お部屋を快適に保つために重宝するエアコンですが、掃除ってできていますか?

掃除がしにくい場所なので、どれくらいの頻度でキレイにしてあげたらいいか悩みますよね。

そこで今回は、エアコンをどれくらいの頻度で掃除したほうがいいのか、どうやって掃除すればいいのか簡単な方法をまとめて紹介します。

エアコンは掃除しないとダメなの?

エアコン 掃除

エアコンは部屋の空気中に漂うホコリなどのゴミを取り込み、内部に少しずつたまっていきます。この汚れは定期的に取り除かないと、次の2つトラブルを引き起こす可能性があります。

部屋の空気が悪くなる

内部が汚れた状態で運転すると部屋にホコリを放出し、空気が悪くなります。

さらにホコリ以外にもカビが潜んでいる可能性もあります。冷房を使うとエアコン内部は結露が起きてジメジメに。カビが原因でアレルギー症状を引き起こすこともあるので気をつけてください。

稼働効率が落ちる

ホコリやカビでいっぱいになったエアコンは、風通しが悪いので温度調整がうまくいかなくなり、効率が悪くなります。

これは、逆にいうとエアコンを掃除しておくだけで節電につながるということでもありますよ。

エアコンの掃除をする頻度は?

頻度 カレンダー

エアコンの掃除頻度は「内部までの念入り掃除」「表面だけのカンタン掃除」と2通りにわけて考えるのがおすすめです。

念入り掃除は年1回

エアコン内部の手が届かない場所の掃除は年に1回が目安です。

とくにエアコン内が汚れるのは「夏」なので、シーズンが過ぎて秋が来る前にキレイにしておくといいですよ。

カンタン掃除は月1回

内部までの念入りな掃除は年1回でも十分ですが、簡単な手入れをこまめにするのがキレイを続かせるコツ。

フィルター周りやエアコンの外装など、目に見える場所、手の届く場所の掃除は月に1回を目安にしましょう。

フィルターは部屋の汚れをろ過しているので一番汚れやすく、こまめな掃除が必要です。汚れがたまりきるとフィルターの機能が低下して、なかに汚れが入りやすくなるので掃除が欠かせません。

年1回の頻度!念入りなエアコン掃除のやり方は?

エアコン 掃除 そうじ フィルター

フィルターの奥まで念入りに掃除するのは年に1回。念入り掃除とはいえ、やり方はそれほどむずかしくありません。

フィルターの奥に吹きつけるスプレータイプの洗浄剤が販売されているので用意しましょう。それを吹きつけて、洗剤がなじむまで数分待ち、あとはフィルターを元に戻せば完了。

分解したり、養生でエアコン周りを保護したりしなくても、ふだんの掃除のついででできますよ。

月に1回の頻度!簡単なエアコン掃除のやり方は?

エアコン フィルター

用意するもの
必須
『ウェーブ』などのハンディモップ
掃除機
あると便利
雑巾
『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー

月に1回のカンタン掃除は「ホコリを取る」のが基本。外側についたホコリを取るためのハンディモップとフィルター掃除用の掃除機があれば十分です。

掃除方法

基本的には「取れる範囲のホコリを取る」だけでOK。

フィルターの外し方はメーカーによって異なるので事前に確認しておくとスムーズですよ。

電源を切る

急に動かないよう、できればコンセントまで外しておくと安心。

外側のホコリを取る

ハンディモップでエアコンの外側をなでる。天井や近くの壁もホコリがついているので取っておく。

フィルターを外す

正面のパネルを開き、フィルターを引き出す。

フィルターのホコリを取る

外したフィルターに掃除機のノズルをあて、ホコリなどを取り除く。

エアコン側のホコリを取る

フィルターの奥にも掃除機をあて、軽くホコリを取り除く。

フィルターを戻す

外したフィルターを元に戻して完了。

カビが気になる夏場は「アルコールスプレーを使って拭き掃除」もしておくと効果的。サッと拭くだけでカビの繁殖を予防できますよ。

覚えておきたい

エコなわざあり

エアコンのクリーニングを業者に頼む頻度は?

エアコンの掃除

スプレータイプの洗浄剤を使っても汚れが残っている気がするときは、分解洗浄が必要かもしれません。家庭でキレイにするのはかなり大変なのでプロに依頼するのがおすすめです。

業者によるクリーニングは、小さな子供やペットがいる場合は1〜2年に1回、それ以外は2〜3年に1回が目安です。

料金はかかりますが、入り組んだ場所にこびりついたカビまでしっかり取り除いてくれます。お部屋の空気がキレイになりますよ。

エアコンの掃除頻度は少なくできる?

エアコン リモコン

シーズン中はエアコンをこまめに掃除したほうが安心ですが、ふだんの使い方ひとつで汚れ予防できます。

やり方は「冷房運転のあとに1時間送風運転をする」だけ。エアコンにたまった湿気を送風で逃し、しっかり乾燥させることでカビの発生を防げます。

送風運転を組み合わせればカビができにくくなってイヤな臭いも出にくくなります。念入りに掃除する手間が省けますよ。

エアコン掃除の頻度はルールを決めて管理

エアコンを掃除する頻度は月に1回で大丈夫ですが、どうしても忘れて先延ばしにしがちです。

エアコン掃除を忘れずにするため、このタイミングで「月はじめの休日」などとルールを決めてしまいましょう。

月に1回のペースをきちんと守れると、エアコンはずっとキレイなまま。お部屋の空気も清潔な状態を保てますね。