて5分ほど放置するだけでOKです。あとは水で洗い流すか、水拭きして洗剤が残らないようにすればすっかりキレイになりますよ。

汚れがひどい場合には、放置する時間を眺めにして30分程度おいてみてください。

または、カビキラーをかけたあとトイレットペーパーなどで覆えば塩素系漂白剤が黄ばみに浸透しやすくなり、洗浄効果が高まります。

トイレの黄ばみをカビキラー以外(酸性洗剤)で落とす方法は?

便器にサンポールをかける

トイレの黄ばみにカビキラーをかけても落ちないケースもあります。これは長い時間をかけて蓄積した黄ばみが、頑固な尿石になったと考えられます。

カビキラーでは落ちない黄ばみには、『サンポール』などの酸性洗剤か、自然由来のクエン酸を溶かしたクエン酸水で溶かし落とす必要があります。ただし、酸性洗剤やクエン酸と、カビキラーなどの塩素系漂白剤が混ざると人体に有害なガスが発生するので、一緒に使うのは絶対にやめてください。

カビキラーを使ったあとは成分が残らないようにしっかりと洗い流し、日を改めて酸性洗剤やクエン酸で掃除しましょう。掃除するときは、黄ばみをトイレットペーパーで覆い、そこに酸性洗剤かクエン酸を溶かした水をかけて数分放置してからブラシなどで擦り落としてください。

トイレの黄ばみをカビキラーで落とす注意点は?

カビキラー 注意

トイレの黄ばみ落としにカビキラーを使うときは、次の注意点を守ってください。

換気する

トイレは狭い空間なのでカビキラーなどの塩素系漂白剤を使うと、臭いが充満します。換気せずに使うと、カビキラー特有のにおいを吸い込んで気分が悪くなることもあります。換気扇を回して、ドアも締め切らずに使ってください。

マスクやゴム手袋をつける

トイレ掃除中は汚れに近い場所で作業をするので、カビキラーの泡が皮膚や顔についてしまう恐れがあります。万が一を避けるために、マスクやゴム手袋をつけて作業することをおすすめします。

酸性洗剤と併用しない

繰り返しになりますが、カビキラーを使ったとすぐに酸性洗剤やクエン酸を使用しないでください。酸性洗剤には「まぜるな危険」と書かれているので必ず記載された注意事項を読んでから使いましょう。

トイレの黄ばみはカビキラーで簡単お掃除

トイレにできた軽い黄ばみ汚れであれば、黒ずみと一緒にカビキラーで掃除することができます。汚れが気になったらカビキラーをシュッシュとかけるといつでも清潔に保てますね。

カビキラーなら手軽に掃除できますが、落としきれない黄ばみもあります。カビキラーで落ちない黄ばみはかなり頑固な尿石なので、酸性洗剤などを使って落としてくださいね。

汚れに合わせて上手に洗剤を使い分けて、トイレをいつでも気持ちのいい空間にしてあげましょう。