突然トイレが詰まってしまった…。
そんなとき「このまま放置してても直るのかな？」と疑問に思うかもしれませんね。
そこで今回は、トイレを放置したら直るのか、どんな影響があるのかなどをくわしく説明します。
放置していたら直るトイレの詰まりもあるの？
トイレが詰まったときに放置して直るならそれに越したことはありませんよね。
実際、トイレが詰まったときに放置して直るかどうかは、その原因によります。直るケースと直らないケースは次のようにわかれるので、まずはどちらに当てはまるか確認しましょう。
放置して直るケース
トイレットペーパーや便、トイレに流せる商品など、水に溶けるものが詰まりの原因なら自然に直る可能性があります。
溶けるまでにかかる時間の目安は、トイレットペーパーや便は2〜3時間です。トイレに流せるトイレのお掃除シートなどはトイレットペーパーに比べると水に溶けにくいので、半日くらいかかると思いましょう。
放置して直らないケース
ティッシュペーパーや赤ちゃんのおしりふき、嘔吐物など水に溶けないものを流した可能性があれば要注意です。
これらは水に溶けないので、放置しても詰まりは直りません。この場合はラバーカップ（スッポン）を使って物理的に固形物を引っ張り出すようにしましょう。
トイレ詰まりを放置したときのデメリットは？
水に溶けるものがつまっているのであれば、放置してもさらにひどくなるということは稀です。
しかし、水に溶けない固形物が原因でトイレが詰まった場合は、放置しない方がいいですよ。放置すると次のようなトラブルを引き起こすことがあります。
固形物が奥に入ってしまう
初めはトイレの排水管の手前の方にあったものが、時間がたつにつれて排水管の奥の方に移動してしまうことがあります。
そうすると、便器の排水口からでは処置ができなくなり、業者に頼んで便器を取り外さないといけなくなることも。特殊な機械を使う必要があるので、修理代金も数万円と高額になってしまいます。
マンションの他の部屋への被害
マンショやアパートの集合住宅であれば、同じトイレの配管を使っていることがあるので、自分の部屋での詰まりが下の階にも影響を及ぼすことがあります。
水に溶けないものが詰まった場合は、ラバーカップを試してみても治らなければ早めに業者に頼むようにしましょう。
マンション全体に被害が出れば単純なトイレ詰まりではなくなるので、事態が悪化する前に早く対処することをおすすめします。
トイレの詰まりを放置して困ったときに依頼する業者の相場感は？
いざ業者に頼むとなって心配になるのが修理費用ですよね。
もちろん業者によっても料金は違いますが、軽作業で解消できた場合と便器を取り外すなど大がかりな作業で解消できた場合とで料金が変わってきます。
真空ポンプクリーナーやワイヤー式のパイプクリーナーを使った軽作業で解決できた場合は、8000〜1万2000円ほど。
便器を取り外して排水口から高圧洗浄機などを使用して詰まりを除去した場合は、2万円くらいかかってしまいます。
トイレの詰まりを放置して水の流れが悪くなったときの対処法は？
トイレのつまりを放置して直しても再び起こるときは、排水管がつまりやすくなっているかもしれません。
長年使っていると、尿に含まれる成分が溶けてできる尿石が排水管にくっついてせまくなります。その結果トイレットペーパーが詰まりやすくなっているんです。
便器の水が流れにくいなと思ったら、 尿石を落とすのに効果的な『サンポール』などのトイレ用酸性洗剤を使ってみましょう。
便器の排水口にサンポールを2回押し程度原液でかけて数時間放置するだけと簡単です。再発しないようにするためにもトイレは定期的に掃除しておきましょう。
トイレの詰まりを放置するときは気をつけて
トイレが詰まったときは放置しても直ることはありますが、原因によります。
直らないのにそのまま放置していると、さらなるトラブルを引き起こすことがあるので、できるだけ放置はしないで早めに対処するようにしましょう。
詰まりの原因を知っておけば、いざトイレが詰まっても冷静に対応できますよ。
