念入りに掃除してもすぐに積もってくるホコリ。とってもとっても出てきてキリがないですよね。そもそもこのゴミは何なのか、一体どこからでてくるのか気になる人も多いと思います。

ここではホコリに悩むママのため、ホコリの正体と効率よく取りきる方法をくわしくご紹介します。

埃(ホコリ)とは?どこからくるの?

フローリング ホコリ

埃とは、糸くずや砂ボコリ、フケ、髪の毛、ダニのフンなどの細かい汚れが混ざりあって固まったものです。

かなり軽く、ほとんどが風で舞い上がったまま空気中を漂っているため、ゆっくりと床に落ちて積もることで初めて目に見える汚れです。

埃はダニやカビの大好物なので、放っておくと汚れがどんどんほかの汚れも呼び込んでしまいます。アレルギーの原因になるので、家族の健康を守るためにもできるだけ取り除くようにしましょう。

埃(ホコリ)を掃除するときのポイントは?

ホコリ 掃除

実はお部屋で発生する埃を完全になくす方法はありません。というのも、窓を開けたり、外出から返ってきたときにコートを脱いだりするだけで細かな汚れは落ちてしまうからです。

お部屋にある布製品を減らせばある程度の効果はありますが、生活する以上はどうしても避けられません。

そこで、時間をかけずに効率良くホコリを回収する方法を知っておくのがとても重要。まずはホコリの性質を知り、一回で効率的に取る知識を蓄えましょう。

【埃(ホコリ)の性質①】どこに溜まる?

リビングの棚

ホコリはお部屋の空気中に混ざっているので、雪が降るのと同じように「水平」な面全てに「まんべんなく」降り積もります

床などの低い位置にあるものと考えがちですが、高い位置でもホコリだらけになっている場所は多いのでていねいに確認しましょう。

目線より高い位置

「天井や壁」「届かない棚の上」「照明の傘」など、目線より高い位置にもホコリは舞い上がって積もっています。ふだん目にすることが少ないだけに、めったに掃除されない場所なので要注意。

手の届く高さ

「テーブルや椅子」「テレビなどの家電」「ソファ」など目線〜腰くらいの手の届く高さにももちろんホコリはあります。とくに家電は静電気を帯びているのですぐにホコリを引き寄せやすいんですよ。

腰より低い位置

ホコリが集まって目立ちやすいのが「床」などの低い位置。とくに「部屋の隅」「テレビの裏」「棚の隙間」などに吹きだまります。

【埃(ホコリ)の性質②】どうやって積もる?

ホコリ

ホコリは軽いので一度舞い上がると、時間をかけて床へ床へと落ちていきます。その時間はおおよそ5〜10時間ほど。

そのあいだに風の流れなどで揺れ動いたり、静電気で引きよせられたりします。

人が動くと風が起こってホコリが舞い上がるので、掃除のタイミングは「家族が起きる前(朝の時間)」「外から帰ってきてすぐ」など、部屋のホコリが舞い降りた頃を狙ってみるといいですよ。

埃(ホコリ)を効率よく取る方法はある?

クイックルワイパー

用意するもの
必須
『クイックルワイパー』などのペーパーモップ
『ウェーブ』などのハンディモップ
掃除機
あると便利
空気清浄機

高い場所から低い場所まで掃除するには掃除機だけでは足りません。ホコリを絡め取るためのモップがあると便利です。

ホコリ取りは「上から下に掃除する」「できるだけホコリを舞い上げない」のがコツ。次の方法で進めましょう。

空気清浄機をつける

もっていれば空気清浄機を稼働させる。なければ窓やドアを開けるか換気扇をまわす。

高い場所のホコリを取る

ハンディモップで目線よりも上の場所に積もったホコリを絡め取る。

手の届く場所のホコリを払う

高い場所と同じようにハンディモップでホコリを取る。下に落としてもOK。

ペーパーモップで床のホコリを取る

床に積もったホコリを舞い上げないように注意しながらモップで取りきる。

掃除機で仕上げる

カーペットやテレビの裏などの隙間に積もった埃を掃除機で吸い取る。

この方法ならお部屋の埃を一掃できます。部屋の隅々まで細かく掃除する必要はありませんが、週1〜月1くらいの頻度で念入り掃除をやっておくとキレイな状態が維持できますよ。

埃(ホコリ)を楽に取る方法は?くっつきにくくできる?

窓 換気 ガラス

埃を集めやすくしたり、くっつきにくくしたりする工夫はたくさんあります。いくつか実践してみてくださいね。

柔軟剤でホコリをつきにくくする

柔軟剤には静電気を防止する成分が含まれています。水1Lに柔軟剤を数滴ほど混ぜた液を使い、テレビや鏡などホコリがよくつくものを拭くとホコリがくっつきにくくなります。

こまめに換気する

空気中に漂うホコリは換気したり、空気清浄機を稼働させたり、換気扇をつけたりすることで減らせます。

お部屋に余分なすき間を作らない

すき間などの風の吹きだまりを作らないことも、ホコリをためにくい家づくりには大切。ソファの下は掃除しやすいように何も置かないなどと掃除の目線から模様替えするのもいいかもしれませんね。

埃(ホコリ)を取るコツを押さえて掃除をラクに

ここで紹介した方法を取り入れれば、一度の掃除でホコリを効率的に取り除けます。部屋全体がキレイになって掃除の回数も少なくすみますよ。

ただし、ホコリは生活している以上はどうしても出てしまうものです。神経質になりすぎずある程度は許容して、できる範囲で掃除を続けるのが大切ですよ。